【1・2月の坐禅会・ヨーガ講座(昼の部)・茶道教室 ご案内】

本年もよろしくお願い申し上げます。

【坐禅会】

※予約不要場所:自元寺本堂(庫裡耐震改修工事が始まっており本堂正面の入口からお上がりください)

日程:1月8日(土)、23日(日)、2月5日(土)、13日(日)

朝6時止静(しじょう・坐禅はじまり) → 30分ほどの坐禅 → 朝のお勤め(読経) → 小食(お粥の朝食) → 8時終了 (途中参加、退出も可能です)

参加費無料、持ち物不要です。動きやすい服装でお越しください。

初めての方は事前に連絡を頂きますとスムーズにご案内できます。

坐禅会がない日でも朝の坐禅・お勤めを皆さまに開放しております。坐禅会の時間と異なります。住職が不在の日もごさいますので、お問い合わせいただいてから、ご参加ください。

解散後、Templemorning(おそうじ)の時間もございます。こちらもご自由にご参加いただけます。

【古式ヨーガ講座】

※予約不要

場所:自元寺本堂

日程午前の部:午前10時から、1時間半前後

1月14日(金)、28日(金)、2月は未定夜の部は開催を見合わせております。

参加費無料。動きやすい服装でお越しください。

持ち物:ヨガマットか大きめのバスタオル

古式ヨーガは無理なポーズが少なく、初心者の方も体力に自信のない方も楽しんでいただけます。どなたもお気軽にご参加ください。

【茶道教室・Tera Cha#20】

1月7日(金)、21日(金)13時半〜

お寺で肩ひじ張らずに、茶道に接してみませんか?茶禅一味。禅と茶道はとても密接なものです。

静かなお寺の境内で、やさしい先生ご指導の下、作法を学び、お抹茶と美味しい和菓子でひと時を過ごしましょう。

参加費 2,000円(講師謝礼・お茶・和菓子代込)当日お支払ください。

服装  自由ですが、白足袋か白靴下をご持参ください。足の悪い方はイスでもご参加いただけます。 

講師  大澤由美子先生(表千家教授・北杜市・公案寺寺族)

※ご参加の際 ご協力いただきたい事※・体温測定・手洗い・体調管理(ご家族に発熱している方がいる場合もご参加をお控えください)

自元寺でも、定期的に窓を開けて換気を行い、十分な間隔をとれるよう工夫し、皆様に安心してご参加いただけるよう留意してまいります。

どの行事もお寺の静かな環境で自分を見つめる充実した時間が過ごせます。皆さまとお会いできることを楽しみにお待ちしております。

お申し込み・お問い合わせは下記の連絡先(電話・ホームページのメッセージ)へお願い致します。

馬場美濃守信房公菩提所 白砂山自元寺山梨県北杜市白州町白須1364

0551-35-2245(Fax兼)

令和4年「開山忌法要」と「年初のお寺参り」のご報告

令和4年1月5日に開山忌を執り行いました。そのご報告をいたします。

開山忌とは、自元寺を開山された端叟淳的(たんそうじゅんてき)大和尚様のご供養を行う法要です。

毎年行われる法要ですが、新年の冷たい空気の中、年頭にご開山様にお焼香が出来るのはありがたい事と感じております。1年の始まりの風物詩です。

午前11時より、自元寺本堂にて僧侶7名、総代様、自元寺家族の参列をいただき厳粛な雰囲気の中行われました。昨年と同様、新年会の宴席は中止とさせていただきました。昨年末は明るい光が見え始めたと感じ、今年こそは皆様と過ごせるかと期待しておりましたので本当に残念です。

 今年も、開山様の423回忌を迎えることができました。

古くは戦国時代からこの令和の時代まで、代々の住職が同じように祈ってきたことを想い、歴史を積み重ねていくことの重みを感じる法要でもあります。今年も一年一年を実直に、皆様に支えられながら積み重ねて参ります。

また、15日には年頭のお寺参りも執り行いました。

本年も、「位牌堂でのお参り」「ご祈祷札をお配り」するのみとさせていただきました。位牌堂でのお参りは通常の形とは違いますが、それぞれのご家族ごとに「ご先祖様とゆっくり向き合える時間が取れる」とありがたいご意見も頂戴しております。

