11/25(金)・26(土)「庫裡内覧と精進料理の会」のお知らせ

11/25(金)・26(土)「庫裡内覧と精進料理の会」を開催いたします。食材の準備の都合上、11/18(金)までにお申し込みをお願いいたします。

定員を設けております。檀家の皆様を優先いたしますが、その他の皆様も余裕があればお申込みいただけます。地域の皆様にも是非ご覧いただきたい温かな場ですので、どなたでもお気軽にご参加いただけましたら幸いです。

内容は、両日とも同じものです。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

【日程】

11/25(金)・26(土)

【時間】
10:00~  受付
10:30~  小和田哲男先生ご講演上映(1時間)
11:30~  住職、建築部会による内覧説明
12:00~  精進料理説明・食事
13:00     解散予定

【お申し込み方法】
電話、メールにてお願いいたします。
ご参加される方の
・お名前
・ご連絡先
・食品アレルギーなど
をお伝えください。

電話 0551-35-2245(Fax兼)  メール jigenji1570@outlook.jp

【費用】
無料

【締め切り】
11/18(金)までにお申し込みください。

令和4年6月12日 庫裏の耐震工事完成落慶記念法要を執り行いました 

令和4年6月12日、庫裏の耐震工事完成の落慶記念法要を執り行いました。ここ2年程、法要は規模を縮小しての開催であり、そんな中で待ち望んでいた皆様とお顔を合わせての法要。天候にも恵まれ素晴らしい一日となりました。

ご参加いただいたのは総代・実行委員会、施工関係者、開基・馬場美濃守信房公の末裔・縁者、教区寺院、法縁寺院などです。

多くの僧侶での法要は本当に久しぶりでしたが、古来より伝わる作法の大切さ、その力をひしひしと感じました。
私たちの儀礼は「ことばに言い表せないものを形にする」と言われております。感じ方は人それぞれで良く、正解はありません。この懐の広さが仏さまの教えの良さとも言えます。
ですが、信房公の末裔・縁者、信房公を慕う地元の皆様と共に法要を執り行うことができたこと、古来から受け継がれてきた作法の美しさ、皆様とのご縁の尊さを改めて感じることができた事は、この上ない喜びでありました。心より感謝申し上げます。

小和田哲男先生のご講演も、DVDの放映という形で行いました。小和田先生は、歴史学者であり馬場信房公の末裔でもあります。馬場氏の成り立ちから信房公が亡くなるまでの歴史を当時の勢力図や地理を交えながら、臨場感たっぷりにご解説いただきました。

信房公は、武田家の名だたる武将の中でも特に信頼されていた事、武田家の名誉を守るため、自分の命をかけて主君に進言したこともある「大変気骨のある武将だった」事など、人柄が偲ばれるエピソードも頂きました。
印象的だったのは、戦国時代の武将にとって神仏はすがるべきもので、現代の私たちの感覚以上に心から神仏に救いを求めていたということです。寺院は精神的な拠り所であり、亡くなった後に菩提を弔ってもらう以上の意味を持っていました。
また、地域にとっても今以上に寺院は精神的な結びつきを強める場所だったのです。

小和田先生のご講演にはとても感銘を受けました。
現代でも広く地域に慕われる、信房公が建立されたお寺を護らせていただいていることの気持ちを、新たにしていただいたと感じております。
これからもこの庫裡、信房公の後世に残る人徳に恥じることのないよう、自元寺の在り方を皆様と共に作り上げて参れればと考えております。引き続きのお力添え、よろしくお願い申し上げます。

最後に、皆様に多大なお力添えをいただいた庫裏の耐震補強工事とその記念法要を、皆様とお顔を合わせて開催できたことを心より嬉しく感じております。「地域に開かれた、地域の人が集うお寺」を目指し、気持ちを新たに精進してまいります。

