【8月1日(日)】お墓参りのお知らせ【2021年】

東京オリンピックがついに開催されましたね。賛否はありますが、日本勢が活躍するのはやはり嬉しく、この状況下でもベストを尽くすアスリートを応援したいと思います。

檀信徒、ご縁の皆さまへ、お墓参りのお知らせです。

例年通り、【8月1日(日)】に実施いたします。

僧侶の読経供養をご希望の方は本堂正面にお声がけください。旗をお渡し致します。本年は庫裏の耐震補強工事を行っている為、例年とは違った場所で受付をいたします。

当日は一日中お参りいただけますが、朝6時~午後5時前後を目安に準備をしております。4名ほどの僧侶が待機し、皆様のご用意が整いましたらご供養を致します。

お仕事等でこの日にお参りができない方や首都圏など遠方にお住いの方は、お気軽にご相談ください。できる限り対応いたします。

今年はぜひ、作法にのっとってお墓参りをしてみましょう。

【お墓参りの作法】

1)まず、本堂正面でご本尊様にお参りをします。

2)お墓周りの草取りや、落ち葉などの掃除を行います。

3)墓石に水をかけ、たわしなどでこすり汚れを落とした後、布で拭きとります。

4)花やお供物を備えます。(食べ物のお供えはお持ち帰り下さい)

5)墓石にお清めの水をかけ、線香·ろうそくをたて手を合わせます。

手順に難しいことはありませんが、自分のルーツに思いを馳せご先祖様に「あなたのおかげで私が今ここにあります」と感謝の心で手を合わせることが大切です。身近なご親族のことを思い出し、語りあうことも良いですね。

参考 曹洞宗近畿管区教化センターhttps://www.soto-kinki.net/sp/butsuji/chishiki_ohakamairi.php

涼しいイメージのある白州ですがお墓参りの時期は本当に暑く、お参りの方も僧侶も汗だくになり「夏が来たなあ」と実感します。不思議なことに、あまり雨が降ることもなく、ご先祖様たちがこの日をお守りくださっているのかなとも感じます。

この日は自元寺がお線香の香りに包まれ、何とも言えず爽やかな気持ちになります。久しぶりに顔をあわせた皆様が楽しそうに語る姿もそこかしこで見られます。また、自元寺にとっても住職と皆様がお顔を合わせて話ができる、大切であたたかな時間です。

朝早くからお仕事前にお参りにいらっしゃる方、農家などで朝のひと仕事を終えてからいらっしゃる方、ご家族皆様でお参りにいらっしゃる方。

皆様お忙しい中に時間を作って来てくださることに頭が下がる思いです。皆様の尊い行いやご先祖様への思いを、私たちも同じように大切にしていきたいと考えております。皆様にお会いできることを楽しみにお待ちしております。

あつまれ!八ヶ岳の森整備「やつ森」【継続開催】

自元寺の裏手の森で開催するイベントをご紹介します。一緒に八ヶ岳の森を守ってみませんか?近隣の森数カ所で開催され、ここ「自元寺の森」でも継続開催予定です。

「やつ森 inみんなのテラコヤ ~月1回からの森林浴。見て・触って・手伝いながら、カラダで動いて学び合う。 倒木の森から生態系の回復を目指す森づくり活動 ~

イベントの詳細・持ち物はFBイベントページからご覧ください。

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::
参加申し込みもこちらから。
https://fb.me/e/1DXnf1U4N
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

7/19(火)
自元寺裏手の森にて

【タイムテーブル】
9時~11時 一部
11時~12時 ランチ(各自で弁当持参)&勉強会(座学)
12時~14時 二部
15時~12時 おやつ(各自で持参)&勉強会(座学)
15時~17時 三部

