令和4年6月12日 庫裡 落慶法要のご案内 

令和4年6月12日、庫裏の耐震改修工事落慶法要を開催いたします。今回の法要と講演会は一般の皆様にもご参加いただけることになりました。馬場信房公にご関係のある方にもぜひご来山いただき、ご縁が結べましたら何よりの幸いです。申し込みが必要になりますので下記よりお申し込みください。

午前には、静岡大学名誉教授・小和田哲男先生のご講演をいただきます。先生は戦国時代研究の第一人者であり、開基・馬場信房公のご子孫でもあります。来山予定でしたが、コロナ禍も考慮し、自元寺に関してのご講演を録画したものを放映予定です。三代にわたり武田氏に仕えた負け知らずの武将の顔や、現代に生きる私たちにも参考になるエピソードを絡めてくださるとお聞きしております。歴史がお好きな方にもお聴きいただきたい講演です。

午後は庫裡落慶法要と、開基・馬場信房公の供養法要をお勤めいたします。

【庫裡耐震改修工事 落慶法要日程】

落慶法要(予定) 10時受付

10時半~        ご講演(DVD放映)

                             静岡大学名誉教授 小和田哲男先生・馬場信房公について

13時半~        落慶法要・開基供養法要

15時                解散

庫裡の耐震補強工事は設計を甲府市のNOA環境設計、施工を同市・株式会社てづかに依頼し、この計画が京都大学建築100周年記念コンペで「銀賞」を受賞いたしました。檀信徒の皆様、地域の皆様をはじめ多くの皆さまによって守られてきた寺院の法灯を、これからの時代に開いていくコンセプトが評価されたのです。

地域にあった形に柔軟に変化しながら、これからも歴史を重ねていく、自元寺のありようを表したかのような、素晴らしい形となりました。

この庫裏の耐震補強工事を行ったことで「地域に開かれた寺院」がよりはっきりと見えるようになりました。その落慶法要を皆様と直接お会いして行えることに大きな意義を感じております。

この2年、工夫を凝らして皆様との繋がりを模索し続けてまいりましたが、やはり対面での交流はまた格別です。安心して集える式典になりますよう、準備を整えて参ります。

【お問い合わせ・お申込み】

※申込される方は、メール・電話・FAXにてお名前・住所・連絡先・参加人数・弁当申込の有無・駐車が必要かをお伝えください。

担当総代   白砂 勇(090-9642-3942)

自元寺住所    北杜市白州町白須1364

電話     0551-35-2245(Fax兼)

HP     https://jigen-ji.jp/

メール      jigrnji1570@outlook.jp

【実行委員会・内覧研修会のお知らせ】

また、法要に先立ちまして、総代・実行委員会の皆さま向けの内覧研修を開催いたします。新しくなった庫裏をご覧いただき、その後精進料理をご試食いただく研修会です。

【実行委員会・内覧研修会 日程】

          令和4年5月24日(火) 15時~  会議

                                                    16時~  内覧会引き続き精進料理試食

                                                    18時  解散

後日、檀信徒の皆様向けの内覧研修会も開催予定です。こちらも予定が決まり次第お知らせいたします。

「Terroir愛と胃袋」にて「死について」お話会に参加しました 

北杜市高根町長澤にある「Terroir愛と胃袋」にて、10周年記念のイベントが開催されました。イベントの名前は「愛と胃袋万博」。女将の石田恵海さんよりイベント内でお話をしてほしいとお声掛けいただき、講師として参加してまいりました。

テーマは「死って何なん?」死について考える講話です。

このお話会を通じ「死」を考えることの大切さを再認識しました。講師をご依頼いただいたとき、女将の石田さんはこう仰っていました。
「田舎にいると孤独死も他人事ではない。またコロナによる死は、罹患したことによる死はもちろんだが、コロナに関連した死、自死といったものもあるように感じられる。」
石田さんのように死をごく身近なものと考える方もいらっしゃいますが、普段の生活では意識することのない方のほうが多いかもしれません。整備された現代日本では、「死」が見えにくくなっていることも理由の一つでしょう。場合によっては意識的に、無意識的にかかわらず「見ないように」過ごすこともできてしまいます。

死について考えることに是非や善悪はありませんが、どんな人にも平等に、必ず訪れる「死」を考えることは、いまこの世界を生きるあなたの生を豊かにしてくれるものだと信じています。