もちろん感染症予防対策は第一に考えますが、可能な範囲で少しずつ工夫して皆様が心安らげる時間になった事に安堵しております。またご感想なども頂戴できればと思います。

今年も皆様と共に、地域に開かれたお寺として一歩ずつ進んでまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

余談ですが、同じころ、地域での成人式も行われました。昨年は延期され大型連休に実施されたそうですが、今年は感染症の検査をすることで例年通りの1月に行えたそうです。成人式は一人前と世間にも認められる大切な節目。晴れ着姿の嬉しそうな若者たちが何ともまぶしく、この大変な時代でも大きく羽ばたいてほしいと願います。

さて、曹洞宗では10歳から仏門に入ることができます。しかし一人前と認められるのにはそれからいくつもの段階や修行を経る必要があります。僧侶というと黒い衣を着ているイメージがあると思いますが、修行の段階によって着られる着物の色が変わっていき、ある段階に入ると緋色の着物を着ることが許されるようになるのです。この段階になって初めて”一人前と認められた”とおっしゃる方もいらっしゃいます。

少々強引かもしれませんが、成人式の晴れ着もただ華やかなだけでなく、一人前となることへの覚悟や、それまで歩んできたことを皆にみせるという意味があるかもしれませんね。

2022年、新年のご挨拶を申し上げます

世界中に拡がる感染症も、収束に向けて小さな光が見え始めて参りました。まだまだ油断はできない状況ですが、新年を昨年より穏やかな気持ちで迎えられたことに安堵しております。昨年は長年自元寺を支え続けた祖母の逝去もあり、寂しい年明けとなりました。

まず、新年にふさわしい明るいお知らせがあります。

多くの方にお力添えをいただきました庫裡の耐震改修工事が、おかげさまで1月末には概ね仕上がる予定です。スロープを設け縁側も広くつくられ、より立ち寄りやすくなりました。自元寺の目指す「おらが寺」、地域へ開かれたお寺を体現したかのような素晴らしい造りです。皆様にお披露目ができる日を心待ちにしております。

また、本年は例年の法要に加えまして、3月には昨年逝去いたしました祖母の本葬儀、6月には庫裡落慶法要と延期しておりました小和田哲男先生をお招きしての記念講演、同月下旬には先代の13回忌も予定されており、行事の多い年となります。ここ2年間はやむを得ず行事を中止又は縮小開催をせざるを得ませんでしたが、今年こそは、皆様と様々なことを分かち合えたら、と期待しております。

曹洞宗の本山、 永平寺では「ぎょうじ」を「行持」と書き表します。

物事を行うことが「行事」ですが、物事を持(たも)つこと、その行為の成り立ちや意義を知り、それを今一心に行ずることを意味しています。修行を怠らず続けるという仏様の教えの一つでもあります。

どんなことでも長く続いたり忙しくなりすぎたりすると、その意義が失われ形だけになってしまうことは少なくありません。

今、行ずるためには今この時の世情や背景もきちんと認識し、なんのために行っているのかを定めていかなくてはならないのだと思います。一つ一つを丁寧に、行うまでの準備、行った後にもつながる「行持」となるよう、それぞれを大切にしたいと念じています。

すさまじいスピードで変わりゆく現代、誰も未来を見通すことはできません。“今の子どもたちの 65%は、大学卒業時に今は存在していない職業に就く。今ある仕事の47%は自動化される”という説もあるそうです。そんな先行きが見えない時代だからこそ「脚下照顧」足元、目の前の出来ることにただ一心に向き合うことを大切にしていきたいと願っております。

最後に、檀信徒の皆さま、お体ご自愛くださいますようお願い申し上げます。重ねて皆様のご健康とご多幸を祈念申し上げ、新年のご挨拶といたします。

参考

教職員等の指導体制の在り方に関する懇談会提言:文部科学省 (mext.go.jp)

インターネットでよきお寺と人をつなぐ「まいてら」に登録されました

お寺とのお付き合いを始めたいけれど、敷居が高い・聞きにくい・誰に聞けばよいか分からない‥など困った時に便利なサイト「まいてら」に登録させていただきました。

「まいてら」は、新しいお寺と人との繋がりを作るサイトです。目的や地区、宗派などを入力し、手軽にお寺の検索ができます。 

単にお坊さんが呼べるだけ、お寺の所在地をまとめただけのサイトとは一味違います。お寺とお付き合いのない方が安心して「よきお寺」と出会えるよう、信念をもって作られたサイトです。