<一部・二部・三部で自由参加>
・生態系の回復を解説(明治神宮の森づくりの事例から、常緑広葉樹の森づくりを目指します。)
・作業の方向性と全体像の解説
①倒木処理と薪づくり
②森の土壌改良(通水生・通気性を高める穴掘り&溝掘り)
③森の中の路作り(森の土を踏み固めないように)
④木の植え替え・密植
・実際に作業を手伝って体験

<座学>
・森の倒木処理と薪を買わない集め方
・森の土中改善

感染症予防のため、八ヶ岳周辺在住の皆様を対象にしています。域外からご参加希望の方は必ず「参加条件」をFBイベントページでご確認下さい。

山暮らしに興味のある方、新しく山林を管理することになった方、こちらのイベントに参加していただくと、実際の山の手入れについても学べます。山が好きな人たちとも出会うことができるかもしれません。仲間がいると山のくらしはもっともっと楽しくなります。

薪ストーブをお使いで、薪が欲しい方もぜひご参加を。薪づくりから参加できる機会はなかなかありません。冬に「この薪は私が割ってつくったんだ。」と誇らしい気持ちになれるかもしれません。ただし、春~夏の時期は木が水分をたっぷり含んでいるので、できれば乾燥期間を長めにとって来年以降に使うと良いかもしれません。

余談ですが、林と森の違いを知っていますか?
農林水産省の定義によると、「森」は自然に茂ったもので、「林」は人工的に植えられたものだそうです。「自然に茂った」といわれていますが、ほったらかしで自然に美しい森になるわけではありません。

森を健康に保つには、人の手が適度に入ることが必要だといわれています。木を建築材料や燃料として多く使っていた時代は、人が森に入り手を入れていました。燃料として木を持ち帰ったり、建築材料として適度に伐採されていたので、「森の手入れ」を意識をする機会が少なかったのです。

現在では木が以前ほど使われなくなり、人の手も入らなくなったことで森が荒れてきているといわれています。林道を走っていると枯れた木が何本もそのままになっている森を見かけることもあるでしょう。

八ヶ岳周辺は植生の単一な森が多いので、例えば虫害などが起こると森全体が一気にダメージを負ってしまうのです。

「やつ森」ではたくさんの種類の木が生える「雑木林」を目指しているそうです。たくさんの種類の植物と、そこに住む生き物。「多様性」は森も強くします。人間たちはそのお手伝いで、倒木を片付けたり、水はけをよくするための溝を掘ったり、ふかふかな土で木が育つよう手を入れます。

学べて、体も動かせて、仲間づくりができて、薪のお土産までついてくる。
とてもお得で楽しいイベントです。八ヶ岳の自然を愛する皆様に、ぜひご参加いただきたく思います。

2021年【7月】東京方面お盆の棚経のお知らせ

今年のお盆も東京方面へ棚経に伺う予定です。東京方面の棚経は、住職の曾祖父・自元寺26世秀雄和尚から始まっており、80年近くの歴史があります。長い年月、自元寺とのご縁をいただき今年も東京方面の皆様のお宅にお伺いできることを嬉しく思います。

現時点でのおおまかな予定をお知らせします。

12日に上京、

13日は多摩方面から埼玉、都内西側を下るルート、

14日は都内で新宿から池袋、上野、浅草方面から千葉へ、

15日は品川~大田区、神奈川県というルートで車でお伺いいたします。

16日まで首都圏に滞在する予定です。

毎年お伺いしております檀家の皆様をはじめ、東京方面にお住まいで今までご縁がなかった方もどうぞお問い合わせください。時間の許す限りお伺いいたします。

しかしながら、東京では、7月11日までまん延防止等重点措置がとられます。8日までに措置が延長がされるか決まるそうですので、棚経についても皆様のご意向に添わせていただきます。調整致しますので、中止・延期される場合はお早めにご連絡いただけますと幸いです。

山梨にお住いの方はお盆を8月に行う方が多いと思いますが、お盆はもともと旧暦の7月に行われており、明治時代の改暦の際に1月づつ行事がずれたそうです。農業の盛んな地域では7月は農繁期なので8月のお盆のほうが都合がよかったという事情もあるようで、山梨で8月のお盆が定着したこともうなづけます。現在は東京をはじめ一部の地域のみで7月のお盆を行っているそうです。