さて、この会は住職にとっても学びの多いお話会となりました。お話のあと、参加して下さった数名の方からお声掛けをいただき、それぞれの考えや状況をお聞きできました。とても貴重な体験でした。皆さんが「死」とそれぞれの形で向かい合っているのだと実感した時間であり、僧侶としても喜びを感じた有難いご縁でした。

もう一つ、素晴らしい学びがありました。この機会が大きな内省となったことです。
昨年度、住職は大学院で学びました。大学院の講義でも「ミニットペーパー」という課題提出があり、その時々の学びを振り返っていました。
しかし、自分の歩みや、関わる方と自分自身の学びが直接つながることは初めての体験でした。学びが「いま」目の前にあることとつながる「学ぶ意義」を強く感じられた時間でした。

死を考えることに正解や結論はないのでしょう。しかし、これからも死と向かい合っていく中で見えてくるものに、真摯に向き合う自分自身でありたいと思いを新たにしました。

このような素晴らしい体験ができた「愛と胃袋万博」でした。お話会に参加してくださった皆様と、この機会を設けてくださった女将さんに感謝申し上げます。

なお、愛と胃袋さんが運営されている一棟貸・旅と裸足のプランでは、「タナトスの誘惑」という死を考えるプランもございます。早朝からのスケジュールではありますが、お話・坐禅・お勤め・朝粥を味わいながら、いっしょに死を考える時間が過ごせますと幸いです。


http://www.aitoibukuro.com/
https://tabitohadashi.com/

令和4年4月9日「大般若会法会・お花まつり」のご報告 

【大般若会法要・お花まつり】は、令和4年4月9日、午後1時30分から自元寺本堂にて厳修されました。

残念ではありますが、感染拡大を受け本年も規模を縮小し、僧侶7名と総代様、自元寺寺族関係者の参列のもと厳粛に行われました。法要のご祈祷のみ行い、法話・昼食会・梅花講・御詠歌は本年も中止致しましたが、滞りなく終了いたしました。

天候にも恵まれ暖かな1日となり、春の法要にふさわしい日でした。しかし、3年間にわたり檀家の皆様の参列が叶わなかったことは本当に残念です。

昨年と同様、町内檀家の皆様には大般若会のお札とホットケーキを総代様を通してお配りいたしました。大般若会法会は、「厄事災難を祓う・開運祈願」の法要です。一日も早く何事も心配せず皆様と集えるように、皆様の健康と幸せを心を込めてお祈りしたお札をお配りいたします。

また、ホットケーキには仏さまのお誕生日を祝う気持ちを込めました。「クリスマスのように、お花まつりも盛り上げよう」と若手の僧侶たちが始めた企画で、お子さんを中心になかなか好評です。近い将来「お花まつりの日には、みんなでホットケーキを食べる」ことが季節の行事になるかもしれませんね。ぜひホッと温かい気持ちで、甘茶と一緒にお召し上がりください。
6月12日には庫裏の落慶法要も予定されております。その際には皆様と集えますように、心から願っております。

さて、大般若会法要にご参加された経験のある方は、住職が緋色の衣を着ていることに気づかれたでしょうか。
「開運祈願の祈祷だから、明るい色を着ているのですか?」とおっしゃる方もおられますが、それは違います。修行を重ね、晋山結制を行うと緋色の衣を着ることが許されるようになるのです。緋色を着ることを許されるようになってようやく 「僧として一人前」とおっしゃる方もおり、この緋色の衣が正装なのです。洋装は黒の方が格式が高いとされていますから、面白い違いですね。

修行僧は基本「黒衣(こくえ)」
色の付いた衣「色衣(しきえ)」
赤い衣「緋衣(ひえ)」
赤い衣の袖や首のところが十二単のようになっている「緋恩衣」
黄色い衣「黄恩衣」
赤紫の「赤紫衣(せきしえ)」

曹洞宗ではこの順番で着用が許され、着ている人がどのような資格を持っているかが一目で分かります。

しかし法衣の色はあくまでも役割などを分かりやすくするもので、だれが偉いかという事を表すわけではないと言われています。言うまでもなく、仏さまの前では皆が平等、「仏さまの弟子」です。

庫裡落慶法要・自元寺開創450年の記念式典のお知らせ 

令和4年6月12日、自元寺開創450年の記念式典を執り行います。これらは令和2年に執り行う予定でしたが、思いもよらぬ感染症の広がりを受け、2年越しの開催となりました。当日は以下の3つを執り行わせていただきます。

