寺Café@Jigenji#10『戒名カフェ』ごあんない

コロナ禍で中断をした寺Caféも、おかげさまで10回目を迎えることが出来ました。ご参加頂いた皆さま、自分のこととして真摯に、ともに運営して下さるスタッフ皆さまにあらためて、御礼申し上げます。ありがとうございます。

今回は「戒名」についてです。戒名は死後にいただくもの、と思われがちですが、生きているうちに授かることが本来です。今までの人生を振り返りながら、これからどのように歩んでいくのか、その指針となるものが戒名です。

自元寺は『誰でも頼れる安心のお寺を探す』まいてらに参加させていただいており、コロナウイルスによる時期にはオンラインにて、まいてらカフェを行いました。

様々なテーマを設けて開催しましたが、何より私たち僧侶が多くを気づかされ、学ばせていただく時間であり、参加頂いた方からも、有意義だったというお声が大多数でありました。

コロナウイルスに関することが、完全に終息しているわけではありませんが、あのじかんを経たわたしたちだからこそ、「どう生きるのか」を想う気持ちは深まっていると思います。

まいてらを主宰される井出悦郎さん、多宗派、県内外から集まったお坊さんと対話しながら、ご自身の戒名を考えることで、人生を充実させるヒントが見つかるかもしれません。是非、この機会に戒名をいっしょに考えてみませんか?

日時:令和5年10月22日(日) 14時~16時

場所:白砂山 自元寺(北杜市白州町白須1364)

申込:下記QRコード、電話(0551-35-2245)、メールにて(HPの下よりメッセージをお送りいただけますのでご活用ください)

定員:40名、参加費無料

【寺カフェ再開します!】

春真っ盛りの白州です。

コロナ禍、しばらく中断していた寺カフェが本格的に再開いたします。

次回は4月29日(土)15時より。

自元寺にて行います。

「もしバナカード」を使って、ご自身の余命が半年であったら、何をしたいのか、何が出来るのかをいっしょに考えていきたいと思います。

https://www.smartkaigo.jp/contents/moshibana.php

私も衝撃的な体験でした。

一人称の死、つまり自分の「死」は体験しようがありません。

でもそれを仮定することで、自分が何を大切にしたいのか、するべきなのかを考えることが出来るかもしれません。

そしてそれをできるのは、その人しかいないのだと思います。

そんな話を、ゆったり、お茶を飲みながら、お菓子を食べながら行うのが寺カフェです。

参加申し込みは、メールや電話、ファックスにて。できればイベントページの「参加する」としていただければ幸いです。

https://www.facebook.com/events/991661445140295?ref=newsfeed

お一人のご参加も歓迎ですが、大切な方とご一緒にお越しになることもおススメいたします。

久しぶりに対面で、皆さまと一緒の時間を過ごせること、楽しみにしております。

【Temple Morning Radio】

未来の住職塾・塾長としてはもちろん、多方面で活躍されている「ひじり」僧侶・松本紹圭さんの配信されているPodcast・Temple Morning Radioに出演させていただきました!

松本さんと話すだけで私がケアされており、幼少期の話や永平寺での修行時代、最近の話など、色々話しております。(とても良い時間であまり記憶にないけど、あっという間でした)

 

下記よりお聞きいただけますので、よろしければぜひに!!

松本紹圭さんのTMR ⇒ https://note.com/pilgry/n/nf674d7adb98e

住職・山崎とのラジオを連続して聞く場合 ⇒ 
https://open.spotify.com/playlist/4L2FOvuVi4MwsLj0ufmSGG?si=7aecc7c4f96b40cf

【信玄公祭り】馬場信春(信房)公の北杜隊が自元寺より出陣しました

10月29日、約3年半ぶりの信玄公まつりが開催されました。信玄公祭りのハイライトは日本でも最大規模の武者行列。甲冑を着た1000名以上の武者たちが甲府の街を練り歩きます。

武田二十四将、武田四名臣の一人である馬場信春隊は、自元寺より出陣式を行いました。

北杜市が馬場信春隊を担当するのは2年に1回で、例年は自元寺での墓参の後、道の駅に移動し出陣式という流れです。本年は観光課のご尽力により、自元寺において、墓参から出陣式までが開催されました。