さて、あとひと月で東京オリンピックが開催されます。何の気兼ねもなく応援できる状況ではなく、大会の開催自体に賛否両論ある大会となりました。

曹洞宗の開祖、道元禅師の教えに「自未得度先度侘(じみとくどせんどた)」があります。簡単に説明すると、他の人の幸せをまず願うことが大切という教えです。これは自分を犠牲にしよう、我慢しようという意味ではありません。毎日の暮らしの中での生き方、仕事の仕方、家庭の在り方に「他者への思いをはせる」こと。その結果おのずと自分勝手が抑えられ、調和のとれた生き方が目指せるのかもしれません。

オリンピックの予選などをテレビで見ますと、この東京大会に今までの人生のすべてをかけて挑むアスリートの姿は本当に尊く感じます。

その一方でオリンピック周辺の様々な出来事は、何が正解か、どうするのが良いのか皆それぞれ主張が違います。

自分の立場や考えをつらぬくことも大切ですが、続けるうちに主張すること自体が目的となり、かたくなになってしまう事もあります。相手の立場や幸福を、ほんの少しでも思いやりちょうどいい位置を探していきたいものですね。

参考URL

曹洞宗ネット

https://www.sotozen-net.or.jp/

曹洞宗 南香山 興雲寺 http://kouunji.jp/

【後編】自元寺のルーツを解き明かす! 古の時代より続く信仰の歴史

開創450年記念誌部会の活動が素晴らしい成果に繋がりそうです。

現在曹洞宗である自元寺は以前は山岳信仰寺院で、さらに山深い場所にあったと伝えられております。歴史に埋もれてしまったその地が、記念誌部会の現地調査にて明らかとなったことを前回お伝えしました。

この情報を青壮年部と共有したところ、さらに古い歴史が明らかになりました。青壮年部会、南アルプスユネスコエコパーク 地域連絡会会長で総代でもある古屋賢仁さん、プロの登山家・花谷泰広さんの御力も借り、明らかになったその歴史をご報告致します。

果たして「自元寺」はどんな歴史を辿ってきた寺院だったのでしょうか?
古い地図や口伝、甲斐駒ヶ岳の山岳信仰などの調査結果をまとめました。

【自元寺のルーツ】

①参拝ルートと信仰について
・自元寺は、須玉の正覚寺、清泰寺と縁があった
・開山の祖・小尾権三郎は、横手駒ヶ岳神社から登り開山を果たした。
・信仰の経緯は、山岳信仰→真言宗→曹洞宗となり、山岳信仰時は太陽を、真言宗以降は阿弥陀如来を崇めている
・冬至の日没箇所が甲斐駒ヶ岳であるため、鎌倉以前から信仰の歴史がある可能性がある
・聖徳太子、蘇我入鹿、荻生徂徠、仏教伝来から、馬の産地、馬に関わる伝説も繋がりがある
・横手で地元の歴史研究をしているグループがあり、ルーツ解明につながるかもしれない
・縄文文化が栄えた地域であることも考慮したい

②正確な史跡の位置
・信州街道、鎌倉街道筋という可能性が濃厚
・先日調査を行った地域の付近は有力候補
・竹宇方面に石柱が残っており、甲斐駒ヶ岳への修験道との関わりが推察される

③資料等
・明治時代の絵地図も参考になる
・郷土史研究家の資料を元に、花谷さんが当時のルートを実際に歩き、石碑などを確認

上記はほんの一部です。ロマンあふれる話が盛りだくさんで、一同大いに盛り上がりました。

記念誌部会の活動が青壮年部をはじめ、古屋さん、花谷さん、さらには地域の郷土史研究会との協働につながり、古の歴史をひも解いていく現場に立ち会えていることを嬉しく思います。人と人とのつながりというのは、こんなに大きな力を産むものなのですね。