①開創450年記念法要
②小和田哲男先生講演会
③庫裏耐震補強工事落慶式法要
会場 白砂山自元寺(北杜市白州町白須 1364)
【電話】0551-35-2245(FAX兼用)  【e-mail】jigenji1570@outlook.jp

詳しいタイムテーブルなど詳細は総代様と協議後、改めてお知らせをいたします。現段階では縮小開催ではなく、檀家の皆様にご参加いただけますように準備を進めております。コロナの状況に応じて規模や開催方法などは変更される可能性がありますが、皆様と今度こそは集まれるのではないかという期待を込めて、ご報告をいたしました。

【行事の詳細につきまして】

①開創450年記念法要
自元寺開創450周年の法要は、令和2年6月27日に総代様と寺院関係者のみで行いましたが、今回皆様にお集まりいただくにあたり、改めて法要を行う予定です。どのように行うか現在検討中ですので続報をお待ちください。

②小和田哲男先生講演会
小和田哲男先生は自元寺開基である馬場信房公のご子孫でいらっしゃいます。歴史学者である小和田先生は特に戦国時代史を研究されており、わかりやすい解説が人気で、NHK「歴史秘話ヒストリア」や「知恵泉」などにもご出演されました。歴史をなぞるだけでなく、史実を基に現代を生きる私たちへのアドバイスも寄せて下さる予定です。

③庫裏耐震補強工事落慶式法要
庫裏の耐震補強工事が無事終了いたしました。式典に合わせまして落慶式法要を行います。羽村祐毅さんに設計をいただき、今よりもさらに「地域の人が集まりやすく」「立ち寄りやすい」開かれた庫裏となりました。お寺らしい格式を保ったまま建物の補強も行いましたので、安心してお過ごしいただけます。ぜひ皆様にご覧いただきたいと思います。

この一大行事に向け、総代の皆様にも、青年部会の皆様にも、自元寺とご縁のある多くの方々からの大きなご尽力を頂いております。良い行事になりますよう皆様のお力添えをいただきながら準備を進めてまいります。

4月9日「大般若会法会・お花まつり」縮小開催のお知らせ

【大般若会法会・お花まつり 縮小開催について】
ここ最近の暖かさで、ここ白州にも一気に春が来たように感じられます。
さて、令和4年4月9日に予定しておりました「大般若会法会・お花まつり」は、本年も縮小開催させていただきます。

「大般若会祈祷会」は昨年に引き続き、総代様、寺院のみでご祈祷を執り行います。
ご祈祷致しましたお札は、白州町内は総代様・役員様にご配布いただく予定です。町外の檀信徒の皆さまには郵送にてお送り致します。
今年で縮小開催は3回目となります。今年こそはなんとか檀家の皆様に例年通りお集まりいただき、この季節ならではの華やかな行事で春を喜びあいたいと考えておりました。期限間際まで検討を重ねておりましたが、3月中旬を超えてもオミクロン株の収束が見えず、苦渋の決断となりました。

檀家の皆様、地域の皆様がこの一年健やかに過ごせますよう、また新型コロナウイルス感染症の早期終息をお札に記し、心を込めてご祈念いたします。

【花まつりのお話】
お花まつりがお釈迦様の誕生をお祝いしたものということは良く知られております。どの寺院でも共通しているのは、花で彩られた花御堂にお釈迦様の幼い日の姿をかたどった【誕生仏】を安置し、祈りを捧げながら甘茶をかける、というものです。

では、なぜお花を飾るのでしょうか?
それはお釈迦様が花畑でお生まれになったことが由来とされています。お釈迦様は、ネパール南部にある、ルンビニーという小さな村の花畑でお生まれになりました。ネパールの気候は亜熱帯、色とりどりの花が咲き乱れていたことでしょう。それに倣い、お堂を花で美しく飾るのです。飾り方にはこれといった決まりはなく、お堂の屋根に花を敷き詰めることもあれば、足元を花畑のように飾ることもあります。日本では春の花が飾られます。

甘茶をかけるのは、龍が天から降らせた甘露を、お釈迦様の産湯に使ったという伝説になぞらえたといわれています。中国では「優れた王のもとには龍が現れ甘露を降らせる」という言い伝えがあり、これはお釈迦様の徳の高さを表したエピソードとされています。

