自元寺と共に生きた祖母 山崎彌生の話

住職の祖母、山崎彌生は昨夏より体調が悪化し療養しておりましたが、令和3年10月8日に93歳で逝去しました。葬儀は住職の祖父・正道方丈の意向を第一として、葬儀委員会で10月7日の通夜、8日の葬儀に1周忌法要と合わせてお勤めをいたす運びとなりました。

激動の昭和、平成、そして令和の三時代を生き抜いた女性。その人生に少し触れさせていただきます。

祖母は、お隣長野県・松本市浅間温泉にあった造り酒屋で産まれ、家族と共に朝鮮半島にわたり、そこで育ちました。曾祖父には商才があり成功をおさめ、祖母も不自由のない生活を送ったと伝え聞いております。ほどなく終戦となり、祖母家族は日本に帰って来ました。当時、外地で築いた財産は国に預けなくてはならず、帰国後の生活にはかなり苦労したそうです。

その後、伯父である自元寺26世・秀雄方丈の願いで17歳で自元寺へ。縁あってのちの27世となる正道方丈と結婚し、戦後の厳しい時期を乗り越えてきました。曾祖父の才能は祖母にも受け継がれたようで、自らの子育ての傍ら、保育園も運営しました。子どもを預ける場所も少なかった時代です。私利のためではなく、地域のための園でした。その後も白州町立白州保育所に定年まで勤務、園長もつとめ多くの子どもを送りだしました。

「やよいせんせい」を慕って、お寺に卒園生が訪ねてくることもあったようです。祖母にとっては大人になっても可愛い園児だったようで、父親世代の人も「〇〇ちゃん」と呼ばれ、呼ばれた方も戸惑いながらどこか嬉しそうにしている姿は微笑ましくもありました。

先々代住職と共に長きにわたり寺を守り、寺族としてもご立派に勤められました。代替わり後鳥原の福昌寺に入られてからも、自元寺の行事の際は足を運び御詠歌や総代さんたちの接待などもこなし、田畑にも精を出し、地域の皆さまとも親しく過ごしておりました。情に厚く涙もろく、周りの人々とのご縁を大切にする祖母は、まさしく「お寺のお母さん」そのものです。

戒名は、彌生院自研明覺禅尼(みしょういんじけんみょうがくぜんに)です。

「自研明覺」は永平寺の禅師さまから授かったものです。自元寺と子どもたちを守り育ててきたこと、寺族としてのあり方への教示、それらの願いを込めてお贈りくださったものだと思います。

院号「彌生院、禅尼」は夫である祖父が送ったものです。自元寺のご本尊・阿弥陀さまのご加護を願い、また今を生きる私たちを見守ってほしいとの思いを込めて追贈したのでは、と考えております。祖母の生き様を表したかのような戒名であると感じております。

激動の昭和から三つの時代を駆け抜けた祖母の人生は決して平坦なものではなかったはずです。その時代時代を真摯に生きぬいた祖母が、過去から大切に繋いでくれたご縁を、丁寧に次の世代につないで参ります。

開基・馬場美濃守信房公 限定御朱印について

こちらでも予告しておりました、新しい御朱印のお知らせです。

耐震改修工事を終える庫裡完成にあわせて、とお知らせしておりましたが、工事が遅れており、ご不便をおかけしております。

事前の告知を見てお見えになった方もいらしゃいますので、開基・馬場美濃守信房公の御朱印100枚限定にて授与を開始させていただきます。

「活版印刷」で作られています。一枚一枚が手作業で仕上げられるため、一つとして同じものがありません。昔ながらの方法ゆえの独特の印刷のかすれや文字の凹凸が味わい深く、近年その良さが見直されているそうです。

空押しで寺紋の花菱も入っております。

また、記しましたように、工事がまだ終わっていない関係で、住職・寺族も対応できない時間帯もございます。
メールや電話などで事前にお知らせいただきますときちんとお渡しできるかと思います。

↓作成して下さった八やさんの情報です!!