ここまでの調査は皆様のご協力あって実現できたことです。改めて感謝申し上げます。また、今後も花谷さんにご協力頂けるとのこと。ご尽力に感謝し調査・打合せを続けます。続報を楽しみにお待ちください

【花谷泰広さんのご紹介】
北杜市在住、北杜市ふるさと親善大使をつとめていらっしゃる登山家・花谷泰広さんは、1976年兵庫県生まれ。幼少から登山に親しみ、数々の名峰を踏破。2012年には、優れた登山家に贈られるピレオドール賞を受賞。2017年より甲斐駒ヶ岳黒戸尾根の七丈小屋を運営されるなど、北杜市でも幅広く活動されています。

【公式サイト】HANATANI.NET
https://www.hanatani.net/

【前編】ついに謎が明らかに!?自元寺450年の時を辿る歴史の旅

去る5月1日、山梨県立博物館開館15周年記念特別展「生誕500年 武田信玄の生涯」を記念誌部会に所属する総代さま4名と拝見してまりました。自元寺開基様であり、武田家家臣であった信房公への学びを深める為の来訪でした。

この来訪には「自元寺のルーツを辿る」という目的がありました。

自元寺は1843年に現在の地へ移転いたしました。それ以前は白須坊田にあり、1570年に馬場美濃守信房公によって建立されました。また、信房公が白須坊田に移転し建立される以前は真言宗の山岳信仰寺院だったといわれ、さらに山深い場所にあったと伝えられております。

ですが真言宗だったころの寺院は、現在ではどこにあったのか分からなくなっておりました。先代・28世秀道方丈がその地を訪ねたことまではわかっておりましたが、詳細な位置までは記録に残っておりませんでした。先代住職に、言い伝えられていた場所を案内してくださった檀信徒の方も先日もお亡くなりになり、自元寺のルーツを辿る手がかりがほとんど無くなっていたのです。

何とか場所を探そうと模索しておりました。手がかりは、以前お寺があったとされる場所に残された『庫裡平(くりだいら)・堂平(どうだいら)・鐘撞堂(かねつきどう)』という地名。そして、地域を知る皆さまの記憶と記録でした。

総代さんがネットワークを駆使して下さり、たどり着いたのが「くりだいら」という土地でした。この地名は地図にはのっておりません。この地名を使っていたのは、何と地元の猟友会の方々でした。

猟友会では猟の事故がおきないよう、互いの場所を常に把握しておくため、無線で定期的に自分の位置を知らせます。その際、細かい場所まで音だけでわかるように、小字や俗称を使うことがあるそうです。猟をする人同士の口伝で、それもただ音でしか伝わらないため、その方も「庫裡平」ではなく、「栗平(栗の木がある平らな場所)」と思っていたそうです。

そして4月11日。猟友会の先導の元、総代・地元郷土史研究会・住職、総勢12名で訪ね「おそらく元はここにあったのだろう」と推察できる場所が、ついに見つかりました。断片的な情報が一つになり、歴史が明らかになった瞬間でした。

また、青壮年部にもこの情報を共有したところそれぞれが動いて下さり、地域の歴史やまたこの地に明るい方を紹介してくださり、さらに詳しい歴史がひも解かれていきました。

山岳信仰から連なる歴史、何と聖徳太子の時代からつながりがあったのかもしれないそうなのです。このことを教えてくださった登山家の「花谷泰広」氏との出会い、そこで分かったことなどは、次回に詳しくお伝えしていきたいと思います。

