【こども禅のつどい2023 7月29~30日・1泊2日にて開催】

コロナ禍前には、自元寺護持会青壮年部のご協力のもと、1日だった禅のつどいを1泊2日にして開催していました。

昨年は1日開催でしたが、本年より再開いたします!7月29日~30日となります。

青壮年部、地域の皆さまのご助力は元より、みんなのテラコヤに携わってくれているNPOインターン学生の力も加わり、充実したものになると思います。

 

 

坐禅や写仏もありますが、森の中での自由時間や自分たちで考えて動いてみる時間も予定しております。 

 

また2日目の昼は懇親バーベキューです。

楽しみながら、子どもたちのこと、地域のことを肩ひじ張らずに語り合える場になれば、よきコミュニティーづくりが出来れば幸いです。 

 

7月最後の土日は、お寺で過ごしてみませんか?

 

多くの方のご参加、お待ちしております!

日時 令和5年7月29日(土)9時から翌30日(日)15時まで

※1日目、2日目のみの参加も可能です。

※送迎の都合など、時間に合わせてお預かりできますのでご相談下さい。

場所 自元寺本堂(宿泊場所は男女別になります)

連絡先 電話:0551-35-2245(FAX兼用) 携帯:090-8846-3033(山﨑)

     e-mail:jigenji1570@outlook.jp

    申込フォーム https://forms.gle/MtQkZUZzpZKzQCzs6 

対象 小中学生 及び 保護者の方        

持ち物 タオルケット、筆記用具、着替え、洗面用具(お風呂に入れるもの)

服装 運動のできる服、体操服等ゆったりした服(スカート不可)

参加費 1人1,500円(傷害保険、入浴料含む)

※親子BBQ参加費は別途(大人3,000円・こども500円・未就学児無料)

申し込み 申込フォームもしくは用紙へ必要事項を記入の上、自元寺へお申し込み下さい。(FAX可)

締め切り 7月21日(金)まで (定員20名)

こども禅の集い 日程表
9:00~9:15受付・集合5:30~5:50起床・洗面
9:15~9:30開講式5:50~6:10坐禅
 9:30~10:15散策6:10~6:30朝のおつとめ
10:30~11:00坐禅6:30~6:45ラジオ体操
11:10~12:00お楽しみ学習①6:50~7:30朝食(玄米のおかゆ)
12:00~13:00昼食(カレー)7:30~8:00作務(外掃除)
13:00~14:00写仏8:00~8:45休憩・自由時間
14:10~15:40ほうとう作り体験8:45~9:30お楽しみ学習②
15:45~16:10片付け・掃除9:40~10:40お楽しみ学習③
16:15~17:45お風呂10:40~11:15感想文
18:00~18:45夕食(ほうとう)11:15~11:45掃除
19:00~19:30坐禅11:45~12:10閉講式
19:40~20:50花火(予定)12:15~15:00親子BBQ
21:00~布団敷き・就寝15:00~片付け・解散

※就寝時は、座布団を布団として使用します。布団・寝袋等の持参も可能です。

※貴重品などは持たせないで下さい。

※親子BBQ参加の場合は、備考欄、申込フォームに参加人数をご記入下さい。

※参加費は、申込時もしくは参加当日にお持ち下さい。

ご不明な点がありましたら、自元寺・山﨑までお問い合わせ下さい。

降誕会・大般若会ご祈祷無事に終了いたしました!

先般ご案内の当山恒例・花祭り(仏誕会)・大般若会祈祷を、昨年同様、僧侶は六名と少人数ではありましたが、檀信徒の皆さまにはコロナ禍前の形で、昼食をお出しする形をとらせていただきました。

拙い住職の話ではありましたが、四十名のご参加の元、何とか終えることが出来、人の集うことの大切さを感じる法要となりました。

臨床宗教師についてのお話と参加者皆さんで、「死」ついて語り合いました。

降誕会では慶讃の法要の後、皆さまにも誕生佛さまに、甘茶かけをしていただきました。

仏教では人間は孤独だと説きます。あらゆる絆から切り離されて死に際しても一人、生きている間もずっと、天涯孤独であり、愛も絆も幻想に過ぎない。それを諦めなさい、と説いています。

一方で、因縁説を唱えるのもまた仏教です。絶対的なものはなく、縁によって私たちは「生かされている」というお示しです。

不安定な人の世に生きて、また死というものに直面しても、人間は孤独な存在ではなく、常に何かとつながっている。むしろこちらの方が、合点がいくという方が多いのではないでしょうか。