日本では仏教を日本の習慣に馴染むように工夫してきた歴史がありますが、仏教を根付かせるため中国でも、もとからあった故事や習慣などを取り入れたのですね。仏教が伝わった経路が見える、興味深い伝説だと思います。

さて、そのお花まつりには欠かせない甘茶。自元寺では、境内で採れたものを使います。漢方薬の一種でもあります。機会がありましたら、自元寺製の甘茶、ぜひ味わっていただきたいです。

自元寺と共に生きた祖母 山崎彌生の話

住職の祖母、山崎彌生は昨夏より体調が悪化し療養しておりましたが、令和3年10月8日に93歳で逝去しました。葬儀は住職の祖父・正道方丈の意向を第一として、葬儀委員会で10月7日の通夜、8日の葬儀に1周忌法要と合わせてお勤めをいたす運びとなりました。

激動の昭和、平成、そして令和の三時代を生き抜いた女性。その人生に少し触れさせていただきます。

祖母は、お隣長野県・松本市浅間温泉にあった造り酒屋で産まれ、家族と共に朝鮮半島にわたり、そこで育ちました。曾祖父には商才があり成功をおさめ、祖母も不自由のない生活を送ったと伝え聞いております。ほどなく終戦となり、祖母家族は日本に帰って来ました。当時、外地で築いた財産は国に預けなくてはならず、帰国後の生活にはかなり苦労したそうです。

その後、伯父である自元寺26世・秀雄方丈の願いで17歳で自元寺へ。縁あってのちの27世となる正道方丈と結婚し、戦後の厳しい時期を乗り越えてきました。曾祖父の才能は祖母にも受け継がれたようで、自らの子育ての傍ら、保育園も運営しました。子どもを預ける場所も少なかった時代です。私利のためではなく、地域のための園でした。その後も白州町立白州保育所に定年まで勤務、園長もつとめ多くの子どもを送りだしました。

「やよいせんせい」を慕って、お寺に卒園生が訪ねてくることもあったようです。祖母にとっては大人になっても可愛い園児だったようで、父親世代の人も「〇〇ちゃん」と呼ばれ、呼ばれた方も戸惑いながらどこか嬉しそうにしている姿は微笑ましくもありました。

先々代住職と共に長きにわたり寺を守り、寺族としてもご立派に勤められました。代替わり後鳥原の福昌寺に入られてからも、自元寺の行事の際は足を運び御詠歌や総代さんたちの接待などもこなし、田畑にも精を出し、地域の皆さまとも親しく過ごしておりました。情に厚く涙もろく、周りの人々とのご縁を大切にする祖母は、まさしく「お寺のお母さん」そのものです。

戒名は、彌生院自研明覺禅尼(みしょういんじけんみょうがくぜんに)です。

「自研明覺」は永平寺の禅師さまから授かったものです。自元寺と子どもたちを守り育ててきたこと、寺族としてのあり方への教示、それらの願いを込めてお贈りくださったものだと思います。

院号「彌生院、禅尼」は夫である祖父が送ったものです。自元寺のご本尊・阿弥陀さまのご加護を願い、また今を生きる私たちを見守ってほしいとの思いを込めて追贈したのでは、と考えております。祖母の生き様を表したかのような戒名であると感じております。

激動の昭和から三つの時代を駆け抜けた祖母の人生は決して平坦なものではなかったはずです。その時代時代を真摯に生きぬいた祖母が、過去から大切に繋いでくれたご縁を、丁寧に次の世代につないで参ります。

開基・馬場美濃守信房公 限定御朱印について

こちらでも予告しておりました、新しい御朱印のお知らせです。

耐震改修工事を終える庫裡完成にあわせて、とお知らせしておりましたが、工事が遅れており、ご不便をおかけしております。

事前の告知を見てお見えになった方もいらしゃいますので、開基・馬場美濃守信房公の御朱印100枚限定にて授与を開始させていただきます。

「活版印刷」で作られています。一枚一枚が手作業で仕上げられるため、一つとして同じものがありません。昔ながらの方法ゆえの独特の印刷のかすれや文字の凹凸が味わい深く、近年その良さが見直されているそうです。

空押しで寺紋の花菱も入っております。

また、記しましたように、工事がまだ終わっていない関係で、住職・寺族も対応できない時間帯もございます。
メールや電話などで事前にお知らせいただきますときちんとお渡しできるかと思います。

↓作成して下さった八やさんの情報です!!