5月13日には記念誌部会の活動が行われました。皆さまの知恵・地域のつながりが素晴らしい結果につながったこの活動、これからも楽しみです。

次回「自元寺青壮年部と日本屈指の登山家との出会いが、隠された歴史を解き明かす!」

令和3年4月18日【大般若会】のご報告

【大般若会法要・お花まつり】は、4月18日午後1時30分から自元寺本堂にて厳修されました。感染拡大を受け、残念ではございますが本年も規模を縮小し、少数のご寺院・総代さまのみでお勤めをいたしました。法要のご祈祷のみ行い、法話・昼食会・梅花講・御詠歌は本年度も中止致しましたが、滞りなく終了いたしました。

首都圏で3度目の緊急事態宣言も出ようかというこの時期、少人数での開催となったのもやむを得ないとはいえ、やはり皆様とお会いすることができなかったのは寂しく思います。ですが、ご出席下さった総代の皆様、寺院の皆様と共に感染症の終息・皆様の1年がより良きものであるよう心を込めてご祈祷いたしました。ご参席くださった皆様も感染症予防や法要へのご協力、本当にありがとうございました。

祈祷いたしましたお札は、総代様を通し檀家の皆様にお届けしました。もしまだお手元に届いていらっしゃらない場合は自元寺までご一報ください。

【大般若会】と【大施食会】の違いとは

4月に行いました大般若会は、一言でいうと「厄事災難を祓う・開運祈願」の法要で、「今、ここに」生きている皆様の幸せをお祈りいたします。この法要ではお札をご祈祷し、皆様にお渡しいたします。

大般若会の法要で特徴的なのは、「転読」と言われる作法です。「大般若経」と呼ばれる600巻ものお経を、実際に声に出して読むのではなく、パラパラとダイナミックに勢いよく振ります。この作法は読んだことと同じ功徳があると伝えられ、また仏教で大切な「空」の真理も説かれております。複数の僧侶が転読する姿は迫力があります。

秋に行われる「大施食会」と似ていると思われる方も多いそうですが、意味が異なっているのです。大般若会は「今、ここに」生きている人のためにお札をご祈祷します。大施食会は「ご先祖様や全ての精霊のため」にご祈祷し、卒塔婆を建てる善行を積む(追善)という目的の違いがあるのです。

その他、法要は年に数回行われますが、大般若会は今生きている方のため、お盆はご先祖様へ、秋の大施食会は全ての生きとし生けるものへ、春と秋のお彼岸にはご先祖様のご供養とご自身の修行のためと、少しづつ意味合いが異なってきます。

もっと細かな違いがあるのですが、まずはこの「祈る目的」の違いを少し意識するだけでも、法要へむかうお気持ちが変わってくるかもしれません。

詳しく知りたい方はお寺にお立ち寄りの際にでも、ぜひ質問をしてみてください。

誰もが立ち寄りやすいお寺のために~耐震補強工事日記~【1】

構想より6年を経て、自元寺庫裡(くり)の耐震改修工事がスタートしました。
以前よりお寺を皆が安心して集まれる場所にしたいという想いを形にすることができ嬉しく思います。


工事にあたっては檀家総代会より建築部会を立ち上げ、皆様からさまざまなご意見をいただきました。住職の想いと皆様のアイディアや声、さまざまなものが加わり、本当に素晴らしい図面が仕上がりました。ご協力に感謝申し上げます。


甲府市・NOA環境設計所長の「羽村弘氏・祐毅氏」が私たちの想いを設計にして下さいました。両氏は日本の風土気候に合った建築を得意とし、県の建築賞や近年では東北建築賞を受賞され、ますますのご活躍が期待されております。
今後は、建築士、施行会社、大工さん、委員長(建築部会長)、耐震構造設計の専門家・萬田隆先生など、携わっていただいた方のご紹介やコラムを掲載予定です。この工事にかかわってくださる皆様の想いをぜひご覧いただき、背景にも思いをはせていただければと思います。