八やさんFacebookページ https://www.facebook.com/hachiyaprint

ホームページ https://hachiyaprint.thebase.in/

【3・4月の坐禅会・ヨーガ講座(昼の部)・茶道教室 ご案内】

少しずつ春の息吹を感じるようになって参りました。

引き続き、気をつけながら、おこなっていきたいと思います。

【坐禅会】

※予約不要

場所:自元寺本堂(庫裡耐震改修工事が始まっており本堂正面の入口からお上がりください)

日程:3月5日(土)、27日(日)、4月3日(日)、23日(土)朝6時止静(しじょう・坐禅はじまり) → 30分ほどの坐禅 → 朝のお勤め(読経) → 小食(お粥の朝食) → 8時終了 (途中参加、退出も可能です)

参加費無料、持ち物不要です。動きやすい服装でお越しください。

初めての方は事前に連絡を頂きますとスムーズにご案内できます。

坐禅会がない日でも朝の坐禅・お勤めを皆さまに開放しております。坐禅会の時間と異なります。住職が不在の日もごさいますので、お問い合わせいただいてから、ご参加ください。

解散後、Templemorning(おそうじ)の時間もございます。こちらもご自由にご参加いただけます。

【古式ヨーガ講座】

※予約不要

場所:自元寺本堂

日程午前の部:午前10時から、1時間半前後

3月11日(金)、25日(金)、4月8日(金)、22日(金)

夜の部は開催を見合わせております。

参加費無料。動きやすい服装でお越しください。

持ち物:ヨガマットか大きめのバスタオル

古式ヨーガは無理なポーズが少なく、初心者の方も体力に自信のない方も楽しんでいただけます。どなたもお気軽にご参加ください。

【茶道教室・Tera Cha#22】3月4日(金) 以降はお問い合わせください。

13時半〜

お寺で肩ひじ張らずに、茶道に接してみませんか?

茶禅一味。禅と茶道はとても密接なものです。静かなお寺の境内で、やさしい先生ご指導の下、作法を学び、お抹茶と美味しい和菓子でひと時を過ごしましょう。

参加費 2,000円(講師謝礼・お茶・和菓子代込)当日お支払ください。

服装  自由ですが、白足袋か白靴下をご持参ください。足の悪い方はイスでもご参加いただけます。

 講師  大澤由美子先生(表千家教授・北杜市・公案寺寺族)

※ご参加の際 ご協力いただきたい事※

・体温測定・手洗い・体調管理(ご家族に発熱している方がいる場合もご参加をお控えください)

自元寺でも、定期的に窓を開けて換気を行い、十分な間隔をとれるよう工夫し、皆様に安心してご参加いただけるよう留意してまいります。

どの行事もお寺の静かな環境で自分を見つめる充実した時間が過ごせます。皆さまとお会いできることを楽しみにお待ちしております。

お申し込み・お問い合わせは下記の連絡先(電話・ホームページのメッセージ)へお願い致します。

馬場美濃守信房公菩提所 白砂山自元寺

山梨県北杜市白州町白須1364

0551-35-2245(Fax兼)

水子供養、ペット供養、遺品や気になるものなど各種供養をお受けします

自元寺では様々なご供養を行っております。

「水子供養」「ペット供養」のほか、「遺品のご供養」「大切にされていたもののお焚き上げ」などもお受けしております。

【水子供養について】

子どもをなくすということは、人の最も大きな悲しみの一つです。普段は何事もなかったかのように生活ができていても、長い人生のふとした瞬間に思い出されることもあるでしょう。自分だけでその苦しみを抱え込んでいませんか。様々な理由で、お住いの地区でのご供養が難しい方もご相談ください。

他の方とお会いすることがないように配慮いたします。また、遠方であったり人との接触を控えたい方にはオンラインでのご供養も行っております。

「供養をする」ということは、無理やり辛さを手放すことではありません。供養という方法を通じて、自分の中の苦しみや悲しみと向き合いながら、ともに歩んでいく節目とするためにもあります。仏教は長い年月悲しみや苦しみと向き合う方法を考え続けてきました。あなたのその気持ちに寄り添い、あなたらしい心のありようになれるよう、お手伝いを致します。

【ペット供養について】

ペットを愛玩のためではなく、家族の一員として迎えられる方も多いでしょう。ペットをなくす悲しみは、その愛が深いほど同じように深くなる事だと思います。

人生のひと時、一緒に過ごしてきたペットが安心して虹の橋に旅立てるように。飼い主さんがこれからの人生を前を向いて過ごせるようにそのお手伝いをさせて下さい。自元寺にはペット用の墓地はありませんが、心を込めてご供養いたします。ご火葬後にお越しください。

