令和2年9月20日【大施食会】【護持会総会】のお知らせ

令和2年の【大施食会】【護持会総会】は規模を大幅に縮小し、9月20日に実施いたします。

【大施食会】
大施食会は令和2年9月20日に「少人数の僧侶、総代のみの出席」にて開催致します。
檀家の皆様には、先だってご案内を郵送いたしました。まだお手元に届いておりませんでしたら、ご一報ください。
先祖供養(施食会・せじきえ)は、供養後、白州町内は各家墓地に卒塔婆をお建て致します。町外墓地の方は卒塔婆・供養札・読み込みのみの3つからお選びください。
諸準備の為、9月10日までにお申し込み下さい。ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
卒塔婆は、白州町内に墓地のある方は総代・役員がお建てします。
墓地が町外で、卒塔婆を希望の方は自元寺まで取りにお越し下さい。供養札は郵送致します。どちらも希望なさらない方も、法要内でご芳名を読み上げます

【護持会総会】
護持会総会は同日、法要後に実施いたします。総会資料を郵送し、議事は書面議決といたします。資料をご覧になり、ご意見がございましたら、同じく9月10日までにお申し出下さい。
本年は書面での総会となりますが、よりよい護持会運営のために例年と変わらず活発な議論を賜れればと存じます。
なお、護持会費は自元寺本堂の年間地震保険料、供養料等に充てさせて頂きます。
感染症拡大予防のため、例年とは異なる方法での実施になりますこと、ご理解いただけますと幸いです。変わらず良い供養ができますよう、心を込めお祈りいたします。

【大施食会】にはどういう意味があるのでしょう

大施食会(大施餓鬼会)は各宗派でも広く行われる仏教行事で、多くは年に1回行われます。「大施餓鬼会(だいせがきえ)」ともいいますが、曹洞宗では「大施食会」と呼びます。ご先祖様はもちろんのこと、弔う者のいない無縁仏様やすべての精霊を救うための法要でもあります。

この施食会は特に追善供養(生きている者が亡くなった者のために行う善行)の功徳が大きいとされており、多くの宗派で盛大に行うそうです。
「他の人の救済のために尽くす」ことを尊いと考える、仏教の考えがよくわかる法要といえるかもしれません。

また、曹洞宗をはじめとする禅宗では「生飯(さば)」という作法があります。施食会の時だけ供養を行うのではなく、普段の食事の際にも7粒のお米を取り分けることで、すべての精霊に施食を行うという意味があります。普段の生活と修行とが密接にかかわる、禅宗らしい作法です。

令和2年 お盆棚経のお礼とご挨拶

日本各地に甚大な被害を及ぼした長い梅雨が開けた途端、今度はうだるような猛暑が訪れております。皆様、いかがお過ごしでしょうか。
ここ白州も気温が35度まで上がる日もあり、農作物にも影響が出ていると聞き及びます。大事ないことを願っております。

ご承知の通り、年明けより始まった新型コロナウイルスの流行による影響が全世界に拡がりを見せ、私達の生活にも大きな影響を及ぼしています。今まで、当たり前だったことが、そうでなくなって参りました。日々の暮らしは勿論のことですが、仏事についても同様のことが言え、大切なご先祖様をお迎えするお盆も変化の年となりました。今年は、皆様も様々なお盆の過ごし方をされたのではないかと思います。

自元寺では今年のお盆について、総代会にて例年通り棚経実施とそれぞれのご家庭の意向を第一に、柔軟に対応することを承認いただき、各檀信徒の皆様のご先祖供養のお勤めをさせていただきました。

例年と変わらない通常通りの供養、
お宅には伺わず位牌堂での供養、
オンラインによる供養※、
今年はお盆の供養自体を中止される選択をされた方もいらっしゃいました。
いずれにしても、皆様、ご先祖様との関わりを改めて意識されたのではないでしょうか。

中には、例年通りの供養が出来なかったことを悔いておられる方もいらっしゃるかもしれませんが、この特別な夏の供養の仕方について、思い悩まれたこと自体が供養となったのかもしれません。自元寺におきましても、例年以上にそれぞれの皆様と向かい合う機会になったお盆であったと感じております。

今年のお盆に際しまして、普段の平穏な生活が実は有難いことだったということを改めて実感しております。まだまだ先行き不安な日々が続きそうですが、皆様のご先祖様やご縁のある方々を想う気持ちを大切に、自元寺でもお勤めを続けて参ります。

これからも何かご不明なこと等ありましたら、「こんなことをお願いするのは、聞くのは失礼では…」などと思わず、お気軽にお電話、メール、ファックスなどにてお問い合わせください。

まだまだ暑い日が続きそうです。皆様、体調など崩されませんようご自愛ください。

なお、例年9月に行っております「大施食会・護持会総会」については、次回以降お知らせいたします。

※オンラインによる供養とは、zoomやYouTubeなどのコミュニケーションアプリを使い、菩提寺と檀家の皆様を繋ぎ、供養を行うことです。
遠方にお住いの方や外出が難しい方も法要に参加できるため、オンライン法要のニーズが高まっているようです。