また庫裡の工事状況を、写真家「砺波周平氏」に撮影していただいております。砺波周平氏は『dancyu』や『暮しの手帖』の表紙撮影、七賢さんのプロモーションビデオ撮影など、幅広くご活躍されています。砺波周平氏は八ヶ岳山麓にお住いで、インスタグラムでも日々の生活を発信なさっています。砺波氏の目を通すと見慣れた北杜市の風景がこんなにも美しく見えるのか!と改めてこの土地の良さを感じられる、素晴らしい写真家です。
そんな砺波周平氏に、庫裡の完成までの過程を撮影していただき、お寺の想い、皆さまの想い、地域への想いを深めていければ幸いです。


東日本大震災から10年を迎えました。「お寺の将来を踏まえた誰もが立ち寄りやすいお寺づくり」のためには安心して集える場所であることが大切だと感じております。震災時、東北地方のあるお寺には避難所ではないのに近隣の人々が身を寄せたそうです。「普段からお寺とのつながりを強く感じられる地域柄であったこと」「人が集まることが多く、そのための設備があった」ことがその理由だったそうです。また避難した人も普段からお寺との付き合いをされていた方々だったため、混乱も少なく自然と支えあいができたといわれています。
この話を耳にした時、地域柄がここ白州と似ていると感じていると感じました。お寺が地域に根差し、皆ごく当たり前のように人生の節目にお寺に訪れてくださいます。地域の皆様がお寺を支え、私たち寺院も地域の一員であると強く感じております。


本堂の耐震工事は、震災の6年前・平成15年に行われました。父である先代住職は「いつか大きな災害が起きるかもしれない、その時に備えなければ。」と考え、体育館などの公的な避難所はもちろん重要ですが、その他にも温かい畳の上で傷ついた人がほっとできるような受け入れ態勢を作りたいという想いがあったそうです。先代住職は震災前に亡くなりましたが、その想いも継いでいきたいと考えております。


現代社会ではお寺の在り方が問われています。自元寺の目指す「おらが寺」の想いに賛同してくださる皆様と共に、より良い姿をつくりあげていきたいと考えております。

参考:大災害では寺院は何ができたのか
http://www.iisr.jp/journal/journal2017/P221-P236.pdf

NOA環境設計様 受賞作品概要
https://www.pref.yamanashi.jp/kenchikujutaku/documents/08th-h9-.pdf 1997年
http://tohoku.aij.or.jp/wp-content/uploads/2019/03/kennchikusyo39.pdf 2019年

砺波周平様
http://tonami-s.com/
ttps://www.instagram.com/tonamishuhei/

【大般若会法要縮小開催】【庫裏(くり)耐震補強工事】【産経新聞記事掲載】

◇大般若会法要 縮小開催のお知らせ◇

令和3年【大般若会法要・お花まつり】は規模を大幅に縮小し、4月18日に実施いたします。新型コロナウイルスの感染状況を鑑み、昨年執り行いました法要と同様に「少数のご寺院・総代さまのみ」でのお勤めとさせていただきます。

春の華やかな法要を楽しみにしてくださる方も多くいらっしゃる中で、今年も縮小開催せざるを得ないことを大変残念に思いますが、皆様の健康と安心をお守りするために決断いたしました。今回の法要をどのように開催するべきか住職も思案しておりましたが、総代会で皆様と意見を交わし、規模縮小をしての開催が最良との結論になりました。ご助言をくださった総代様にも感謝申し上げます。

お花まつりも縮小開催となりますが、ご祈祷後にささやかながらお釈迦さまの生誕を祝うお仏供「仏-き(ホットケーキ)」をお配りいたします。

ホットケーキは町内の檀信徒さまのみとなることをお許しください。

檀家の皆様、地域の皆様がこの一年健やかに過ごせますよう、また新型コロナウイルス感染症の早期終息をお札に記し、心を込めてご祈念いたします。

◇庫裏(くり)の耐震補強工事のお知らせ◇

庫裡の耐震改修工事が2月15日より始まっております。工事が完了するまで参拝なさる皆様や近隣の皆様にご不便をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。工事は本年11月末に終了予定です。2022年春以降に落慶法要と合わせて行事も行う予定です。そのころには新型コロナウイルス感染症が落ち着いていることを祈るとともに、私共も皆様に安心してご参加いただけるよう準備を整えてまいります。