【遺品や気になるもののご供養について】

どんなものでも、大切にされてきたものには想いがこもっているように感じる方も多いことでしょう。自元寺ではこめられた想いや歴史を大切にしながら遺品供養を行います。

お位牌、紙のお戒名、仏具やお軸など、どのように扱ったらよいかわからないものがありましたらお気軽にご相談下さい。

自元寺でお魂抜きご供養ののち、「お預かり」「お焚き上げ」「業者引き取り」などそれぞれに一番適した方法で、最後まで大切に「いのち」を見届けさせていただきます。

想い出の品、遺品、気になるもののやお焚き上げもお勤めいたします

また、よくお問い合わせをいただきます「卒塔婆」につきましては、春頃、境内に卒塔婆ご供養専用の場所を設けますので、そちらに置いてくださるようお願いいたします。

仏教には執着(しゅうじゃく)という言葉があります。とらわれることが苦しみを産むと考えられているのです。何かにとらわれていると感じたとき、その辛さを軽くするためにご供養という選択肢もお考え下さい。

3月より活版印刷の御朱印を授与いたします 

こちらの記事でも予告しておりました、新しい御朱印のお知らせです。

今年3月、耐震改修工事を終える庫裡完成にあわせまして、開基・馬場美濃守信房公の御朱印を、100枚限定にて授与を開始させていただきます。御朱印は写経を寺社におさめた際、その証として授与されたのが始まりとされております。もとは「修行の証」であった御朱印の精神性を大切に、ご参拝いただけますと幸いです。

※2月下旬に、詳細をお知らせいたします。

新しい御朱印は、昔懐かしい「活版印刷」で作られています。活版印刷とは、印刷する部分が凸状に盛り上がった金属版にインクを付け、ギュッと押さえて印刷をする方法です。巨大なハンコをイメージしていただくと分かりやすいのではないでしょうか。古くは15世紀のヨーロッパで発明され、明治の初めころに日本でも広く普及しました。

一枚一枚が手作業で仕上げられるため、一つとして同じものがありません。昔ながらの方法ゆえの独特の印刷のかすれや文字の凹凸が味わい深く、近年その良さが見直されているそうです。

自元寺の御朱印は、「アラベール」用紙に、住職がしたためた字と、坐禅の境地をあらわす王三昧、自元禅寺の印を押しています。アラベールは昔から人気の紙で、特にデザイナーの方々が好まれます。 画用紙のような親しみやすい風合いで、紙そのものの手触り、質感が人気です。

空押しで寺紋の花菱も入れていただきました。厚みのある柔らかな手触りがなんとも愛おしく、思わず触れたくなります。

筆文字と活版印刷の相性がとても良く、洒落た御朱印になりました。3回もの印刷を重ねた、手の込んだ作品です。ぜひたくさんの方にご覧いただければと思います。

さて、この御朱印をつくって下さったのは、「活版印刷室 HACHIYA」さんです。北杜市にお住いのご店主は、大変多才な方です。オンラインをメインに活版印刷を営まれながら、ファイナンシャルプランナーも取得されそれを活かすべく正しいお金の考え方のワークショップを主催されたり、寺カフェでも講義や運営をしてくださっています。とても興味深く楽しい教室を開催してくださいました。

また、お人柄も素晴らしく、相手のことを慮る、その人のことを第一とするやさしさと、奉仕のこころを併せ持った素晴らしい御仁です。物静かで聡明な雰囲気で、静かな時間を一緒に過ごしたくなります。自元寺での寺カフェワークショップが再開された際には、ぜひご店主にも会いにいらしてください。

HACHIYAさんのホームページも訪れてみてください。活版印刷の良さと愛情が伝わってきます。FBには、自元寺の御朱印の制作過程も掲載されておりますので、御朱印の実物をご覧になりながら「こうやって作られたんだなあ。」と想いを馳せるのも楽しいと思いますよ。

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【1・2月の坐禅会・ヨーガ講座(昼の部)・茶道教室 ご案内】

本年もよろしくお願い申し上げます。

【坐禅会】

※予約不要場所:自元寺本堂(庫裡耐震改修工事が始まっており本堂正面の入口からお上がりください)

日程:1月8日(土)、23日(日)、2月5日(土)、13日(日)

朝6時止静(しじょう・坐禅はじまり) → 30分ほどの坐禅 → 朝のお勤め(読経) → 小食(お粥の朝食) → 8時終了 (途中参加、退出も可能です)