昨年度の講義で、人間は孤独であるが、孤独ではない、こんなお話を聞きながら、その時は禅問答のように感じていましたが、お線香の香りと仏花の満ちたお彼岸の境内で、皆さまの真摯に手を合わせる姿を拝見すると、私たち日本人は古来より、自然とそのどちらにも渡る広い視野をもって、歩んできたのでは、と考えるようになりました。

この法要で、皆さまがにこやかに過ごされている光景は、孤独にも、つながりにも偏ることない、中道をもって、「いま」を大切にされている姿勢そのもののように感じました。

また今回はご祈祷内容を希望の方には記入して頂く方式を取りましたが、いかがだったでしょうか。またご意見なども頂戴できますと幸いです。

皆さまのそれぞれの祈りを込めて、大般若会の法語をとなえる。
祖父(自元寺27世・先々代)出身の山梨市牧丘町より、ご住職・若月和道師とお弟子様・和信師。
左より、法類で長坂町・龍澤寺住職・古屋良彦師、龍澤寺の弟子で住職の弟・元道師、アメリカ人僧侶・樂禅師。道場を清める浄道場をつとめる。
和信師の祈祷太鼓は檀信徒のみなさまも絶賛されていました。

法要後は総代さま、青壮年部の皆さまと懇親会を行いました。

今年度よりは、総代さまはじめ、青壮年部や多くの志あるみなさまと、寺院行事を展開していきたく思います。

考えのまとまらないこのように未熟な住職ですが、今年一年、皆さまがお元気でご精進下さいますよう、気持ちを込めてお勤めいたしました。今後ともご指導賜りますようお願い申し上げます。

なお、古くなったお札はお越しの際やお会いする折などにお預け頂ければ、お焚き上げを致しますのでお申し付け下さい。

最後になりますが、写真撮影、提供いただきました溝口克己さまに御礼申し上げます。

令和五年四月吉日

      白砂山自元寺住職  山崎秀典 頓首

【庫裡内覧と精進料理の会】

1週間前の行事、遅れてのご報告になりますが、檀信徒・坐禅会・ヨーガ講座・茶道参加者対象とした内覧会と、精進料理ランチを行いました。

古屋賢仁実行委員長(建築部会長兼)のごあいさつ

11月25、26日と連日の開催でしたが、2日間のべ45名、精進料理も60名分(お見えになれなくなった方へお弁当をつくりました)とボリュームのある2日間でしたが、建築部会を中心とした総代さま、山内の皆で無事終えることが出来ました。

開基・馬場美濃守信房公についての講演上映

先般の小和田哲男先生ご講演は、初めてご覧になる方も、改めて見る方も、新たな気づきがあったようでした。

内覧では、限られた時間ではありましたが、建築部会にて何を描いて、進めてきたか、検討していただいたことが、具体的にどのように活かされたのかを感じて頂けたのではないかと思います。

内覧ののち、精進料理ランチは弟・元道がフル稼働してくれました。

〇1日目メニュー

馬鈴薯ゆかりご飯、野菜盛沢山でとった出汁の白菜とお揚げのお味噌汁、総代さん奥様手作りの漬物(ハヤト瓜)、里芋の唐揚げ、煮物(大根、人参、カボチャ)、ゴマ豆腐

〇2日目メニュー

馬鈴薯ゆかりご飯、野菜盛沢山でとった出汁の白菜とお揚げお味噌汁、総代さん奥様手作りの漬物(大根甘酢漬け)、里芋の唐揚げ、煮物(こんにゃく、椎茸、人参)、カボチャの黄粉和え、ゴマ豆腐

お米や馬鈴薯、白菜、大根、里芋、カボチャ、漬物と多くの食材は開催を知った檀家さん、縁者より頂いたものです。

お味噌汁のだしの美味しさにはとても驚かれたようで、何人もおかわりをしていただけたこと、とてもうれしかったです!