◇産経新聞に掲載されました◇

御朱印巡りの特集記事に自元寺を取り上げていただきました。馬場信春公の「不死身の鬼美濃」伝説や、なぜ曹洞宗のお寺で阿弥陀様をお祀りしているのか、10年前・25歳でお寺を継いだ住職の思いなども盛り込んだ、読み応えのある内容です。ぜひ一度ご覧ください。

https://www.sankei.com/smp/premium/news/210214/prm2102140009-s1.html

今後、5月21日の信春公の命日に向けて、昔懐かしい活版印刷を使った御朱印を授与する予定です。活版印刷はインクの滲みやかすれなどが味わい深い印刷方法です。四季ごとにデザインを変える予定ですので、今まで御朱印を授与された事のある方もぜひ新しい御朱印をご覧ください。

白州はまだまだ寒い日が続きますが、日中は日差しも温かく感じられるようになり梅の花も咲き始めております。次第に近づく春のように、一日も早く皆様と心おきなくお会いできる日が来ることをお祈り申し上げます。

自元寺のご本尊様【阿弥陀如来(あみだにょらい)】の話

今回は、自元寺のご本尊様【阿弥陀如来(あみだにょらい)】についてお話いたします。

本堂にいらしたことのある方はきっとお姿もご覧になっていることでしょう。本堂中央にご本尊である阿弥陀如来、左脇侍に【観音菩薩(かんのんぼさつ)】右脇侍に【勢至菩薩(せいしぼさつ)】がおられます。

実は曹洞宗のご本尊は【釈迦牟尼仏(しゃかむにぶつ)】と定められております。ですが、自元寺でははるか昔に真言宗のお寺であったころからのご本尊様を、今も変わらず大切にお守り申し上げております。宗派と異なるご本尊様がお祀りされていることも、日本の仏教らしい寛容さだなと感じます。お寺巡りがご趣味の方は、宗派とご本尊様の関係を調べてみるとそのお寺の由来など、新しい発見があるかもしれません。

<阿弥陀如来とはどのような仏様なのでしょうか>

阿弥陀如来は「西方極楽浄土」にいらっしゃる仏様です。

西方極楽浄土はいわゆる「極楽」。はるか西の彼方にあり、まったく苦しみのない安楽な理想の世界です。ここは来世に行けるところで、阿弥陀様は現世で悩み苦しむすべての人を救って西方極楽浄土に迎えてくださるといわれています。
本来成仏できるのは人間だけといわれているのですが、阿弥陀様は動物も含めた全ての生きとし生けるものを浄土に導く懐の深い仏様です。

自元寺が地域に開かれたお寺を目指しておりますのも「全ての悩める人や苦しむ人をもれなく救う」阿弥陀様の教えを伝える、草の根運動かもしれないなと感じます。

<お寺参りのご作法も振り返ってみましょう>

お墓参りやお寺の法要などでいらした際も、まずご本尊様に合掌しお参りをしましょう。お寺の中心はご本尊様です。ご先祖様も私たちもご本尊様にお守りいただいております。そして、お参りするときは阿弥陀如来(あみだにょらい)の「真言」を唱えるとされています。

『おん あみりた ていせい からうん』

これは阿弥陀様そのものを表す言葉で「限りない光で闇を照らし(無量光)全ての生きとし生けるものを救う」意味があり、名をお呼びすることで苦しみや迷いから救われると考えられております。阿弥陀如来が広く信仰を集めたのは戦乱・飢饉の時代。明日の命も知れない中で、せめて来世で救われたい切な願いがあったといわれています。