「安心」をただ謳っているだけではありません。

100以上の項目に基づき、真摯にお寺の運営に取り組んでいるか、健全な寺院運営が行われているか等を丁寧にチェックし、基準をクリアしたお寺のみが掲載されています。

例えば、必須基準に「堅実な管理運営」が設けられているのは、大変現代的だと感じます。長いお付き合いをするためには、情報の管理がされているのか・信徒に過度な負担はかからないかなども気になりますよね。このようにお寺に直接聞きにくいことも事前に知ることができます。

また、事務局が現地調査を行っているため「書類はあるが実際にはお寺が運営されていなかった」などの非対面ならではのトラブルも起こりにくくなります。

詳しくは、まいてらの安心のお寺10ヶ条をご覧ください。何をもって安心のお寺としているかがよくわかります。

 このように客観的な基準はありますが、それだけではないと感じています。掲載されているのは、この現代社会でお寺に何が出来るのか、迷っている・悩んでいる人々に何かできることはないのかと、真剣に考えているお寺ばかりです。

「まいてら」を通じた、宗派を超えたオンラインでの交流会などもありますが、宗派や考え方の違いはあれど、皆さん熱い心をもって真剣に皆様の幸せを考えています。さらに精進しなくてはと気持ちが引き締まります。

先日行われた「戒名カフェ」もまいてら寺院の皆さんと作り上げたもので、今後も継続して開催されます。

また、寺院側もこのサイトに登録するなかで、檀家制度や永代供養に関してなど曖昧になりがちな寺院の制度を整理することもできました。基準を設けて明示することで、より公共性が増したと感じています。

もちろん直接のやり取りを大切に考えておりますので、記載はあくまでも目安とお考えいただき、額面通りでなく、お気軽にご相談下さい。

「多くの人が安心してお寺とのご縁を育み、『お寺のある生活』を通じて日々の安心を得ていただきたい」これがまいてらのコンセプトです。

また、イベントやそれぞれの寺院のコラムなども掲載されています。よきお寺に出合うきっかけとして、仏教に興味を持った方の次への第一歩として。

「まいてら」をご活用いただければ幸いです。

まいてら「自元寺」紹介はこちら

【11・12月の坐禅会・ヨーガ講座(昼・夜の部)・茶道教室 ご案内】

朝晩はだいぶ秋めいてきました。感染状況がなかなか変わりませんが、対策をしながらできることをしていきたく、ご案内です。

【坐禅会】※予約不要

場所:自元寺本堂(庫裡耐震改修工事が始まっており本堂正面の入口からお上がりください)

日程:11月14日(日)、27日(土)、12月4日(土)、19日(日)

朝6時止静(しじょう・坐禅はじまり) → 30分ほどの坐禅 → 朝のお勤め(読経) → 小食(お粥の朝食)→ 8時終了 (途中参加、退出も可能です)

参加費無料、持ち物不要です。動きやすい服装でお越しください。

初めての方は事前に連絡を頂きますとスムーズにご案内できます。

坐禅会がない日でも朝の坐禅・お勤めを皆さまに開放しております。坐禅会の時間と異なります。住職が不在の日もごさいますので、お問い合わせいただいてから、ご参加ください。

解散後、Temple morning(おそうじ)の時間もございます。こちらもご自由にご参加いただけます。

【古式ヨーガ講座】※予約不要

場所:自元寺本堂日程午前の部:午前10時から、1時間半前後11月12日(金)、26日(金)、12月10日(金)、24日(金)

夜の部は開催を見合わせております。

参加費無料。動きやすい服装でお越しください。

持ち物:ヨガマットか大きめのバスタオル

古式ヨーガは無理なポーズが少なく、初心者の方も体力に自信のない方も楽しんでいただけます。どなたもお気軽にご参加ください。

【茶道教室・Tera Cha#20】

11月26日(金)13時半〜

お寺で肩ひじ張らずに、茶道に接してみませんか?茶禅一味。禅と茶道はとても密接なものです。静かなお寺の境内で、やさしい先生ご指導の下、作法を学び、お抹茶と美味しい和菓子でひと時を過ごしましょう。