皆さまもお気持ちも相まって、とても贅沢な時間となりました。

お礼申し上げます。

伽藍の胸襟をひらく、そんなテーマで庫裡を設計、総代さん方、檀信徒のみなさまと共に作り上げてきました。

伽藍はできても、そこにどんな血肉が通うのか、これは一生かけて考え続けなければならないことだと思います。

でも決してひとりではなく、多くの方がいることを、今回の事業を通して実感しました。

当たり前のようだけど、縁ある人、おひとりおひとりのお声を聴き続けられる人間でありたいと思っています。

実行委員会、内覧研修会を開催いたしました 

令和4年5月24日、落慶記念事業実行委員会、第7回目の会議を開催しました
内容は6月12日に開催される、記念式典と落慶法要に向けての準備です。当日の受付や駐車場の諸準備、檀信徒はじめ、関係者へのお声掛け、実行委員会による清掃活動の分担など、多岐にわたる項目の確認を行いました。改めて、皆様のご尽力のもとにこの式典が行われることを実感致しました。

続いて行われましたのが庫裡の内覧です。
活用方法など、さまざまな意見が交わされました。自由度が高く使いやすくなった庫裏を実際にご覧いただき、皆様にも具体的な利用のイメージが膨らんだように感じました。
実行委員の皆様方は、職業もお立場も様々な背景をお持ちの方です。色々な視点から出されるご意見を伺うと、新しい活用方法などの発見もありました。やはり、色々な方の意見を伺うのは楽しいことですね。
新しくなった庫裏が多様な人と人とをゆるやかに繋げ、白州がより良い地域となれるように、このような関係性をより深めていきたいと強く願うとともに、そこに貢献できる寺院を皆さんと築いていきたいと念じます。

その後は精進料理をいただきながら、久しぶりの懇親を楽しみました。感染症予防に最大限に配慮し、距離を開けマスクをつけながらの会食です。感染症流行以前と比べると静かな時間となりましたが、皆様に食事をお楽しみいただけたようです。素材を活かす精進料理のおいしさとその背景にもふれ、充実した時間をお過ごしいただけました。

精進料理は住職の弟・元道師が調理いたしました。
おいしさはもちろんですが、季節のものを使い、材料を使いきれるような買い出し、献立と、精進料理の軸がぶれないように、時間をかけて準備を行いました。
精進料理とは、肉を使わない菜食主義の食事とは意味合いが少し異なります。特に曹洞宗では食事を修行の一つととらえ専門の役職を作るほどに重要視しているのです。
様々な決まりもありますが、重視されるのは「淡味」これはただ薄味に調理することではありません。素材の持ち味を最大限生かす味付けと、素材にふさわしい調理方法もそう呼ぶことがあります。
無理なく手に入る旬の素材を無駄のないよう使い切り、食べる相手のことを思いながら手間暇は惜しみません。今回の試食会のようなハレの日にはふさわしい献立を考えますが、派手に飾り立てることはしません。
そのように作られた今回の献立は、皆様に命そのままの味わいの豊かさと、命を頂く尊さを感じていただけたのではないでしょうか。

さて、6月12日の式典まで日が迫ってまいりました。万端準備を進めて参ります。参加申し込みが必要です。詳細はリンク先をご覧いただき、皆様奮ってご参加下さい!

参考 https://www.sotozen-net.or.jp/zen/cooking/taste

大施食会をお勤め致しました

去る9月20日、護持会主催・大施食会をお勤め致しました。法要後は総代会を開催し、本年も護持会総会は書面議決にて執り行いました。質疑応答のほか、延期されておりました、来年度開催予定の【開創450年・庫裡落慶記念式典】の日程なども話し合いました。

当日は寺院4名、総代様11名にご参列いただき、檀信徒はじめ皆さまの先祖の安寧をお祈り致しました。昨年と同様、方丈様も総代様も最少の人数で、ソーシャルディスタンスを十分にとった、マスク姿での法要です。静かで厳かな雰囲気の元、無事にご供養を終えることができました。

法要も、昨年からはこの方法が当たり前のようになり、様々なことを皆様にご協力いただいておりますが、つい2年前はそうではありませんでしたね。本堂に沢山の檀信徒の皆様にお集まりいただき、皆様と楽しく語らいながら過ごしたことを思うと、なんとも寂しい気持ちがわいてまいります。

静かな法要も厳粛な雰囲気で良いものですが、ご詠歌もなく、檀信徒の皆様と直接お会いできる機会も減っていることを本当に寂しく思います。人と人とが緩やかにあたたかく繋がれるよう、来年の庫裏の落成式典のころには、この状況が落ち着いて皆様と集えることを心より願っております。

【大施食会について】

今生きていることへの感謝を込めて行う「施食会」。餓鬼道に堕ちて苦しむ無縁仏様を供養する法要とされています。

仏教には六道と呼ばれる世界があり、そのうちの一つが餓鬼道です。必要以上に欲しがったり、自分一人だけが満足したりなど貪りの結果として、餓鬼道に堕ちるといわれています。施されたものだけは餓鬼道の亡者も口にすることができ、そうして施しの大切さを知り、仏法に目覚め、救われることを目指しています。