参加費無料、持ち物不要です。動きやすい服装でお越しください。

初めての方は事前に連絡を頂きますとスムーズにご案内できます。

坐禅会がない日でも朝の坐禅・お勤めを皆さまに開放しております。坐禅会の時間と異なります。住職が不在の日もごさいますので、お問い合わせいただいてから、ご参加ください。

解散後、Templemorning(おそうじ)の時間もございます。こちらもご自由にご参加いただけます。

【古式ヨーガ講座】

※予約不要

場所:自元寺本堂

日程午前の部:午前10時から、1時間半前後

1月14日(金)、28日(金)、2月は未定夜の部は開催を見合わせております。

参加費無料。動きやすい服装でお越しください。

持ち物:ヨガマットか大きめのバスタオル

古式ヨーガは無理なポーズが少なく、初心者の方も体力に自信のない方も楽しんでいただけます。どなたもお気軽にご参加ください。

【茶道教室・Tera Cha#20】

1月7日(金)、21日(金)13時半〜

お寺で肩ひじ張らずに、茶道に接してみませんか?茶禅一味。禅と茶道はとても密接なものです。

静かなお寺の境内で、やさしい先生ご指導の下、作法を学び、お抹茶と美味しい和菓子でひと時を過ごしましょう。

参加費 2,000円(講師謝礼・お茶・和菓子代込)当日お支払ください。

服装  自由ですが、白足袋か白靴下をご持参ください。足の悪い方はイスでもご参加いただけます。 

講師  大澤由美子先生(表千家教授・北杜市・公案寺寺族)

※ご参加の際 ご協力いただきたい事※・体温測定・手洗い・体調管理(ご家族に発熱している方がいる場合もご参加をお控えください)

自元寺でも、定期的に窓を開けて換気を行い、十分な間隔をとれるよう工夫し、皆様に安心してご参加いただけるよう留意してまいります。

どの行事もお寺の静かな環境で自分を見つめる充実した時間が過ごせます。皆さまとお会いできることを楽しみにお待ちしております。

お申し込み・お問い合わせは下記の連絡先(電話・ホームページのメッセージ)へお願い致します。

馬場美濃守信房公菩提所 白砂山自元寺山梨県北杜市白州町白須1364

0551-35-2245(Fax兼)

令和4年「開山忌法要」と「年初のお寺参り」のご報告

令和4年1月5日に開山忌を執り行いました。そのご報告をいたします。

開山忌とは、自元寺を開山された端叟淳的(たんそうじゅんてき)大和尚様のご供養を行う法要です。

毎年行われる法要ですが、新年の冷たい空気の中、年頭にご開山様にお焼香が出来るのはありがたい事と感じております。1年の始まりの風物詩です。

午前11時より、自元寺本堂にて僧侶7名、総代様、自元寺家族の参列をいただき厳粛な雰囲気の中行われました。昨年と同様、新年会の宴席は中止とさせていただきました。昨年末は明るい光が見え始めたと感じ、今年こそは皆様と過ごせるかと期待しておりましたので本当に残念です。

 今年も、開山様の423回忌を迎えることができました。

古くは戦国時代からこの令和の時代まで、代々の住職が同じように祈ってきたことを想い、歴史を積み重ねていくことの重みを感じる法要でもあります。今年も一年一年を実直に、皆様に支えられながら積み重ねて参ります。

また、15日には年頭のお寺参りも執り行いました。

本年も、「位牌堂でのお参り」「ご祈祷札をお配り」するのみとさせていただきました。位牌堂でのお参りは通常の形とは違いますが、それぞれのご家族ごとに「ご先祖様とゆっくり向き合える時間が取れる」とありがたいご意見も頂戴しております。

もちろん感染症予防対策は第一に考えますが、可能な範囲で少しずつ工夫して皆様が心安らげる時間になった事に安堵しております。またご感想なども頂戴できればと思います。

今年も皆様と共に、地域に開かれたお寺として一歩ずつ進んでまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

余談ですが、同じころ、地域での成人式も行われました。昨年は延期され大型連休に実施されたそうですが、今年は感染症の検査をすることで例年通りの1月に行えたそうです。成人式は一人前と世間にも認められる大切な節目。晴れ着姿の嬉しそうな若者たちが何ともまぶしく、この大変な時代でも大きく羽ばたいてほしいと願います。