参加費 2,000円(講師謝礼・お茶・和菓子代込)当日お支払ください。

服装  自由ですが、白足袋か白靴下をご持参ください。足の悪い方はイスでもご参加いただけます。 

講師  大澤由美子先生(表千家教授・北杜市・公案寺寺族)

※ご参加の際 ご協力いただきたい事※・体温測定・手洗い・体調管理(ご家族に発熱している方がいる場合もご参加をお控えください)

自元寺でも、定期的に窓を開けて換気を行い、十分な間隔をとれるよう工夫し、皆様に安心してご参加いただけるよう留意してまいります。どの行事もお寺の静かな環境で自分を見つめる充実した時間が過ごせます。皆さまとお会いできることを楽しみにお待ちしております。

お申し込み・お問い合わせは下記の連絡先(電話・ホームページのメッセージ)へお願い致します。

馬場美濃守信房公菩提所 

白砂山自元寺山梨県北杜市白州町白須1364

0551-35-2245(Fax兼)

一味違う旅行体験を「Terroir愛と胃袋」「自元寺」で生と死に向き合う

生と死を見つめる、特別な旅のご案内です。

「タナトスの誘惑」
タナトスとは、ギリシャ神話の死の概念を表す神で「死」そのものといわれています。意訳すると「”死の誘惑”への旅」。果たしてどんなものになるのでしょうか。

この旅のプランは、料理店Terroir愛と胃袋の「石田恵海さん」が手がける、こだわりの古民家一棟貸しの宿「旅と裸足」と「自元寺」が協力して完成しました。

自元寺での体験は、宿泊の翌日早朝より行います。坐禅指導・法話を体験していただき、その後朝のおかゆを皆様と一緒に頂きます。

法話では、死を通じて生を考えることの意味をひも解きます。仏教で日本人がどのように生と死を考えてきたか、今はどう考える人が多いのか。そのうえで坐禅の意義や禅における食事の在り方についてのお話をいたします。

実際に坐禅や曹洞宗での食事の作法を体験していただくなかで「生きること死ぬこととは何か」を共に考えましょう。

無理に難しいことや良いことを言う必要はありません、参加されての率直な感想、日頃の想いやご相談など、何でもお話しいただきたいと思っています。


宿泊日のディナーは、高根町にある「Terroir愛と胃袋」で召し上がっていただきます。ここでの楽しみは美味しく美しい料理だけではありません。他の料理店では決して聞けない、熱量の高い料理解説は必聴です。

オーナーの石田さんは、料理と文化の関係性を考える事を大切にされていて、その根底には「”命”をいただく」事への深い感謝と愛情があります。

曹洞宗では日々の暮らしこそが修業であり、その中でも「食事」には特別な意味があります。命を残さず頂くこと、私たちを生かしてくれる食材へ日々感謝をすることが大切なのです。

豪華なイメージのあるフランス料理と、質素なイメージのある修行僧の食事。真逆に見えて、根っこではつながっているのかもしれません。

さて、これから八ヶ岳地区は本格的な冬を迎えます。全ての活動を止めてしまったかのように見える野山で、植物は寒さに耐え生きるために栄養を蓄え味を濃くします。

また、冬は狩猟シーズンです。八ヶ岳に生きる動物が食卓に上ることもあるでしょう。シェフである鈴木信作さんは、狩猟免許を持っており自ら山に入ることもあるそうです。命をいただく意味を、より感じていただけるベストシーズンです。

「八ヶ岳の命を味わう」味覚
「料理の香り、自然の香りを楽しむ」嗅覚
「冬の八ヶ岳の景色」視覚
「食材に触れる、朝の寒さに触れる」触覚
「薪の火がはぜる音、鳥や獣の声」聴覚

そして、永平寺修行のお供・爆音目覚まし「スーパーライデン」による聴覚への刺激…どれもが新鮮に感じていただけると思います。

五感を全て使い死と生を想う旅を楽しんでいただけることでしょう。ジャンルの異なる「料理店・一棟貸し古民家民宿」と「仏教」の融合。きっと特別な旅の体験になることは間違いありません。

この旅の中で皆様が仏教の一端に触れ、人生がより豊かになることを願っております。


プラン詳細はこちら 旅と裸足 (chillnn.com)
含まれるもの/旅と裸足宿泊費(1泊)、Terroir愛と胃袋でのディナー、旅と裸足に用意されたウェルカムクッキー、お茶・コーヒーなど、自元寺での朝粥、坐禅体験代、ご案内料

「パン工房 Zelkowa(ゼルコバ)」住職イチオシ!溶岩窯で焼くこだわりのパン屋さん

八ヶ岳地域にはパン屋さんが多い事はご存じですか?