八やさんFacebookページ https://www.facebook.com/hachiyaprint

ホームページ https://hachiyaprint.thebase.in/

【3・4月の坐禅会・ヨーガ講座(昼の部)・茶道教室 ご案内】

少しずつ春の息吹を感じるようになって参りました。

引き続き、気をつけながら、おこなっていきたいと思います。

【坐禅会】

※予約不要

場所:自元寺本堂(庫裡耐震改修工事が始まっており本堂正面の入口からお上がりください)

日程:3月5日(土)、27日(日)、4月3日(日)、23日(土)朝6時止静(しじょう・坐禅はじまり) → 30分ほどの坐禅 → 朝のお勤め(読経) → 小食(お粥の朝食) → 8時終了 (途中参加、退出も可能です)

参加費無料、持ち物不要です。動きやすい服装でお越しください。

初めての方は事前に連絡を頂きますとスムーズにご案内できます。

坐禅会がない日でも朝の坐禅・お勤めを皆さまに開放しております。坐禅会の時間と異なります。住職が不在の日もごさいますので、お問い合わせいただいてから、ご参加ください。

解散後、Templemorning(おそうじ)の時間もございます。こちらもご自由にご参加いただけます。

【古式ヨーガ講座】

※予約不要

場所:自元寺本堂

日程午前の部:午前10時から、1時間半前後

3月11日(金)、25日(金)、4月8日(金)、22日(金)

夜の部は開催を見合わせております。

参加費無料。動きやすい服装でお越しください。

持ち物:ヨガマットか大きめのバスタオル

古式ヨーガは無理なポーズが少なく、初心者の方も体力に自信のない方も楽しんでいただけます。どなたもお気軽にご参加ください。

【茶道教室・Tera Cha#22】3月4日(金) 以降はお問い合わせください。

13時半〜

お寺で肩ひじ張らずに、茶道に接してみませんか?

茶禅一味。禅と茶道はとても密接なものです。静かなお寺の境内で、やさしい先生ご指導の下、作法を学び、お抹茶と美味しい和菓子でひと時を過ごしましょう。

参加費 2,000円(講師謝礼・お茶・和菓子代込)当日お支払ください。

服装  自由ですが、白足袋か白靴下をご持参ください。足の悪い方はイスでもご参加いただけます。

 講師  大澤由美子先生(表千家教授・北杜市・公案寺寺族)

※ご参加の際 ご協力いただきたい事※

・体温測定・手洗い・体調管理(ご家族に発熱している方がいる場合もご参加をお控えください)

自元寺でも、定期的に窓を開けて換気を行い、十分な間隔をとれるよう工夫し、皆様に安心してご参加いただけるよう留意してまいります。

どの行事もお寺の静かな環境で自分を見つめる充実した時間が過ごせます。皆さまとお会いできることを楽しみにお待ちしております。

お申し込み・お問い合わせは下記の連絡先(電話・ホームページのメッセージ)へお願い致します。

馬場美濃守信房公菩提所 白砂山自元寺

山梨県北杜市白州町白須1364

0551-35-2245(Fax兼)

水子供養、ペット供養、遺品や気になるものなど各種供養をお受けします

自元寺では様々なご供養を行っております。

「水子供養」「ペット供養」のほか、「遺品のご供養」「大切にされていたもののお焚き上げ」などもお受けしております。

【水子供養について】

子どもをなくすということは、人の最も大きな悲しみの一つです。普段は何事もなかったかのように生活ができていても、長い人生のふとした瞬間に思い出されることもあるでしょう。自分だけでその苦しみを抱え込んでいませんか。様々な理由で、お住いの地区でのご供養が難しい方もご相談ください。

他の方とお会いすることがないように配慮いたします。また、遠方であったり人との接触を控えたい方にはオンラインでのご供養も行っております。

「供養をする」ということは、無理やり辛さを手放すことではありません。供養という方法を通じて、自分の中の苦しみや悲しみと向き合いながら、ともに歩んでいく節目とするためにもあります。仏教は長い年月悲しみや苦しみと向き合う方法を考え続けてきました。あなたのその気持ちに寄り添い、あなたらしい心のありようになれるよう、お手伝いを致します。