境内に鎧武者が集まる姿は、圧巻の歴史絵巻です。厳かなお寺の雰囲気とも相まって、まるで現代日本ではないような雰囲気でした。また、勝利を願う出陣式には、清めの酒が欠かせません。この場にふさわしい地元の酒、七賢を盃で酌み交わしての出陣式です。出陣の「ときの声」も何とも勇ましく、この場所だけ時代が巻き戻ったように感じられました。

信春公の治めたこの地、特に縁の深いこの場所で出陣式まで行えたことは大変喜ばしいことです。当日は総代さまを始め、檀信徒の皆さま、地元からもたくさんの皆さまにお越し頂き、厳かでありながらにぎやかな出陣式となりました。特に総代さまにおかれましては、お忙しい中、受入れ対応、隊全体の墓参お手伝いなどを頂きました。ありがとうございました。

上村北杜市長、加藤市議会議長よりも激励の言葉があり馬場さまの功績、北杜市の誇る偉人とたたえられ、大いに隊の士気を高めていただいたと思います。

皆様の笑顔と声援に見送られ、現代の鎧武者達は甲府の街に出陣していきました。

住職も、事前学習会や打合せなどに微力ながら助力ができ、充実感と共に、清々しい気持ちで出陣を見送ることが出来ました。準備よりご協力下さった皆様にも心より感謝申し上げます。

さて、馬場信春公役に選ばれたのは、北杜市在住でトライアスロンのプロアスリート、栗原正明(通称・エース栗原)さん。栗原さんは、北杜市を中心に活動するアスリートです。ここ北杜市の魅力を、競技を通じて様々なメディアで発信し続けていらっしゃいます。その活動が高く評価され、やまなし大使や、北杜市のふるさと親善大使にも 就任されました。

信春公は「不死身」と称えられる程に強い武士だったと伝えられています。70回以上の出陣で傷一つ負うことがなかったと伝えられる程です。

自分を鍛え、戦い続ける栗原さん。そして数々の戦を戦い抜いてきた信春公。戦う場所や時代は異なりますが、栗原さんの鍛え抜かれた姿は信春公に重なるところがあったのではないかと思います。

今年の信玄公祭りも、地域皆の笑顔やご縁が広がる素晴らしいものとなりました。いで立ちこそ戦装束ではありますが、平和な世の、笑顔あふれる催しであり続けるように願っております。

エース栗原さん オフィシャルサイト

https://www.acekurihara.xyz/

一味違う旅行体験を「Terroir愛と胃袋」「自元寺」で生と死に向き合う

生と死を見つめる、特別な旅のご案内です。

「タナトスの誘惑」
タナトスとは、ギリシャ神話の死の概念を表す神で「死」そのものといわれています。意訳すると「”死の誘惑”への旅」。果たしてどんなものになるのでしょうか。

この旅のプランは、料理店Terroir愛と胃袋の「石田恵海さん」が手がける、こだわりの古民家一棟貸しの宿「旅と裸足」と「自元寺」が協力して完成しました。

自元寺での体験は、宿泊の翌日早朝より行います。坐禅指導・法話を体験していただき、その後朝のおかゆを皆様と一緒に頂きます。

法話では、死を通じて生を考えることの意味をひも解きます。仏教で日本人がどのように生と死を考えてきたか、今はどう考える人が多いのか。そのうえで坐禅の意義や禅における食事の在り方についてのお話をいたします。

実際に坐禅や曹洞宗での食事の作法を体験していただくなかで「生きること死ぬこととは何か」を共に考えましょう。

無理に難しいことや良いことを言う必要はありません、参加されての率直な感想、日頃の想いやご相談など、何でもお話しいただきたいと思っています。


宿泊日のディナーは、高根町にある「Terroir愛と胃袋」で召し上がっていただきます。ここでの楽しみは美味しく美しい料理だけではありません。他の料理店では決して聞けない、熱量の高い料理解説は必聴です。

オーナーの石田さんは、料理と文化の関係性を考える事を大切にされていて、その根底には「”命”をいただく」事への深い感謝と愛情があります。

曹洞宗では日々の暮らしこそが修業であり、その中でも「食事」には特別な意味があります。命を残さず頂くこと、私たちを生かしてくれる食材へ日々感謝をすることが大切なのです。

