8月1日(月)お墓参りと【山梨県内】お盆の棚経のお知らせ 

檀信徒の皆さまへ、8月1日(月)・自元寺のお墓参りと、山梨県内・お盆の棚経の日程についてお知らせいたします。この日程は仮のもので、7月下旬に総代会を開催し、最終的な判断を頂く予定です。日程が近くなりましたら、お知らせ等でご確認下さい。

【お墓参りのお知らせ】

例年通り、8月1日(月)墓参りを行います。
時間は朝6時前後~午後5時ころまでを目安にしておりますが、一日中お参りいただけます。4名ほどの僧侶が待機し、皆様のご用意が整いましたらご供養を致します。
お参りの方の来訪に合わせお待ちしておりますので、僧侶の読経供養をご希望の方は庫裏にお声がけください。旗をお渡し致します。お仕事の方、この日にお参りができない方、首都圏など遠方にお住いで今年はお墓参りを控えたい方も、事前にお知らせ頂けましたら当日にご供養が可能です。
地域の皆様が朝早くからおいでになり、ご先祖様との繋がりに想いを馳せてくださる姿は嬉しく、また大変尊く感じております。今年は平日となりますが、静かに手を合わせるよきひと時になりますよう、心を込めてご供養致します。

【お盆 棚経についてのお知らせ】

北杜市~甲府方面の棚経は、以下の日程で順にお参り致します。

8月11日 白須上

  12日 白須下地区前半(一組方面より)

  13日 甲府・韮崎方面

白須下地区(午後明野・公案寺様担当は例年通り)

  14日 竹宇地区 (白須より上へ)

  15日 前沢(朝、一組より)・新盆(午後より)

  16日 お寺参り・予備日

13日以前は、精霊棚は飾らなくても結構です。例年通り、13~16日の期間に棚をお祀り下さい。今年も感染症予防の観点から、お茶などの接待はご遠慮させて頂きます。また、場合によってはマスクを着用してのご供養になりますことをお許しください。弟・元道も、師匠にあたる長坂町・龍澤寺様より暇を頂ければ共にお勤めさせて頂きます。

不明点・都合の悪い場合、変更等は、8月10日までに自元寺にお電話にてお知らせ下さい。℡ 0551-35-2245(自元寺:山崎)

原則、以上の日程にて参上させて頂く予定ですが、訪問はせずに位牌堂での読経を希望する方は,お寺までご一報下さい。可能な限りご希望が叶うようお勤めいたします。ともに手を合わせ、ご供養できれば幸いです。

梅雨が明けてからというもの、ここ白州も日中は外に出ているのがつらいほどの暑さになっておりますので、皆様体調には十分お気を付けになってください。8月に皆様にお会いできますことと、ご先祖様や地域とのご縁を感じられる時間になることを願っております。

令和4年6月12日 庫裏の耐震工事完成落慶記念法要を執り行いました 

令和4年6月12日、庫裏の耐震工事完成の落慶記念法要を執り行いました。ここ2年程、法要は規模を縮小しての開催であり、そんな中で待ち望んでいた皆様とお顔を合わせての法要。天候にも恵まれ素晴らしい一日となりました。

ご参加いただいたのは総代・実行委員会、施工関係者、開基・馬場美濃守信房公の末裔・縁者、教区寺院、法縁寺院などです。

多くの僧侶での法要は本当に久しぶりでしたが、古来より伝わる作法の大切さ、その力をひしひしと感じました。
私たちの儀礼は「ことばに言い表せないものを形にする」と言われております。感じ方は人それぞれで良く、正解はありません。この懐の広さが仏さまの教えの良さとも言えます。
ですが、信房公の末裔・縁者、信房公を慕う地元の皆様と共に法要を執り行うことができたこと、古来から受け継がれてきた作法の美しさ、皆様とのご縁の尊さを改めて感じることができた事は、この上ない喜びでありました。心より感謝申し上げます。

小和田哲男先生のご講演も、DVDの放映という形で行いました。小和田先生は、歴史学者であり馬場信房公の末裔でもあります。馬場氏の成り立ちから信房公が亡くなるまでの歴史を当時の勢力図や地理を交えながら、臨場感たっぷりにご解説いただきました。

信房公は、武田家の名だたる武将の中でも特に信頼されていた事、武田家の名誉を守るため、自分の命をかけて主君に進言したこともある「大変気骨のある武将だった」事など、人柄が偲ばれるエピソードも頂きました。
印象的だったのは、戦国時代の武将にとって神仏はすがるべきもので、現代の私たちの感覚以上に心から神仏に救いを求めていたということです。寺院は精神的な拠り所であり、亡くなった後に菩提を弔ってもらう以上の意味を持っていました。
また、地域にとっても今以上に寺院は精神的な結びつきを強める場所だったのです。

小和田先生のご講演にはとても感銘を受けました。
現代でも広く地域に慕われる、信房公が建立されたお寺を護らせていただいていることの気持ちを、新たにしていただいたと感じております。
これからもこの庫裡、信房公の後世に残る人徳に恥じることのないよう、自元寺の在り方を皆様と共に作り上げて参れればと考えております。引き続きのお力添え、よろしくお願い申し上げます。

最後に、皆様に多大なお力添えをいただいた庫裏の耐震補強工事とその記念法要を、皆様とお顔を合わせて開催できたことを心より嬉しく感じております。「地域に開かれた、地域の人が集うお寺」を目指し、気持ちを新たに精進してまいります。

【講演】信房公菩提寺・自元寺開創450年記念講演「戦国武将 馬場美濃守信房」

小和田哲男先生のご講演は、こちらのyoutubeチャンネルからもご覧いただけます。