朝のお勤め(朝課)のご案内~秋の朝、お寺で静かな時間を過ごしませんか~

自元寺では、朝のお勤めを皆様に開放しております。檀家の皆様はもちろん、地域の方、その他お寺にご興味のある方のご参加も歓迎しております。無料でご参加いただけます。
感染症拡大予防にも配慮し、十分な間隔をあけてご参加いただきます。手洗いにもご協力をお願い致します。

住職が不在の日もございますので、あらかじめお問合せの上、お参りいただきますと幸いです。

<日程>
5時45分ころ 開門
6時~30分間 坐禅
引き続き約30分ほどの朝課
その後解散となります。

解散後、Temple morning(おそうじ)のお時間もございます。こちらもご自由にご参加いただけます。

さて、通常ですと住職一人で勤めております朝課ですが、ここ最近少し賑やかに行っております。檀家の方が住職の出身大学のレスリング部のコーチをされているご縁で、大学生が数名参加しております。現在、大学は授業・部活動ともに再開の目処がたっておらず、寮を離れそれぞれ別れて練習しているそうで、自元寺の朝課に加わることとなりました。最初は2人で、最近は首座を勤めてくださったアメリカ人僧侶の楽禅さんも加わり、複数人でのお経をあげています。複数人でのお勤めは少しづつ違う声が重なり何とも言えず厳かな雰囲気となります。

朝のきりりと冷えた空気の中で、心静かに過ごす時間も良いものです。皆様のご参加をお待ちしております。

<朝のお勤めは、どのようなことをするのでしょうか>

自元寺では、五つまでをお勤めしております。
これらは、あげるお経の種類も違いますが「祈る対象」が少しづつ変わります。

1)仏殿諷経(ぶつでんふぎん)=お釈迦様、道元禅師、瑩山禅師、護法の諸天善神に回向します。

2)応供諷経(おうぐふぎん)=仏法僧の三宝と、お釈迦様が亡くなってから仏教を守った賢者に回向します。

3)祖堂諷経(そどうふぎん)=過去七仏を含め、お釈迦様から連綿と続く五十七佛、住職のお師匠様、祖師方に回向します。

4)開山歴住諷経(かいざんれきじゅうふぎん)=自元寺 開山・端叟淳的大和尚を始め歴代住職に回向します。

5)祠堂諷経(しどうふぎん)=ご先祖様を含めた檀信徒みなさま、開基さま、僧侶の父母親戚など一切の御霊に回向します。新亡の仏さまは49日間のお名前の読み込みを行っております。

住職の修行した大本山永平寺では、さらに多くの手順を含めた朝課を休むことなく毎日行います。このような修行を経て、所作や心の在り方も次第に洗練されていきます。

参考サイト:
大本山永平寺 https://daihonzan-eiheiji.com/
大本山永平寺東京別院長谷寺 『朝課』http://chokokuji.jiin.com/post-1249/