施食会にて読まれるお経は「甘露門」です。このお経には分かち合うことの尊さや大切さ、生きとし生けるすべての者が、心安らかにすごせるようにと願う仏さまの教えが説かれています。餓鬼道で苦しみ、供養をしてくれる人もいない者も、漏れなく救おうとする懐の深さ。失敗したとしても見捨てず、本人が自ら大切なことに気づいて這い上がれるように導く仏様の教えです。

現代ではSNSなどで少しでも身勝手なことをすると、正義の名のもとに立ち上がれなくなるくらいまで攻撃されることがあります。間違を正すことも大切かもしれませんが、決して見捨てず、本人が気づきそこから立ち上がれるよう手を貸すことも、また大切なことかもしれませんね。

秋のお彼岸のお知らせ

次第に暑さがしのぎやすくなってまいりました。日も段々と短くなり、夜に虫の声が響くのを聞くと秋がきたことを実感いたします。

2021年、秋のお彼岸のお墓参りについてお知らせいたします。今年のお彼岸は下記の日程です。

9月20日(月・祝):彼岸入り

9月23日(木・祝):彼岸の中日(=秋分の日)

9月26日(日):彼岸明け

お彼岸中、どの日にお参りいただいてもかまいません。まずご本尊様へお参りいただき、その後ご縁のあるお墓にお参り下さい。

20日には先祖供養法要・施食会を執り行います。今年の法要も感染症予防対策のため、総代様と少数の僧侶にて執り行わせていただきます。檀信徒の皆様にはご参加いただけませんが、皆様の幸せを願い、心をこめてお祈りいたします。

法要後、総代・役員様より各家に卒塔婆を配布させていただく予定です。

秋のお彼岸に心穏やかに手を合わせ、ご先祖様とのつながりと自分自身の在り方に思いをはせるきっかけになるよう願っております。

【お彼岸の話】

彼岸は一般的には「死後の世界」と表現されることが多いですが、仏教では少し意味合いが違います。

「彼岸(ひがん)」とは悟りの世界のこと。煩悩や欲望の多い「此岸(しがん)」の向こう側にある目指すべき場所です。昼と夜の長さが丁度同じになるこの日は、仏教の「中道」の精神に通じるものがあります。お彼岸のお参りは「自分自身のための修行」としての意味があるといわれています。

また、日が極楽浄土のある真西に沈むこの日は、浄土がこの世に最も近くなると言われています。偏ったりとらわれたりしない「中道」に近付けるよう、心の重荷を手放し、心静かに手を合わせる時間がもてますよう願っております。

ところで、お彼岸はもともとの仏教の教えにはない行事で、日本だけの習慣だそうです。

四季のある気候風土や、土着の太陽信仰と仏さまの教えが混ざりあい、日本人に広く受け入れられたといわれています。

こういった話を聞くと、仏教も含め宗教は守るべきことも多くありますが、様々な文化も否定せず受け入れる懐が広い部分があってよいのだなあと感じます。

秋は実りの季節、農家も夏に続いて忙しい時期になってまいります。何かと気ぜわしい折とは思いますが、ほんのひと時、ご先祖様に手を合わせ、穏やかな時間を過ごしていただけたらと思います。

参考:曹洞宗ネット

「彼岸会」https://www.sotozen-net.or.jp/ceremony/annual/higane

9月20日 大施食会法要を行いました

9月20日(日)午後1:30より、大施食会の法要を執り行いました。

当日は9月初頭から続いていた暑さも和らぎ、天候にも恵まれ過ごしやすい秋の一日となりました。

例年であれば大施食会の法要には多くの檀家の皆様にご参加いただいておりますが、本年度は規模を大幅に縮小し執り行いました。

法要には総代さん11名の方にご参列いただきました。僧侶も例年の半数ほど、親戚や法縁の方丈様、6名にお手伝いをいただきました。
僧侶・総代の皆様方には本堂でも十分な距離を保っていただき、送風機での換気も行いました。前後の消毒のほか、法要中もマスクを着用しての参列をお願いいたしました。