【講演】信房公菩提寺・自元寺開創450年記念講演「戦国武将 馬場美濃守信房」

小和田哲男先生のご講演は、こちらのyoutubeチャンネルからもご覧いただけます。

実行委員会、内覧研修会を開催いたしました 

令和4年5月24日、落慶記念事業実行委員会、第7回目の会議を開催しました
内容は6月12日に開催される、記念式典と落慶法要に向けての準備です。当日の受付や駐車場の諸準備、檀信徒はじめ、関係者へのお声掛け、実行委員会による清掃活動の分担など、多岐にわたる項目の確認を行いました。改めて、皆様のご尽力のもとにこの式典が行われることを実感致しました。

続いて行われましたのが庫裡の内覧です。
活用方法など、さまざまな意見が交わされました。自由度が高く使いやすくなった庫裏を実際にご覧いただき、皆様にも具体的な利用のイメージが膨らんだように感じました。
実行委員の皆様方は、職業もお立場も様々な背景をお持ちの方です。色々な視点から出されるご意見を伺うと、新しい活用方法などの発見もありました。やはり、色々な方の意見を伺うのは楽しいことですね。
新しくなった庫裏が多様な人と人とをゆるやかに繋げ、白州がより良い地域となれるように、このような関係性をより深めていきたいと強く願うとともに、そこに貢献できる寺院を皆さんと築いていきたいと念じます。

その後は精進料理をいただきながら、久しぶりの懇親を楽しみました。感染症予防に最大限に配慮し、距離を開けマスクをつけながらの会食です。感染症流行以前と比べると静かな時間となりましたが、皆様に食事をお楽しみいただけたようです。素材を活かす精進料理のおいしさとその背景にもふれ、充実した時間をお過ごしいただけました。

精進料理は住職の弟・元道師が調理いたしました。
おいしさはもちろんですが、季節のものを使い、材料を使いきれるような買い出し、献立と、精進料理の軸がぶれないように、時間をかけて準備を行いました。
精進料理とは、肉を使わない菜食主義の食事とは意味合いが少し異なります。特に曹洞宗では食事を修行の一つととらえ専門の役職を作るほどに重要視しているのです。
様々な決まりもありますが、重視されるのは「淡味」これはただ薄味に調理することではありません。素材の持ち味を最大限生かす味付けと、素材にふさわしい調理方法もそう呼ぶことがあります。
無理なく手に入る旬の素材を無駄のないよう使い切り、食べる相手のことを思いながら手間暇は惜しみません。今回の試食会のようなハレの日にはふさわしい献立を考えますが、派手に飾り立てることはしません。
そのように作られた今回の献立は、皆様に命そのままの味わいの豊かさと、命を頂く尊さを感じていただけたのではないでしょうか。

さて、6月12日の式典まで日が迫ってまいりました。万端準備を進めて参ります。参加申し込みが必要です。詳細はリンク先をご覧いただき、皆様奮ってご参加下さい!

参考 https://www.sotozen-net.or.jp/zen/cooking/taste

庫裡落慶法要・自元寺開創450年の記念式典のお知らせ 

令和4年6月12日、自元寺開創450年の記念式典を執り行います。これらは令和2年に執り行う予定でしたが、思いもよらぬ感染症の広がりを受け、2年越しの開催となりました。当日は以下の3つを執り行わせていただきます。

①開創450年記念法要
②小和田哲男先生講演会
③庫裏耐震補強工事落慶式法要
会場 白砂山自元寺(北杜市白州町白須 1364)
【電話】0551-35-2245(FAX兼用)  【e-mail】jigenji1570@outlook.jp

詳しいタイムテーブルなど詳細は総代様と協議後、改めてお知らせをいたします。現段階では縮小開催ではなく、檀家の皆様にご参加いただけますように準備を進めております。コロナの状況に応じて規模や開催方法などは変更される可能性がありますが、皆様と今度こそは集まれるのではないかという期待を込めて、ご報告をいたしました。

