檀信徒の皆さまへ、令和2年8月1日(土)のお墓参りについてのお知らせです。
例年通り、8月1日にお墓参りを行います。
お参りの方の来訪に合わせお待ちしておりますので、僧侶の読経供養をご希望の方は庫裏にお声がけください。旗をお渡し致します。
一日中お参りいただけますが、目安として朝6時前後から午後5時ころまでを予定しており、4名ほどの僧侶が待機し、皆様のご用意が整いましたらご供養を致します。
お仕事の方、この日にお参りができない方、首都圏など遠方にお住いで今年はお墓参りを控えたい方も、事前にお知らせ頂けましたら当日にご供養を行います。
たくさんの方が墓参にいらっしゃいます。中には出勤前にいらっしゃる方もおいでで、頭が下がる思いです。
素晴らしいのは、皆様がご自分の家だけではなく、本家や母親の実家、祖父母など由来のあるところにお参りをされることです。いつもは静かな境内が、お供えの生花で華やかかつ、お線香の香りで荘厳な雰囲気に包まれまれる、よき一日です。
この日を迎える度、皆様がご先祖様から続くご縁を大切になさっていることが感じられ大変嬉しく、また自元寺も良い菩提寺でありたいと気持ちが引き締まります。
お参りにお越しの皆さま、8月1日に自元寺でお待ちしております。
お盆の月の1日は、「釜蓋朔日(かまぶたついたち)」と呼び、「地獄の釜のふたが開く日」といわれています。この日を境にお盆入りと考え、準備をしていきます。
峡北地方では8月1日がお盆の入りといわれており、お墓参りはその名のごとく掃除をして墓参をする、お盆本来の形が残っています。ですが、この日に墓参を行うのは県内でも珍しいことのようです。他の多くの地域では、お盆の入り13日に墓掃除とお迎えを併せてするそうです。地域によって大きな差があるのですね。
お墓参りの作法についても簡単にご説明いたします。
1)本堂正面でご本尊様にお参りをします。
2)まずはお墓周りの草取りや、落ち葉などの掃除を行います。
3)墓石に水をかけ、たわしなどでこすり汚れを落とした後、布で拭きとります。
4)花やお供物を備えます。(食べ物のお供えはお持ち帰り下さい)
5)墓石にお清めの水をかけ、線香·ろうそくをたて手を合わせます。
手順に難しいことはありませんが、自分のルーツに思いを馳せご先祖様に「あなたのおかげで私が今ここにあります」と感謝の心で手を合わせることが大切です。ご参考になれば幸いです。
参考 曹洞宗近畿管区教化センターhttps://www.soto-kinki.net/sp/butsuji/chishiki_ohakamairi.php
月: 2020年7月
450周年式典を6月27日に開催いたしました。
自元寺開創450周年記念式典は、過日6月27日に規模を大幅に縮小し開催いたしました。
当日は天候にも恵まれ、お祝いの式典にふさわしい日となりました。
午後より法要を行いました。社会情勢を鑑み、感染予防に努めながら少人数の僧侶と総代・実行委員会等代表のみの参列とさせていただきました。
厳かな雰囲気の中法要が執り行われ、つつがなく終了いたしました。
自元寺でつながったご縁をより一層深く感じていただけるよう、『美濃守』も心を込めてご祈祷いたしました。お手元に届きましたら、ぜひ身近に置いていただきたく思います。
規模は縮小させていただきましたが、自元寺を450年もの長きにわたり皆様に支えていただいたことへの感謝、これから未来に向けての新たな気持ちを改めて感じられる、素晴らしい機会となりました。
ご参加いただいた皆様、式典の準備に尽力くださった皆様、檀家の皆様、地域の皆様に心よりお礼申し上げます。
どうぞ、これからも自元寺をよろしくお願いいたします。
<住職からのご挨拶>
新型ウイルス感染症、熊本南部豪雨災害物故者のご冥福をお祈り申し上げます。
6月27日、梅雨の晴れ間のなか、当初の予定よりはかなり小規模での開催となりましたが、ご本寺・清泰寺さまはじめ、法縁・法類のご寺院さま、総代・実行委員さまのご参列を賜り、厳粛に儀式をお勤めすることができました。心より感謝いたします。
法要は2座お勤めされ、1座目は自元寺をお開きになった開山さま、ならびに歴代27名の住職方へのご供養、2座目は開基である馬場美濃守信房公への報恩法要でした。
開基さまの供養は住職・寺族のみで行ってきましたが、初めてご寺院さま・檀信徒のみなさまといっしょにお勤めができましたことはとてもありがたく、導師を勤めながら改めて自元寺の存在意義を感じた次第です。(美濃守さまもとても喜ばれた気がします!)
本来ならばお越しいただく予定だった馬場家血縁のみなさまにもお心をよせていただきながら法要を行いました。
来年は庫裡の耐震改修工事があるため、同様に小規模開催となってしまいますが、2年後には落慶法要と合わせて皆さまをお招きして、ご供養と開基さまのご遺徳をお讃えするになりますよう、諸準備整えて参ります。その際はぜひ足をお運びください。
20日には総代・実行委員さま中心に清掃作業もしていただきました。重ねてお礼申し上げます。
ウイルス・自然災害と続き、大変な環境ではありますが、皆さまのご多幸を心より祈念いたします。