ご協力いただくことの多い法要となりましたが、皆様に快くご協力いただき、恙なく執り行うことができました。本当にありがとうございました。

例年ですと多くの檀家様や僧侶でにぎやかなご供養となるのですが、今年は落ち着いた法要となりました。厳かな雰囲気でまた違った良さがありました。

とはいえ、やはり寂しい気持ちもあります。例年であればたくさんの方にご参列いただき、ご詠歌も詠う賑やかな法要です。法要はもちろんのこと、ご詠歌を大人数で詠う一体感や荘厳さは、得難いものと感じてくださっている方も多いのではないでしょうか。(ご詠歌を『仏教のゴスペル』と表現する人もおり、言いえて妙だと感じました。)
また、法要の前後には久々に会う方々の話に花の咲く姿もあり、ご縁を繋ぐ場としての寺院の役割も感じられておりました。

一日も早く、皆様と心安らかにお会いできる日が来ることを祈っております。

【お彼岸について】
この日はお彼岸中でしたので、墓地にも大勢の皆様がお墓参りにいらっしゃいました。
お彼岸はお盆と同じく先祖供養を行いますが、少し意味合いが違うといわれています。極楽浄土のある真西の方角から太陽が昇り沈む日の前一週間は、善行を行い善い功徳を積む期間として理解されるようになり、お寺参りやお墓参りを行うようになったといわれています。ご先祖様とのご縁をつなぐお盆とは異なり「ご自身の修行」としての意義があるといわれています。春と秋にお彼岸があるのは、一度行ったらそれで終わりではなく、繰り返し行うことが大切という意味もあるようです。

参考:曹洞宗ネット

令和2年9月20日【大施食会】【護持会総会】のお知らせ

令和2年の【大施食会】【護持会総会】は規模を大幅に縮小し、9月20日に実施いたします。

【大施食会】
大施食会は令和2年9月20日に「少人数の僧侶、総代のみの出席」にて開催致します。
檀家の皆様には、先だってご案内を郵送いたしました。まだお手元に届いておりませんでしたら、ご一報ください。
先祖供養(施食会・せじきえ)は、供養後、白州町内は各家墓地に卒塔婆をお建て致します。町外墓地の方は卒塔婆・供養札・読み込みのみの3つからお選びください。
諸準備の為、9月10日までにお申し込み下さい。ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
卒塔婆は、白州町内に墓地のある方は総代・役員がお建てします。
墓地が町外で、卒塔婆を希望の方は自元寺まで取りにお越し下さい。供養札は郵送致します。どちらも希望なさらない方も、法要内でご芳名を読み上げます

【護持会総会】
護持会総会は同日、法要後に実施いたします。総会資料を郵送し、議事は書面議決といたします。資料をご覧になり、ご意見がございましたら、同じく9月10日までにお申し出下さい。
本年は書面での総会となりますが、よりよい護持会運営のために例年と変わらず活発な議論を賜れればと存じます。
なお、護持会費は自元寺本堂の年間地震保険料、供養料等に充てさせて頂きます。
感染症拡大予防のため、例年とは異なる方法での実施になりますこと、ご理解いただけますと幸いです。変わらず良い供養ができますよう、心を込めお祈りいたします。

【大施食会】にはどういう意味があるのでしょう

大施食会(大施餓鬼会)は各宗派でも広く行われる仏教行事で、多くは年に1回行われます。「大施餓鬼会(だいせがきえ)」ともいいますが、曹洞宗では「大施食会」と呼びます。ご先祖様はもちろんのこと、弔う者のいない無縁仏様やすべての精霊を救うための法要でもあります。

この施食会は特に追善供養(生きている者が亡くなった者のために行う善行)の功徳が大きいとされており、多くの宗派で盛大に行うそうです。
「他の人の救済のために尽くす」ことを尊いと考える、仏教の考えがよくわかる法要といえるかもしれません。

また、曹洞宗をはじめとする禅宗では「生飯(さば)」という作法があります。施食会の時だけ供養を行うのではなく、普段の食事の際にも7粒のお米を取り分けることで、すべての精霊に施食を行うという意味があります。普段の生活と修行とが密接にかかわる、禅宗らしい作法です。

450周年式典を6月27日に開催いたしました。

自元寺開創450周年記念式典は、過日6月27日に規模を大幅に縮小し開催いたしました。
当日は天候にも恵まれ、お祝いの式典にふさわしい日となりました。

午後より法要を行いました。社会情勢を鑑み、感染予防に努めながら少人数の僧侶と総代・実行委員会等代表のみの参列とさせていただきました。
厳かな雰囲気の中法要が執り行われ、つつがなく終了いたしました。