水がおいしいことや、豊富な食材があることも理由の一つですが、山梨の中でも夏の気温が上がりにくく、パンの発酵が安定しやすいからともいわれているそうです。おいしいパンが焼ける条件が整っているのですね。

「パン工房 Zelkowa(ゼルコバ)」

自元寺より徒歩4分。道の駅はくしゅうからもほど近い、住職イチオシ!パン屋さんのご紹介です。

古民家を改装したレトロな佇まいに、店内では竹籠や木の箱にしっかりと焼き色のついたパンが盛り付けられた、何とも素敵なパン屋さんです。

こだわりパンは2種類の天然酵母・国産の小麦粉・完全天日干の塩を使い、体に優しい材料を選んで作られています。しっとりと焼きあがる国産小麦を使い、天然酵母でゆっくり発酵させているので、ずしっとした食感の食べ応えのあるパンになるそう。生地の風味が楽しめます。

また、「溶岩窯」で焼いていることもおいしさの秘密だそうです。石窯やレンガ窯を使っているパン工房はたまに見かけますが、溶岩窯はなかなか見かけません。溶岩石は遠赤外線を多く出すため窯の温度が上がりやすく、ふっくらとボリュームのあるきめ細かいパンが焼けるそうです。ハード系のパンも食べやすいなあと感じられるのはこのためかもしれません。

住職のおすすめのパンは、ひとつに選べませんが「黒蜜バターのパン」です。

こだわりの黒蜜とバター、パンの相性はバッチリ。人気のパンがゆえ、残っていたらラッキー。少し癖のある黒蜜と乳製品のコクは最高の組み合わせです。

また「レーズンパン」もおススメです。大小2サイズあり、ご家族皆で召し上がる時やお土産にするには大きいものを、ひとり占めする時には小さめの丸形を選べ、人数に合わせて楽しむことができます。レーズンの甘味が生地にピッタリ合った、本当においしいパンです。

食パンのような、シンプルなパンが好きな方には「ふすまパン」がおすすめ。オーブンで焼くとふっくら香ばしく、バターをぬって食べると小麦粉全部の味が口に広がって、素材のよさを体全体で感じることができます。毎日でも食べたくなる味わいです。

ゼルコバさんの駐車場には首都圏ナンバーの車もよく見かけます。立川時代からのファンがわざわざ食べに来ているそうなのですが、白州に移転してさらに味が良くなったという口コミも見かけました。

自元寺に用事があるときに立ち寄る予定でしたら、夕方にはほぼ売り切れてしまうので先にゼルコバさんに行った方がよいかもしれません。

ゼルコバさんのパンとシャルマンワインのワインを買い込んで、のんびりと秋の夜長を楽しむ贅沢はいかがでしょうか。

店主・小野孝章さんからのコメントです。

きっかけは以前よりこちらには遊びに来ていて土地の事は知っていたのですが、私たちが越してくる1年前に友人が須玉に越してきて自分達で家を修復して生活する様を見て、私も自分の力で出来ることをやってみたいと思い、色々な縁もあってこの地に来ました。 良かったことは自然環境がすぐ側にあると言うところです。自然が近いと言うことは恩恵も沢山ありますが、災害の影響も近いと言う事です。僕は人の手が余り加わっていないそんな環境がいいなぁと思いました。 パンを作る上での利点は気持ち良く出来ることです、水もとてもいいですし、空気もいい!冬はお店がゆっくりですが空気がピンとしていて一番好きです。

これからの人生をより良く生きたいあなたへ「オンライン戒名カフェ」

多宗派の僧侶による戒名について考えるオンライントーク会、「オンライン戒名カフェ」を開催いたします。

【日時】

10/10(日) 14時-15時半→ご好評をいただき終了しました

10/25(月) 14時-15時半

11/4(木) 20時-21時半

※各回定員を15名程度とします。先着順です。zoomを使っての開催です。

【本企画に参加する僧侶】

東好章(一向寺・浄土宗)