【行事の詳細につきまして】

①開創450年記念法要
自元寺開創450周年の法要は、令和2年6月27日に総代様と寺院関係者のみで行いましたが、今回皆様にお集まりいただくにあたり、改めて法要を行う予定です。どのように行うか現在検討中ですので続報をお待ちください。

②小和田哲男先生講演会
小和田哲男先生は自元寺開基である馬場信房公のご子孫でいらっしゃいます。歴史学者である小和田先生は特に戦国時代史を研究されており、わかりやすい解説が人気で、NHK「歴史秘話ヒストリア」や「知恵泉」などにもご出演されました。歴史をなぞるだけでなく、史実を基に現代を生きる私たちへのアドバイスも寄せて下さる予定です。

③庫裏耐震補強工事落慶式法要
庫裏の耐震補強工事が無事終了いたしました。式典に合わせまして落慶式法要を行います。羽村祐毅さんに設計をいただき、今よりもさらに「地域の人が集まりやすく」「立ち寄りやすい」開かれた庫裏となりました。お寺らしい格式を保ったまま建物の補強も行いましたので、安心してお過ごしいただけます。ぜひ皆様にご覧いただきたいと思います。

この一大行事に向け、総代の皆様にも、青年部会の皆様にも、自元寺とご縁のある多くの方々からの大きなご尽力を頂いております。良い行事になりますよう皆様のお力添えをいただきながら準備を進めてまいります。

京都大学建築学科 100周年記念コンペ【銀賞】を受賞しました!

誰もが立ち寄りやすいお寺のために~耐震補強工事日記~【2】

昨年より始まった庫裏(くり)の耐震補強工事、順調に進んでおります。現在、自元寺の庫裡は床や耐力壁が作られ、新しい骨組みが見えて参りました。昔からある骨組みに新しいものが足され、完成に向けて少しづつ姿を変えています。

さて、自元寺の設計が、「京都大学建築学科 100周年記念コンペ」で【銀賞】を受賞いたしました。大変明るく嬉しいニュースで、私共も誇らしく感じております。

コンペのテーマは「これからの街の遺伝子」

その時代ごと、人々の営みによって街並みは変わっていきます。無秩序に変わるのではなくそこにある建物の「遺伝子」がその地域に根ざしポジティブな変化をもたらせたら素晴らしいとは思いませんか。

シンプルに言い換えると、「その建築がきっかけで地域がより良くなること」

これはこの工事に寄せた私たちの願いでもあります。

「伽藍の胸襟を開く」が発表のコンセプトです。

今回の耐震補強工事では、庫裏をより人が集まりやすいよう工夫を凝らしました。座敷もより機能的になり、さらに居心地の良い空間になります。スロープも設けますので、車いすの方もベビーカーの方も入りやすくなります。

広い縁側もしつらえ、立ち寄った皆さんがちょっと腰掛けて話すこともできるようにしました。

もちろん、お寺としての格式を保ったまま建物の補強も行い、本堂をより格調高く感じていただけるよう、庫裏にあった唐破風の移築も行いました。

寺院は信仰の場であることはもちろんですが、寺子屋という教育の場になったり、街の人の相談所になったりと、時代ごとに人が集う場所として地域と共に生きてきました。自元寺は、これからも人と人とのつながりを作れる場でありたいと考えています。

設計した羽村祐毅さんはわたしの高校時代の同級生で、大人になってからも盃を酌み交わしてきた仲です。

折に触れ、わたしの思いやこの地域の在り方なども語り合ってきました。今回は建築士としてこのプロジェクトに関わっていただく中、6名の総代さんで組織されている「建築部会」はじめ、多くの方の声も反映しながら、地域やお寺の背景まで汲み取って、今回の設計を形にしてくださいました。

私たちとのこの地域にあり続ける自元寺の歴史も含め評価いただいたと感じ、心から嬉しく思います。

コンペのWebサイトにはこうあります。

「100年後の街を豊かにするような、遺伝子を残していくことは可能です。」

100年後に白州がどのようになっているかは誰にもわかりません。ですが、451年もの間そうであったように、これからも地域にあり続け、地域の人の心にも「自元寺」があり続けられるよう、自元寺も変化をしていきます。