豪華なイメージのあるフランス料理と、質素なイメージのある修行僧の食事。真逆に見えて、根っこではつながっているのかもしれません。

さて、これから八ヶ岳地区は本格的な冬を迎えます。全ての活動を止めてしまったかのように見える野山で、植物は寒さに耐え生きるために栄養を蓄え味を濃くします。

また、冬は狩猟シーズンです。八ヶ岳に生きる動物が食卓に上ることもあるでしょう。シェフである鈴木信作さんは、狩猟免許を持っており自ら山に入ることもあるそうです。命をいただく意味を、より感じていただけるベストシーズンです。

「八ヶ岳の命を味わう」味覚
「料理の香り、自然の香りを楽しむ」嗅覚
「冬の八ヶ岳の景色」視覚
「食材に触れる、朝の寒さに触れる」触覚
「薪の火がはぜる音、鳥や獣の声」聴覚

そして、永平寺修行のお供・爆音目覚まし「スーパーライデン」による聴覚への刺激…どれもが新鮮に感じていただけると思います。

五感を全て使い死と生を想う旅を楽しんでいただけることでしょう。ジャンルの異なる「料理店・一棟貸し古民家民宿」と「仏教」の融合。きっと特別な旅の体験になることは間違いありません。

この旅の中で皆様が仏教の一端に触れ、人生がより豊かになることを願っております。


プラン詳細はこちら 旅と裸足 (chillnn.com)
含まれるもの/旅と裸足宿泊費(1泊)、Terroir愛と胃袋でのディナー、旅と裸足に用意されたウェルカムクッキー、お茶・コーヒーなど、自元寺での朝粥、坐禅体験代、ご案内料

「パン工房 Zelkowa(ゼルコバ)」住職イチオシ!溶岩窯で焼くこだわりのパン屋さん

八ヶ岳地域にはパン屋さんが多い事はご存じですか?

水がおいしいことや、豊富な食材があることも理由の一つですが、山梨の中でも夏の気温が上がりにくく、パンの発酵が安定しやすいからともいわれているそうです。おいしいパンが焼ける条件が整っているのですね。

「パン工房 Zelkowa(ゼルコバ)」

自元寺より徒歩4分。道の駅はくしゅうからもほど近い、住職イチオシ!パン屋さんのご紹介です。

古民家を改装したレトロな佇まいに、店内では竹籠や木の箱にしっかりと焼き色のついたパンが盛り付けられた、何とも素敵なパン屋さんです。

こだわりパンは2種類の天然酵母・国産の小麦粉・完全天日干の塩を使い、体に優しい材料を選んで作られています。しっとりと焼きあがる国産小麦を使い、天然酵母でゆっくり発酵させているので、ずしっとした食感の食べ応えのあるパンになるそう。生地の風味が楽しめます。

また、「溶岩窯」で焼いていることもおいしさの秘密だそうです。石窯やレンガ窯を使っているパン工房はたまに見かけますが、溶岩窯はなかなか見かけません。溶岩石は遠赤外線を多く出すため窯の温度が上がりやすく、ふっくらとボリュームのあるきめ細かいパンが焼けるそうです。ハード系のパンも食べやすいなあと感じられるのはこのためかもしれません。

住職のおすすめのパンは、ひとつに選べませんが「黒蜜バターのパン」です。

こだわりの黒蜜とバター、パンの相性はバッチリ。人気のパンがゆえ、残っていたらラッキー。少し癖のある黒蜜と乳製品のコクは最高の組み合わせです。

また「レーズンパン」もおススメです。大小2サイズあり、ご家族皆で召し上がる時やお土産にするには大きいものを、ひとり占めする時には小さめの丸形を選べ、人数に合わせて楽しむことができます。レーズンの甘味が生地にピッタリ合った、本当においしいパンです。

食パンのような、シンプルなパンが好きな方には「ふすまパン」がおすすめ。オーブンで焼くとふっくら香ばしく、バターをぬって食べると小麦粉全部の味が口に広がって、素材のよさを体全体で感じることができます。毎日でも食べたくなる味わいです。

ゼルコバさんの駐車場には首都圏ナンバーの車もよく見かけます。立川時代からのファンがわざわざ食べに来ているそうなのですが、白州に移転してさらに味が良くなったという口コミも見かけました。