自元寺でつながったご縁をより一層深く感じていただけるよう、『美濃守』も心を込めてご祈祷いたしました。お手元に届きましたら、ぜひ身近に置いていただきたく思います。

規模は縮小させていただきましたが、自元寺を450年もの長きにわたり皆様に支えていただいたことへの感謝、これから未来に向けての新たな気持ちを改めて感じられる、素晴らしい機会となりました。

ご参加いただいた皆様、式典の準備に尽力くださった皆様、檀家の皆様、地域の皆様に心よりお礼申し上げます。
どうぞ、これからも自元寺をよろしくお願いいたします。

<住職からのご挨拶>

新型ウイルス感染症、熊本南部豪雨災害物故者のご冥福をお祈り申し上げます。
6月27日、梅雨の晴れ間のなか、当初の予定よりはかなり小規模での開催となりましたが、ご本寺・清泰寺さまはじめ、法縁・法類のご寺院さま、総代・実行委員さまのご参列を賜り、厳粛に儀式をお勤めすることができました。心より感謝いたします。

法要は2座お勤めされ、1座目は自元寺をお開きになった開山さま、ならびに歴代27名の住職方へのご供養、2座目は開基である馬場美濃守信房公への報恩法要でした。

開基さまの供養は住職・寺族のみで行ってきましたが、初めてご寺院さま・檀信徒のみなさまといっしょにお勤めができましたことはとてもありがたく、導師を勤めながら改めて自元寺の存在意義を感じた次第です。(美濃守さまもとても喜ばれた気がします!)

本来ならばお越しいただく予定だった馬場家血縁のみなさまにもお心をよせていただきながら法要を行いました。
来年は庫裡の耐震改修工事があるため、同様に小規模開催となってしまいますが、2年後には落慶法要と合わせて皆さまをお招きして、ご供養と開基さまのご遺徳をお讃えするになりますよう、諸準備整えて参ります。その際はぜひ足をお運びください。

20日には総代・実行委員さま中心に清掃作業もしていただきました。重ねてお礼申し上げます。
ウイルス・自然災害と続き、大変な環境ではありますが、皆さまのご多幸を心より祈念いたします。

【6月27日】450周年式典規模縮小のお知らせ

このような折、皆様いかがお過ごしでしょうか。
当寺におきましては、全ての方々の健康を守るため、令和2年(2020年)6月27日(土)に予定しておりました自元寺450周年式典の規模を大幅に縮小することといたしました。

(1)開創450年記念法要は、関係者のみで執り行います

(2)小和田哲男先生の講演会は、2022年春以降に延期いたします

これまで、どのような形で法要を行うのが最善か、検討を重ねて参りました。
そして、この度は皆様のご健康を優先したく、規模縮小という決断をさせていただきました。

法要については、少人数の僧侶と総代・実行委員会等代表のみの参列とし、密集密接を避けて執り行います。

檀家の皆様、近隣の皆様、自元寺とご縁のある皆様のために、参加者全員で心を込めて御祈祷いたします。

また『小和田哲男先生講演会』は、2022年春以降に延期して開催いたします。先生にもご快諾いただけましたため、その折には安心してご聴講いただける環境を整えて参ります。

講演会の具体的な日程は未定ですが、今年末から始まる、庫裡(くり)の耐震補強工事終了後の落慶式に合わせての開催を予定しております。工期は1年程度のため、2022年春~初夏にかけての時期になるかと存じます。
どうぞ、楽しみにお待ちください。

◇改めまして、延期についてのご挨拶

当寺といたしましても、今回の式典がこのような形での開催になることを、とても残念に思います。開創より450年を迎えられたことを皆様とお祝いし、これからの寺院の在り方にむけて考えるよき節目となるよう、これまで関係各位と準備を進めて参りました。今まで自元寺を支えてくださった皆様はもちろん、馬場信房公と所縁のある方々との新しい出会いにも期待し、その日を迎えることを楽しみにしておりました。

結果として規模縮小という判断をさせていただきましたが、山梨県の緊急事態宣言が解除となったことは、光明と感じております。

人と人とが直接出会うのが難しい状況は、まだしばらく続くかもしれません。自元寺はこれからも ”一人ひとりがつながることのできる「おらが寺」” を目指し、皆様とのご縁を大切にしていきたいと考えております。

自元寺は、個人でのお立ち寄りも歓迎いたしております。
また、このような折ですので、お心の内に一人で抱え込むのではなく、当寺までお気軽にご相談いただきたく思います。
このような時期こそ、皆様の身近な寺として、地域、社会、そして個人を支えて参ります。
どうぞ、これからも自元寺をよろしくお願いいたします。