8月1日 恒例のお墓参りを行いました。 

8月1日は毎年恒例の自元寺墓参りです。本年も滞りなく行い、自元寺住職含め5名の僧侶が読経をお勤め致しました。

お参りの方は、新しく出来た庫裡玄関で受付をし「南無釈迦牟尼」と書かれた小さな旗をお持ちになります。それぞれのお宅のお墓の掃除など準備を終えた後、墓前にてご家族と僧侶で読経を行いました。

当日は朝は早朝6時から、夕方は18時くらいまでお参りの方がいらっしゃいました。お墓参りの日は、いつもは静かな墓地も人の気配が絶えることがありません。線香の香りに包まれて、とても落ち着く心地よい空間となるのです。

家族連れやご夫婦、仕事前や仕事後にお参りにいらっしゃる方もおり、皆様がご先祖様との繋がりを大切に考えてくださることを感じ、嬉しく思いました。

当日は35度を超える猛暑日でしたので、皆様昼間の暑い時間帯はお参りを避けられたようです。朝の早い時間、夕方の涼しい時間帯が一番混み合いました。幸いにも雨が降ることもなく、午後には心地よい風が吹き、気持ちが良かったですね。

当日は庫裡が完成して初めてのお墓参りでしたので、庫裡の中を見学して帰る方も居られました。庫裏は、人と人との縁を結ぶ場としての役割を考えております。どなた様も気軽にいらしていただければと思います。

さて、お墓参りの際に皆様にお渡しする旗に書いてある言葉、「南無釈迦牟尼」にはどのような意味があるかご存じでしょうか?「南無」とは「帰依します」という意味です。帰依は(尊い存在に)すがる・ゆだねる等のニュアンスがあります。
「釈迦牟尼」は曹洞宗のご本尊でもある、お釈迦様の別の呼び方です。あわせると「お釈迦様に全てゆだねます」という表現なのですね。

一般の方は、南無が付く言葉では「南無阿弥陀仏」を思い浮かべる方が多いと思います。また、手塚治虫のマンガ、ブラック・ジャックはピンチの時に「南無三!」と言いますね。これはいずれも仏教用語がもとで「阿弥陀様に帰依します」「三宝(仏・法・僧)に帰依します」と言っているのです。

ではこの二つに対して「南無釈迦牟尼」がそれほど広く知られていないのは何故なのでしょうか。禅宗である曹洞宗の修行は坐禅が基本です。そのため、題目を繰り返し唱えることをしないからでしょう。

似たように見える言葉でも、扱い方も宗派それぞれの考え方が出るのは興味深いことだなと感じます。

参考

https://www.sotozen-net.or.jp/

https://www.sougi-sos.com/question/about-namushakamunibutsu

こども禅の集い~冬の段~無事終了

12月23日、多くの方のお力添えをいただくなかで、初めてのこども禅の集い~冬の段~、こども16名、大人8名のご参加にて、無事に終えることができました。

なかなか行われなくなった、杵と臼を使った餅つきや先代住職が主宰していた書道教室の道具を活かした書道のじかんなど、大人も子どもも楽しんで過ごせてもらえたこと、ありがたく思っています。

6年生が中学生になっても参加したい、といってくれたこと、これからの禅の集いを開催していくにあたり、大きな後押しをもらえた気がします。

年末の忙しい時間、ご加担頂いた有志の皆さま、ありがとうございました!

こども禅の集い~冬の段~ご案内

H30 子供禅の集い(冬) お知らせ

今年の冬より子ども禅の集い・冬の段が始まります。

 

坐禅や写仏、おもちつきや師範が指導する書道のじかんなど、冬休みの1日をお寺ですごしませんか?

おとな用の書道手本も用意してお待ちしております!

 

詳細は要項をご覧いただき、12月16日までにメール、ファックスなどにて自元寺までお申し込みください。

 

お待ちしております!

晋山結制無事円成

結制土地堂念誦

 

本則配役行茶

西堂・小坂機融老師(泉岳寺御住職・駒澤大学名誉教授)による従容録第4則『世尊指地』提唱

 

45名のお稚児さん

 

法螺貝で来山を知らせる

 

辞令拝受

 

首座をつとめたパトリック・樂禅・ハララン師(アメリカ・好人庵内)

 

総勢67名の随喜を賜りました