岩田親靜(本休寺・日蓮宗)

加用雅信(妙慶院・浄土宗)

小杉秀文(勝覚寺・真言宗智山派)

佐藤妙尚(真言院・高野山真言宗)

成田淳教(感応寺・浄土宗)

松村妙仁(壽徳寺・真言宗豊山派)

三宅千空(教西寺・浄土真宗本願寺派)

三宅教道(教西寺・浄土真宗本願寺派)

山崎 秀典(自元寺・曹洞宗)

【内容】

・お坊さんによる「戒名の基礎知識」の解説

・意味や命名の背景など「戒名の実例紹介」

・少人数グループに分かれたぶっちゃけ質問OKの「個別質問タイム」

※この会は戒名を授かる場ではなく、お坊さんと話すことでご自身の戒名を考えるきっかけの場としています。会終了後にご相談は可能ですが、既にお付き合いされている菩提寺がある場合、実際の戒名はそのお寺にご相談ください。

引用:まいてらカレンダー 

【まいてら企画】オンライン「戒名カフェ」 ~ わたしの戒名を考える – まいてら (mytera.jp)

↑↑お申し込みは上のリンクをクリックし、お申し込みフォームよりお願いいたします。↑↑

【良く生きるための戒名】

「戒名」というと、どんなイメージがありますか?

亡くなった時にお坊さんにつけてもらう、お位牌や墓石にかくための名前?生前に考えるなんて死に支度みたいで縁起でもない!

多くの人が思い浮かべるのはこのようなイメージだと思います。

実は、戒名は生きているうちに考えても全く問題ありません。

もともと「戒」とは、行為や道徳、習慣といった意味で「これを保っていくと、仏教の見地からは、良い生き方につながるよ」と、定められてきたものです。

例えば、学生時代の部活などで、コーチと相談して自分の目標を決めた経験はありませんか?それと似たようなものと考えていただいてもいいかもしれません。

では、よりよく生きたいなと考えたとき誰に相談すればよいでしょうか?仏教は、人がよりよく在るための考かたやありようを2500年の長きにわたり考え、実践し続けてきました。これからよりよく生きるため、僧侶より「戒名」を授かり、迷ったときには鏡のように振り返りながら、ひとつの指針にされるのも良いのではないかと考えております。

宗派によってもさまざまな捉え方がありますが、曹洞宗では生前に戒名を受けることがよいとされています。(現状は一般的な慣例に合わせ葬儀の際、つまりは死後に受けることが多いです)日々の修行、生活に重きを置く禅宗らしい考えといえるでしょう。

今回のオンライン戒名カフェは、様々な宗派の僧侶が一堂に会して戒名について語り合う貴重な機会です。それぞれの宗派・考え方・経験などをもとに、よりよい集いになるよう、綿密な準備をすすめております。

過去に開催した折には、参加された皆様から様々な想いをお聞かせいただきました。オンラインならではの気軽さもあり、葬儀への悔いや僧侶への疑問など、面と向かっては聞きにくいこともお話しいただけました。

皆さんがお寺に対してどんな印象があるのか、どんな事に疑問を持っているのかを知ることができ大変勉強になりました。

戒名に関わる明るいことはもちろん、言いにくい・考えたくない・失礼かもしれない、どのような事でも忌憚なくお話しいただけましたら嬉しく思います。参加して良かった!と主催側も参加者の皆様も思えるよう準備を進めております。

のご参加をお待ちしております。

大施食会をお勤め致しました

去る9月20日、護持会主催・大施食会をお勤め致しました。法要後は総代会を開催し、本年も護持会総会は書面議決にて執り行いました。質疑応答のほか、延期されておりました、来年度開催予定の【開創450年・庫裡落慶記念式典】の日程なども話し合いました。

当日は寺院4名、総代様11名にご参列いただき、檀信徒はじめ皆さまの先祖の安寧をお祈り致しました。昨年と同様、方丈様も総代様も最少の人数で、ソーシャルディスタンスを十分にとった、マスク姿での法要です。静かで厳かな雰囲気の元、無事にご供養を終えることができました。

法要も、昨年からはこの方法が当たり前のようになり、様々なことを皆様にご協力いただいておりますが、つい2年前はそうではありませんでしたね。本堂に沢山の檀信徒の皆様にお集まりいただき、皆様と楽しく語らいながら過ごしたことを思うと、なんとも寂しい気持ちがわいてまいります。