自元寺に用事があるときに立ち寄る予定でしたら、夕方にはほぼ売り切れてしまうので先にゼルコバさんに行った方がよいかもしれません。

ゼルコバさんのパンとシャルマンワインのワインを買い込んで、のんびりと秋の夜長を楽しむ贅沢はいかがでしょうか。

店主・小野孝章さんからのコメントです。

きっかけは以前よりこちらには遊びに来ていて土地の事は知っていたのですが、私たちが越してくる1年前に友人が須玉に越してきて自分達で家を修復して生活する様を見て、私も自分の力で出来ることをやってみたいと思い、色々な縁もあってこの地に来ました。 良かったことは自然環境がすぐ側にあると言うところです。自然が近いと言うことは恩恵も沢山ありますが、災害の影響も近いと言う事です。僕は人の手が余り加わっていないそんな環境がいいなぁと思いました。 パンを作る上での利点は気持ち良く出来ることです、水もとてもいいですし、空気もいい!冬はお店がゆっくりですが空気がピンとしていて一番好きです。

「シャルマンワイン」白州のワイナリーのご紹介

白州といえば、日本酒蔵・ウイスキー工場などが良く知られています。
実は、ワイナリーもあるのです。

台ケ原宿からほど近いところにある「シャルマンワイン」
シャルマンはフランス語で「かわいい」「愛おしい」という意味があり、皆から愛されるワインづくりを目指しているそうです。

山梨にワイナリーは数多くありますが、シャルマンワインは50年近くの長きにわたり、自社の畑で作られたブドウでのワインづくりをなさっています。なんと苗木を植えるところからワインのラベリングまで自社で行っているそうです。

このように、その土地で取れたブドウをその土地で醸造したワインには、その地域の色が濃く出るといわれています。白州のある甲斐駒ヶ岳周辺は、水はけのよい砂質の土地でワインに適した品種のブドウが良く育つそうです。花崗岩質の土地にはミネラルが豊富に含まれているため、できるブドウもミネラル分の濃い複雑な味わいになるそうです。もちろん水が良いことや、山梨の夏暑く冬寒い寒暖差の大きい気候が糖分の高い良いブドウを作るために最適なことは言うまでもありません。

このように土地に恵まれ、水に恵まれ、気候に恵まれ、それだけではなく「人に恵まれて」いることも特徴ではないかなと思っております。

白州にあるシャルマンさんのブドウ畑には毎日のように手入れをする方がいらっしゃいます。土づくり、ブドウ育成、収穫、ワインづくりと一年を通じて丹念に手入れをされているのを目の当たりにし、本当に良いワインを作るのには手かかるのだとわかります。
醸造まで気の遠くなるような時間と手間をかけ、おいしいワインが出来上がるのですね。
私たち白州人にとって、シャルマンの名前の通り「愛おしい」とても親しみのあるワインです。

シャルマンワインでは、工場見学や試飲も可能だそうです。小さなワイナリーですのでアットホームな雰囲気を楽しんでいただくのがおすすめです。広大なブドウ畑の中の小さなワイナリー、ロケーションもとても素敵です。

旅行で直接訪れることが難しい現在、通信販売も受け付けているそうです。白州ファンの方、この年末年始に白州のことを思い出しながらおいしいワインを召し上がってみてはいかがでしょうか。

https://www.charmant-wine.com/

白州にははそれほど広くない範囲にワイナリー・日本酒蔵・ウイスキー工場が集まっております。こんな場所は全国を探してもそうそうないのでは?お酒好きにはたまらない地域です。

本堂での葬儀「寺院葬」も行っております

人生の中でも大きな意味をもつ葬儀。

「寺院葬」という選択肢があることをご存じですか?

「寺院葬」とは、葬祭専用のホールではなく、菩提寺の本堂で通夜や葬儀を行うことです。自元寺では「寺院葬」を行うことができます。

菩提寺で葬儀を行う最大のメリットは

「格調高く、荘厳な雰囲気の中で葬儀を行える」

ことです。もともと本堂は祈りの場として作られておりますので、長い歴史を感じる本堂の厳かな雰囲気の中で、ご本尊様に見守られながら故人をお送りできます。菩提寺には代々のご先祖様も祀られておりますので、ご先祖様から連綿と続くつながりもより強く感じていただけることと思います。
実際に寺院葬を選ばれた喪主様やご親族様方からも「心を落ち着けることができ、本堂での葬儀は想像以上に良かった。」とのご感想をいただいております。