さて、曹洞宗では10歳から仏門に入ることができます。しかし一人前と認められるのにはそれからいくつもの段階や修行を経る必要があります。僧侶というと黒い衣を着ているイメージがあると思いますが、修行の段階によって着られる着物の色が変わっていき、ある段階に入ると緋色の着物を着ることが許されるようになるのです。この段階になって初めて”一人前と認められた”とおっしゃる方もいらっしゃいます。

少々強引かもしれませんが、成人式の晴れ着もただ華やかなだけでなく、一人前となることへの覚悟や、それまで歩んできたことを皆にみせるという意味があるかもしれませんね。

2022年、新年のご挨拶を申し上げます

世界中に拡がる感染症も、収束に向けて小さな光が見え始めて参りました。まだまだ油断はできない状況ですが、新年を昨年より穏やかな気持ちで迎えられたことに安堵しております。昨年は長年自元寺を支え続けた祖母の逝去もあり、寂しい年明けとなりました。

まず、新年にふさわしい明るいお知らせがあります。

多くの方にお力添えをいただきました庫裡の耐震改修工事が、おかげさまで1月末には概ね仕上がる予定です。スロープを設け縁側も広くつくられ、より立ち寄りやすくなりました。自元寺の目指す「おらが寺」、地域へ開かれたお寺を体現したかのような素晴らしい造りです。皆様にお披露目ができる日を心待ちにしております。

また、本年は例年の法要に加えまして、3月には昨年逝去いたしました祖母の本葬儀、6月には庫裡落慶法要と延期しておりました小和田哲男先生をお招きしての記念講演、同月下旬には先代の13回忌も予定されており、行事の多い年となります。ここ2年間はやむを得ず行事を中止又は縮小開催をせざるを得ませんでしたが、今年こそは、皆様と様々なことを分かち合えたら、と期待しております。

曹洞宗の本山、 永平寺では「ぎょうじ」を「行持」と書き表します。

物事を行うことが「行事」ですが、物事を持(たも)つこと、その行為の成り立ちや意義を知り、それを今一心に行ずることを意味しています。修行を怠らず続けるという仏様の教えの一つでもあります。

どんなことでも長く続いたり忙しくなりすぎたりすると、その意義が失われ形だけになってしまうことは少なくありません。

今、行ずるためには今この時の世情や背景もきちんと認識し、なんのために行っているのかを定めていかなくてはならないのだと思います。一つ一つを丁寧に、行うまでの準備、行った後にもつながる「行持」となるよう、それぞれを大切にしたいと念じています。

すさまじいスピードで変わりゆく現代、誰も未来を見通すことはできません。“今の子どもたちの 65%は、大学卒業時に今は存在していない職業に就く。今ある仕事の47%は自動化される”という説もあるそうです。そんな先行きが見えない時代だからこそ「脚下照顧」足元、目の前の出来ることにただ一心に向き合うことを大切にしていきたいと願っております。

最後に、檀信徒の皆さま、お体ご自愛くださいますようお願い申し上げます。重ねて皆様のご健康とご多幸を祈念申し上げ、新年のご挨拶といたします。

参考

教職員等の指導体制の在り方に関する懇談会提言:文部科学省 (mext.go.jp)

インターネットでよきお寺と人をつなぐ「まいてら」に登録されました

お寺とのお付き合いを始めたいけれど、敷居が高い・聞きにくい・誰に聞けばよいか分からない‥など困った時に便利なサイト「まいてら」に登録させていただきました。

「まいてら」は、新しいお寺と人との繋がりを作るサイトです。目的や地区、宗派などを入力し、手軽にお寺の検索ができます。 

単にお坊さんが呼べるだけ、お寺の所在地をまとめただけのサイトとは一味違います。お寺とお付き合いのない方が安心して「よきお寺」と出会えるよう、信念をもって作られたサイトです。

「安心」をただ謳っているだけではありません。

100以上の項目に基づき、真摯にお寺の運営に取り組んでいるか、健全な寺院運営が行われているか等を丁寧にチェックし、基準をクリアしたお寺のみが掲載されています。

例えば、必須基準に「堅実な管理運営」が設けられているのは、大変現代的だと感じます。長いお付き合いをするためには、情報の管理がされているのか・信徒に過度な負担はかからないかなども気になりますよね。このようにお寺に直接聞きにくいことも事前に知ることができます。