静かな法要も厳粛な雰囲気で良いものですが、ご詠歌もなく、檀信徒の皆様と直接お会いできる機会も減っていることを本当に寂しく思います。人と人とが緩やかにあたたかく繋がれるよう、来年の庫裏の落成式典のころには、この状況が落ち着いて皆様と集えることを心より願っております。

【大施食会について】

今生きていることへの感謝を込めて行う「施食会」。餓鬼道に堕ちて苦しむ無縁仏様を供養する法要とされています。

仏教には六道と呼ばれる世界があり、そのうちの一つが餓鬼道です。必要以上に欲しがったり、自分一人だけが満足したりなど貪りの結果として、餓鬼道に堕ちるといわれています。施されたものだけは餓鬼道の亡者も口にすることができ、そうして施しの大切さを知り、仏法に目覚め、救われることを目指しています。

施食会にて読まれるお経は「甘露門」です。このお経には分かち合うことの尊さや大切さ、生きとし生けるすべての者が、心安らかにすごせるようにと願う仏さまの教えが説かれています。餓鬼道で苦しみ、供養をしてくれる人もいない者も、漏れなく救おうとする懐の深さ。失敗したとしても見捨てず、本人が自ら大切なことに気づいて這い上がれるように導く仏様の教えです。

現代ではSNSなどで少しでも身勝手なことをすると、正義の名のもとに立ち上がれなくなるくらいまで攻撃されることがあります。間違を正すことも大切かもしれませんが、決して見捨てず、本人が気づきそこから立ち上がれるよう手を貸すことも、また大切なことかもしれませんね。

秋のお彼岸のお知らせ

次第に暑さがしのぎやすくなってまいりました。日も段々と短くなり、夜に虫の声が響くのを聞くと秋がきたことを実感いたします。

2021年、秋のお彼岸のお墓参りについてお知らせいたします。今年のお彼岸は下記の日程です。

9月20日(月・祝):彼岸入り

9月23日(木・祝):彼岸の中日(=秋分の日)

9月26日(日):彼岸明け

お彼岸中、どの日にお参りいただいてもかまいません。まずご本尊様へお参りいただき、その後ご縁のあるお墓にお参り下さい。

20日には先祖供養法要・施食会を執り行います。今年の法要も感染症予防対策のため、総代様と少数の僧侶にて執り行わせていただきます。檀信徒の皆様にはご参加いただけませんが、皆様の幸せを願い、心をこめてお祈りいたします。

法要後、総代・役員様より各家に卒塔婆を配布させていただく予定です。

秋のお彼岸に心穏やかに手を合わせ、ご先祖様とのつながりと自分自身の在り方に思いをはせるきっかけになるよう願っております。

【お彼岸の話】

彼岸は一般的には「死後の世界」と表現されることが多いですが、仏教では少し意味合いが違います。

「彼岸(ひがん)」とは悟りの世界のこと。煩悩や欲望の多い「此岸(しがん)」の向こう側にある目指すべき場所です。昼と夜の長さが丁度同じになるこの日は、仏教の「中道」の精神に通じるものがあります。お彼岸のお参りは「自分自身のための修行」としての意味があるといわれています。

また、日が極楽浄土のある真西に沈むこの日は、浄土がこの世に最も近くなると言われています。偏ったりとらわれたりしない「中道」に近付けるよう、心の重荷を手放し、心静かに手を合わせる時間がもてますよう願っております。

ところで、お彼岸はもともとの仏教の教えにはない行事で、日本だけの習慣だそうです。

四季のある気候風土や、土着の太陽信仰と仏さまの教えが混ざりあい、日本人に広く受け入れられたといわれています。

こういった話を聞くと、仏教も含め宗教は守るべきことも多くありますが、様々な文化も否定せず受け入れる懐が広い部分があってよいのだなあと感じます。

秋は実りの季節、農家も夏に続いて忙しい時期になってまいります。何かと気ぜわしい折とは思いますが、ほんのひと時、ご先祖様に手を合わせ、穏やかな時間を過ごしていただけたらと思います。

参考:曹洞宗ネット

「彼岸会」https://www.sotozen-net.or.jp/ceremony/annual/higane