京都大学建築学科100周年記念コンペ

http://100th-compe.archi.kyoto-u.ac.jp/

誰もが立ち寄りやすいお寺のために~耐震補強工事日記~【1】

構想より6年を経て、自元寺庫裡(くり)の耐震改修工事がスタートしました。
以前よりお寺を皆が安心して集まれる場所にしたいという想いを形にすることができ嬉しく思います。


工事にあたっては檀家総代会より建築部会を立ち上げ、皆様からさまざまなご意見をいただきました。住職の想いと皆様のアイディアや声、さまざまなものが加わり、本当に素晴らしい図面が仕上がりました。ご協力に感謝申し上げます。


甲府市・NOA環境設計所長の「羽村弘氏・祐毅氏」が私たちの想いを設計にして下さいました。両氏は日本の風土気候に合った建築を得意とし、県の建築賞や近年では東北建築賞を受賞され、ますますのご活躍が期待されております。
今後は、建築士、施行会社、大工さん、委員長(建築部会長)、耐震構造設計の専門家・萬田隆先生など、携わっていただいた方のご紹介やコラムを掲載予定です。この工事にかかわってくださる皆様の想いをぜひご覧いただき、背景にも思いをはせていただければと思います。

また庫裡の工事状況を、写真家「砺波周平氏」に撮影していただいております。砺波周平氏は『dancyu』や『暮しの手帖』の表紙撮影、七賢さんのプロモーションビデオ撮影など、幅広くご活躍されています。砺波周平氏は八ヶ岳山麓にお住いで、インスタグラムでも日々の生活を発信なさっています。砺波氏の目を通すと見慣れた北杜市の風景がこんなにも美しく見えるのか!と改めてこの土地の良さを感じられる、素晴らしい写真家です。
そんな砺波周平氏に、庫裡の完成までの過程を撮影していただき、お寺の想い、皆さまの想い、地域への想いを深めていければ幸いです。


東日本大震災から10年を迎えました。「お寺の将来を踏まえた誰もが立ち寄りやすいお寺づくり」のためには安心して集える場所であることが大切だと感じております。震災時、東北地方のあるお寺には避難所ではないのに近隣の人々が身を寄せたそうです。「普段からお寺とのつながりを強く感じられる地域柄であったこと」「人が集まることが多く、そのための設備があった」ことがその理由だったそうです。また避難した人も普段からお寺との付き合いをされていた方々だったため、混乱も少なく自然と支えあいができたといわれています。
この話を耳にした時、地域柄がここ白州と似ていると感じていると感じました。お寺が地域に根差し、皆ごく当たり前のように人生の節目にお寺に訪れてくださいます。地域の皆様がお寺を支え、私たち寺院も地域の一員であると強く感じております。


本堂の耐震工事は、震災の6年前・平成15年に行われました。父である先代住職は「いつか大きな災害が起きるかもしれない、その時に備えなければ。」と考え、体育館などの公的な避難所はもちろん重要ですが、その他にも温かい畳の上で傷ついた人がほっとできるような受け入れ態勢を作りたいという想いがあったそうです。先代住職は震災前に亡くなりましたが、その想いも継いでいきたいと考えております。


現代社会ではお寺の在り方が問われています。自元寺の目指す「おらが寺」の想いに賛同してくださる皆様と共に、より良い姿をつくりあげていきたいと考えております。

参考:大災害では寺院は何ができたのか
http://www.iisr.jp/journal/journal2017/P221-P236.pdf

NOA環境設計様 受賞作品概要
https://www.pref.yamanashi.jp/kenchikujutaku/documents/08th-h9-.pdf 1997年
http://tohoku.aij.or.jp/wp-content/uploads/2019/03/kennchikusyo39.pdf 2019年

砺波周平様
http://tonami-s.com/
ttps://www.instagram.com/tonamishuhei/