実行委員会、内覧研修会を開催いたしました 

令和4年5月24日、落慶記念事業実行委員会、第7回目の会議を開催しました
内容は6月12日に開催される、記念式典と落慶法要に向けての準備です。当日の受付や駐車場の諸準備、檀信徒はじめ、関係者へのお声掛け、実行委員会による清掃活動の分担など、多岐にわたる項目の確認を行いました。改めて、皆様のご尽力のもとにこの式典が行われることを実感致しました。

続いて行われましたのが庫裡の内覧です。
活用方法など、さまざまな意見が交わされました。自由度が高く使いやすくなった庫裏を実際にご覧いただき、皆様にも具体的な利用のイメージが膨らんだように感じました。
実行委員の皆様方は、職業もお立場も様々な背景をお持ちの方です。色々な視点から出されるご意見を伺うと、新しい活用方法などの発見もありました。やはり、色々な方の意見を伺うのは楽しいことですね。
新しくなった庫裏が多様な人と人とをゆるやかに繋げ、白州がより良い地域となれるように、このような関係性をより深めていきたいと強く願うとともに、そこに貢献できる寺院を皆さんと築いていきたいと念じます。

その後は精進料理をいただきながら、久しぶりの懇親を楽しみました。感染症予防に最大限に配慮し、距離を開けマスクをつけながらの会食です。感染症流行以前と比べると静かな時間となりましたが、皆様に食事をお楽しみいただけたようです。素材を活かす精進料理のおいしさとその背景にもふれ、充実した時間をお過ごしいただけました。

精進料理は住職の弟・元道師が調理いたしました。
おいしさはもちろんですが、季節のものを使い、材料を使いきれるような買い出し、献立と、精進料理の軸がぶれないように、時間をかけて準備を行いました。
精進料理とは、肉を使わない菜食主義の食事とは意味合いが少し異なります。特に曹洞宗では食事を修行の一つととらえ専門の役職を作るほどに重要視しているのです。
様々な決まりもありますが、重視されるのは「淡味」これはただ薄味に調理することではありません。素材の持ち味を最大限生かす味付けと、素材にふさわしい調理方法もそう呼ぶことがあります。
無理なく手に入る旬の素材を無駄のないよう使い切り、食べる相手のことを思いながら手間暇は惜しみません。今回の試食会のようなハレの日にはふさわしい献立を考えますが、派手に飾り立てることはしません。
そのように作られた今回の献立は、皆様に命そのままの味わいの豊かさと、命を頂く尊さを感じていただけたのではないでしょうか。

さて、6月12日の式典まで日が迫ってまいりました。万端準備を進めて参ります。参加申し込みが必要です。詳細はリンク先をご覧いただき、皆様奮ってご参加下さい!

参考 https://www.sotozen-net.or.jp/zen/cooking/taste