また、事務局が現地調査を行っているため「書類はあるが実際にはお寺が運営されていなかった」などの非対面ならではのトラブルも起こりにくくなります。

詳しくは、まいてらの安心のお寺10ヶ条をご覧ください。何をもって安心のお寺としているかがよくわかります。

 このように客観的な基準はありますが、それだけではないと感じています。掲載されているのは、この現代社会でお寺に何が出来るのか、迷っている・悩んでいる人々に何かできることはないのかと、真剣に考えているお寺ばかりです。

「まいてら」を通じた、宗派を超えたオンラインでの交流会などもありますが、宗派や考え方の違いはあれど、皆さん熱い心をもって真剣に皆様の幸せを考えています。さらに精進しなくてはと気持ちが引き締まります。

先日行われた「戒名カフェ」もまいてら寺院の皆さんと作り上げたもので、今後も継続して開催されます。

また、寺院側もこのサイトに登録するなかで、檀家制度や永代供養に関してなど曖昧になりがちな寺院の制度を整理することもできました。基準を設けて明示することで、より公共性が増したと感じています。

もちろん直接のやり取りを大切に考えておりますので、記載はあくまでも目安とお考えいただき、額面通りでなく、お気軽にご相談下さい。

「多くの人が安心してお寺とのご縁を育み、『お寺のある生活』を通じて日々の安心を得ていただきたい」これがまいてらのコンセプトです。

また、イベントやそれぞれの寺院のコラムなども掲載されています。よきお寺に出合うきっかけとして、仏教に興味を持った方の次への第一歩として。

「まいてら」をご活用いただければ幸いです。

まいてら「自元寺」紹介はこちら

【11・12月の坐禅会・ヨーガ講座(昼・夜の部)・茶道教室 ご案内】

朝晩はだいぶ秋めいてきました。感染状況がなかなか変わりませんが、対策をしながらできることをしていきたく、ご案内です。

【坐禅会】※予約不要

場所:自元寺本堂(庫裡耐震改修工事が始まっており本堂正面の入口からお上がりください)

日程:11月14日(日)、27日(土)、12月4日(土)、19日(日)

朝6時止静(しじょう・坐禅はじまり) → 30分ほどの坐禅 → 朝のお勤め(読経) → 小食(お粥の朝食)→ 8時終了 (途中参加、退出も可能です)

参加費無料、持ち物不要です。動きやすい服装でお越しください。

初めての方は事前に連絡を頂きますとスムーズにご案内できます。

坐禅会がない日でも朝の坐禅・お勤めを皆さまに開放しております。坐禅会の時間と異なります。住職が不在の日もごさいますので、お問い合わせいただいてから、ご参加ください。

解散後、Temple morning(おそうじ)の時間もございます。こちらもご自由にご参加いただけます。

【古式ヨーガ講座】※予約不要

場所:自元寺本堂日程午前の部:午前10時から、1時間半前後11月12日(金)、26日(金)、12月10日(金)、24日(金)

夜の部は開催を見合わせております。

参加費無料。動きやすい服装でお越しください。

持ち物:ヨガマットか大きめのバスタオル

古式ヨーガは無理なポーズが少なく、初心者の方も体力に自信のない方も楽しんでいただけます。どなたもお気軽にご参加ください。

【茶道教室・Tera Cha#20】

11月26日(金)13時半〜

お寺で肩ひじ張らずに、茶道に接してみませんか?茶禅一味。禅と茶道はとても密接なものです。静かなお寺の境内で、やさしい先生ご指導の下、作法を学び、お抹茶と美味しい和菓子でひと時を過ごしましょう。

参加費 2,000円(講師謝礼・お茶・和菓子代込)当日お支払ください。

服装  自由ですが、白足袋か白靴下をご持参ください。足の悪い方はイスでもご参加いただけます。 

講師  大澤由美子先生(表千家教授・北杜市・公案寺寺族)

※ご参加の際 ご協力いただきたい事※・体温測定・手洗い・体調管理(ご家族に発熱している方がいる場合もご参加をお控えください)

自元寺でも、定期的に窓を開けて換気を行い、十分な間隔をとれるよう工夫し、皆様に安心してご参加いただけるよう留意してまいります。どの行事もお寺の静かな環境で自分を見つめる充実した時間が過ごせます。皆さまとお会いできることを楽しみにお待ちしております。

お申し込み・お問い合わせは下記の連絡先(電話・ホームページのメッセージ)へお願い致します。

馬場美濃守信房公菩提所 

白砂山自元寺山梨県北杜市白州町白須1364

0551-35-2245(Fax兼)