もちろん葬祭専用ホールでの葬儀にも良い点はあります。たくさんの方が参列される場合や、遠方からいらっしゃる参列者が多い場合、駐車場が広いことやアクセスがしやすい場所にあることも大事になってくることでしょう。葬儀と同時に会食なども行うときは、サービスの良さも大切とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。

ですが葬儀で本当に心に残るのは、サービスの良さや駐車場の広さではなく「大切な故人を、最大限尊重して送ることができた」という想いではないかと感じております。荘厳な雰囲気の中で執り行う菩提寺での葬儀では、それをかなえられるのではないでしょうか。


また、寺院葬では葬儀後ホールから菩提寺までの移動をしなくて良いこともメリットです。昨今の社会情勢を踏まえますと、お年を召したご親族がいたり持病をお持ちだったりなどの理由で「葬儀には出席したいけれどできるだけ移動や他人との接触を減らしたい」とお考えの方もいらっしゃることでしょう。そのような方にも良い選択肢となるのではないでしょうか。

15~20年前くらいまではお寺や自宅でお葬式をするのがごく普通でした。それがホール葬に替わり、最近再び寺院葬が注目されてきているのです。これはサービスとしての満足度の高い葬儀ではなく、本来の見送りの形が良いと考える人も増えてきているのかもしれないな…と感じております。

菩提寺での「寺院葬」をぜひ葬儀の選択肢の一つとして、お心にとどめてください。

自元寺では指定の業者はありませんが、業者によって予算や内容も広く異なります。場合によってはホール葬や自宅での施行をおすすめすることもございます。葬儀の詳しい流れなどについても、お気軽にご相談ください。

住職一押しのお店をご紹介します!知る人ぞ知る『ひさの食堂』

本日は地元のおいしいお店をご紹介いたします。

お店ができてからなんと60年!半世紀以上にわたり、白州に住む老若男女の胃袋をつかんで離さない「ひさの食堂」です。

住職も幼いころから「ひさの食堂」の味に慣れ親しんでおります。
自元寺から徒歩約5分、まさに第二の台所と言っても差し支えないかもしれません。

友人をここに初めて連れて行くと、古びた佇まいに「ここ、本当に入るの?」と一瞬迷います。店内も昭和の民家そのままの雰囲気ですので、圧倒されてしまうようです。

ですが、出された料理を食べると皆にっこりします。何を食べてもおいしい!必ずつけてくれる自家製の漬物を食べてまたにっこり、みそ汁や小鉢を食べてまたにっこり、次に遊びに来た時には「ひさの食堂行こうよ」と言います。

また行きたくなる店、また食べたくなる店「ひさの食堂」はそんなお店です。

住職のおすすめは!「自家製餃子」「煮かつ」です。どちらもこってりメニューですが、タレと卵がよくからんだカツを一切れ食べては、おいしい漬物とたっぷりの冷ややっこで口の中をさっぱりさせて、次は餃子をパクリ。寒い日も、暑い夏でもどんどん箸が進みます。あーおいしかった!と毎回大満足で、明日への気力がわいてきます。住職の友人も、煮カツがお気に入りだそうです。

また、「ひさの食堂」には冬限定のメニューがあります。
それは「ぼたん鍋」!!イノシシ肉の鍋です。
事前の予約が必要ですが、ぜひ試してほしい一品です。イノシシは冬になると体に脂肪をため込みます。イノシシの脂は豚肉よりもくどく感じないので脂身が厚く見えても胃にもたれず、脂のうま味を堪能できますよ。これから寒くなりますので、よりおいしくいただけます。季節のものですので、くれぐれも予約をお忘れなく!

白州といえば、全国でも名高い観光地です。おしゃれなオーガニックカフェや、素敵なパン屋、有名なこだわりのかき氷で特別な時間を過ごしたい方もいらっしゃることでしょう。素敵なお店で過ごす非日常も楽しいものですが、白州の地を愛するあなたにぜひ一度は「ひさの食堂」を訪れてほしい!白州のみんなの食堂です。

「ひさの食堂」は20号沿いとアクセスも良く、目印は玄関の黄色い三角屋根と、駐車場にたくさん停まる地元ナンバーの車です。

https://tabelog.com/yamanashi/A1902/A190201/19002974/