今この時代に生きる私たちは、日々の心の揺れに悩まされる事の方が多いかもしれません。曹洞宗の教えでは、坐禅を行うこと・また日々の生活そのものを修行とし、その積み重ねで浄土を目指すとされています。西方浄土を他に求めるのでは無く「今この時・自分自身」に感じていけるよう、阿弥陀さまに手を合わせたいですね。

どの仏様にも様々なストーリーがあります。もしお寺の由来や仏さまについて詳しく知りたくなりましたら、ぜひ住職にもお声がけください。

参考サイト

https://www.sotozen-net.or.jp/

https://omajinai-navi.jp/amidanyorai-mantra/

katsukikoyasan-shiunji.jp

http://jodoshuzensho.jp/daijiten/index.php/%E9%98%BF%E5%BC%A5%E9%99%80%E4%BB%8F

年頭のお寺参りのご報告 【オンラインテラコヤ】【寺カフェ】のお知らせ

【お寺参りのご報告】

1月15日に、年頭のお寺参りを行いました。

本年も例年と変わらぬ人数の皆様においでいただきました。
感染症予防のため手指の消毒やマスクの着用などお願い致しましたが、皆様に快くご協力いただいたことを感謝申し上げます。
皆様のお元気なお顔を拝見でき、私共も大変嬉しく感じております。

本年はお炬燵でのご接待はできませんでしたが、その分住職が皆さまと共に位牌堂へお参りし、皆様がお参りをされる姿を間近で拝見することができました。

位牌堂は本堂の裏、本尊様の真後ろにございます。ご本尊様へのお参りの後、位牌堂正面にてお焼香、それぞれご当家の霊檀のまえに行かれ、どの方も時間をかけて手を合わせていらっしゃいました。ご家族の出来事をご先祖様に報告されたり、翌日に控えたお孫さんの共通テストの健闘を祈る方もいらっしゃったようです。
ごく自然にご先祖様とのつながりを感じていらっしゃるのだなと感じ、胸が熱くなりました。
曹洞宗では【南無釈迦牟尼仏(なむしゃかにぶつ)】とお唱えします。仏前でそのようになさる方もいらっしゃり、皆さまの信心の深さににあらためて背筋が伸びる思いがいたしました。

首都圏では再び緊急事態宣言が発令し山梨県でも何となく落ち着かない日々が続いていおりますが、一日も早くこの状況が落ち着き、皆様と心安らかに過ごせる日が来ることを願っております。

【オンラインテラコヤ】のお知らせ

お寺での活動はお休み中のみんなのテラコヤ、現在オンラインでの活動を行っております!今年も興味深い講座が目白押しです。冬は寒くて外に出たくないな~そんなときもオンラインなら気軽にご参加いただけます。

少しだけタイトルをご紹介します。

1月
・ヨガのじかん

2月
・小中学生向け 鬼滅トーク
・タイムマネジメント
・ファシリテーション
・森林保全講座(調整中)自元寺の庭を舞台に庭師さんとお話ができます。
・めざせ!子どもおかねマスター 

など。学校では教えてもらえないことを楽しく学べる機会です。ぜひお気軽にご参加ください。こども向けの講座もありますのでお子さんも誘ってみてはいかがでしょうか?

詳しい日程など、詳細はみんなのテラコヤFBページ https://www.facebook.com/ourtemple/ 
をご覧ください。

【寺cafe】のご案内
お寺に立ち寄り、お茶を飲みながら「よりよく生きる」ことを語り合う【寺cafe】。
今春の再開を目指し準備をしております。
昔懐かしい活版印刷のショップカードも作っていただきました。どこか懐かしいのにモダンなデザインでとてもおしゃれです。自元寺FBでご覧いただけます。

https://www.facebook.com/jigenji1570

寺cafeはお休み中ですが、坐禅会・毎朝のお勤めは現在も感染症予防対策を行いながら公開しております。日程等、お気軽にお問い合わせください。

制限が多い今、できることを精一杯楽しみながら取り組む皆様の活動を、自元寺も心から応援しております。

自元寺HP
https://jigen-ji.jp/