【ペット供養について】

ペットを愛玩のためではなく、家族の一員として迎えられる方も多いでしょう。ペットをなくす悲しみは、その愛が深いほど同じように深くなる事だと思います。

人生のひと時、一緒に過ごしてきたペットが安心して虹の橋に旅立てるように。飼い主さんがこれからの人生を前を向いて過ごせるようにそのお手伝いをさせて下さい。自元寺にはペット用の墓地はありませんが、心を込めてご供養いたします。ご火葬後にお越しください。

【遺品や気になるもののご供養について】

どんなものでも、大切にされてきたものには想いがこもっているように感じる方も多いことでしょう。自元寺ではこめられた想いや歴史を大切にしながら遺品供養を行います。

お位牌、紙のお戒名、仏具やお軸など、どのように扱ったらよいかわからないものがありましたらお気軽にご相談下さい。

自元寺でお魂抜きご供養ののち、「お預かり」「お焚き上げ」「業者引き取り」などそれぞれに一番適した方法で、最後まで大切に「いのち」を見届けさせていただきます。

想い出の品、遺品、気になるもののやお焚き上げもお勤めいたします

また、よくお問い合わせをいただきます「卒塔婆」につきましては、春頃、境内に卒塔婆ご供養専用の場所を設けますので、そちらに置いてくださるようお願いいたします。

仏教には執着(しゅうじゃく)という言葉があります。とらわれることが苦しみを産むと考えられているのです。何かにとらわれていると感じたとき、その辛さを軽くするためにご供養という選択肢もお考え下さい。

3月より活版印刷の御朱印を授与いたします 

こちらの記事でも予告しておりました、新しい御朱印のお知らせです。

今年3月、耐震改修工事を終える庫裡完成にあわせまして、開基・馬場美濃守信房公の御朱印を、100枚限定にて授与を開始させていただきます。御朱印は写経を寺社におさめた際、その証として授与されたのが始まりとされております。もとは「修行の証」であった御朱印の精神性を大切に、ご参拝いただけますと幸いです。

※2月下旬に、詳細をお知らせいたします。

新しい御朱印は、昔懐かしい「活版印刷」で作られています。活版印刷とは、印刷する部分が凸状に盛り上がった金属版にインクを付け、ギュッと押さえて印刷をする方法です。巨大なハンコをイメージしていただくと分かりやすいのではないでしょうか。古くは15世紀のヨーロッパで発明され、明治の初めころに日本でも広く普及しました。

一枚一枚が手作業で仕上げられるため、一つとして同じものがありません。昔ながらの方法ゆえの独特の印刷のかすれや文字の凹凸が味わい深く、近年その良さが見直されているそうです。

自元寺の御朱印は、「アラベール」用紙に、住職がしたためた字と、坐禅の境地をあらわす王三昧、自元禅寺の印を押しています。アラベールは昔から人気の紙で、特にデザイナーの方々が好まれます。 画用紙のような親しみやすい風合いで、紙そのものの手触り、質感が人気です。

空押しで寺紋の花菱も入れていただきました。厚みのある柔らかな手触りがなんとも愛おしく、思わず触れたくなります。

筆文字と活版印刷の相性がとても良く、洒落た御朱印になりました。3回もの印刷を重ねた、手の込んだ作品です。ぜひたくさんの方にご覧いただければと思います。

さて、この御朱印をつくって下さったのは、「活版印刷室 HACHIYA」さんです。北杜市にお住いのご店主は、大変多才な方です。オンラインをメインに活版印刷を営まれながら、ファイナンシャルプランナーも取得されそれを活かすべく正しいお金の考え方のワークショップを主催されたり、寺カフェでも講義や運営をしてくださっています。とても興味深く楽しい教室を開催してくださいました。

また、お人柄も素晴らしく、相手のことを慮る、その人のことを第一とするやさしさと、奉仕のこころを併せ持った素晴らしい御仁です。物静かで聡明な雰囲気で、静かな時間を一緒に過ごしたくなります。自元寺での寺カフェワークショップが再開された際には、ぜひご店主にも会いにいらしてください。

HACHIYAさんのホームページも訪れてみてください。活版印刷の良さと愛情が伝わってきます。FBには、自元寺の御朱印の制作過程も掲載されておりますので、御朱印の実物をご覧になりながら「こうやって作られたんだなあ。」と想いを馳せるのも楽しいと思いますよ。

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