8月【山梨県内】お盆の棚経のお知らせ

長い梅雨が明け、夏らしい暑さになってまいりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
北杜市近隣、山梨県内の檀家の皆様へ令和2年 お盆の棚経のお知らせです。

8月11日 :白須上地区(坂上より坂下へ)
12日:白須下地区前半(一組方面より)
13日:甲府·韮崎方面
白須下地区後半(明野·公案寺様担当は例年通り)
14日:竹宇地区 (白須より上へ)
 15日:前沢(朝、一組より)·新盆(午後より)
 16日:お寺参り·予備日

※日程の変更等は、8月10日までにご連絡ください
℡ 0551-35-2245(自元寺:山崎)

本年は新型コロナウイルスの影響を鑑みて、各家の意向を第一として、柔軟に対応しながらご供養がお勤めできればと考えております。

例えば「今年は訪問せずに位牌堂での読経を希望したい」「本年は中止したい」その他のご希望、気になることなどございましたら自元寺までご相談ください。

·13日以前は、精霊棚は飾らなくても結構です。
例年通り、13日~16日の期間にて棚をお祀り下さい。
·感染症予防の観点から、お茶などの接待はご遠慮させて頂きます。
·弟·元道も、師匠にあたる長坂町·龍澤寺様より暇を頂ければ共にお勤めさせて頂きます。

ご先祖さまに向き合えるよきお盆のときとなるよう、ともに手を合わせご供養できれば幸いです。

◇お盆の由来

お盆は元々どんな行事だったのでしょうか?
『盂蘭盆経』(うらぼんきょう)という経典にその由来があります。
(お子さんにも読んでいただけるよう、大幅に省略しております)

お釈迦様の弟子に、目連(もくれん)という僧がおりました。亡くなった母を偲び、千里眼で母を探したところ、母親が餓鬼道(欲深い人が死後に行く世界)にいることを知りました。
あんなに自分を大切にしてくれた母親が餓鬼道にいることを悲しんだ目連は、お釈迦様に「なぜ母は餓鬼道にいるのですか。どうすれば母親を救うことができるのでしょうか」と訴えました。

するとお釈迦様は「あなたを愛するあまり『自分の子供さえよければよい』と他の者をおろそかにしたので、あなたの母は餓鬼道にいるのです。救うためには修行からあけた僧、皆に布施をしなさい。たくさんの僧への供養を行うことで、苦しみから救われるでしょう。」
目連は、お釈迦様の教えの通り僧侶に供養を行い、僧侶たちの喜びが餓鬼道まで伝わったことで母親は救われたそうです。

その後、目連は「同じように苦しむ者たちを救うにはどうしたらよいのか」とお釈迦様に尋ねました。お釈迦様は自分を産んでくれた父母や7代にわたる先祖の霊などのために、供養をすることを教えました。それが盂蘭盆会の始まりだと言われています。

お盆に先祖をしのぶこと、ご馳走を用意するのにはこのような由来があるのですね。

◇現代のお盆
13日に迎え火をたきご先祖様をお迎えし、盆棚(精霊棚)をしつらえお祀りします。僧侶も棚経を行います。
精霊棚には位牌と盆提灯を飾り、団子や素麺、果物、野菜、食事などをお供えします。地域や家庭によっても違いがあるようですが、慣習に従って心を込めてお祀りしましょう。

16日に送り火でご先祖様をお送りします。
ゆっくり過ごして帰って下さるよう、送り火は夕方に行うご家庭が多いようです。

お盆は、ご先祖様から脈々と受け継がれるつながりを実感できる良い機会です。親族で集まり、にぎやかに楽しく過ごせるのも現代のお盆の良いところですが、今年は皆が集まるのは難しいかもしれません。今年のお盆は過去から現代への「つながり」に各々で思いをはせてみてはいかがでしょうか。

参考サイト

https://www.sotozen-net.or.jp/ceremony/annual/urabone

https://www.soto-kinki.net/butsuji/chishiki_obon.php

8月1日(土)お墓参りのお知らせ

檀信徒の皆さまへ、令和2年8月1日(土)のお墓参りについてのお知らせです。

例年通り、8月1日にお墓参りを行います。
お参りの方の来訪に合わせお待ちしておりますので、僧侶の読経供養をご希望の方は庫裏にお声がけください。旗をお渡し致します。
一日中お参りいただけますが、目安として朝6時前後から午後5時ころまでを予定しており、4名ほどの僧侶が待機し、皆様のご用意が整いましたらご供養を致します。

お仕事の方、この日にお参りができない方、首都圏など遠方にお住いで今年はお墓参りを控えたい方も、事前にお知らせ頂けましたら当日にご供養を行います。

たくさんの方が墓参にいらっしゃいます。中には出勤前にいらっしゃる方もおいでで、頭が下がる思いです。
素晴らしいのは、皆様がご自分の家だけではなく、本家や母親の実家、祖父母など由来のあるところにお参りをされることです。いつもは静かな境内が、お供えの生花で華やかかつ、お線香の香りで荘厳な雰囲気に包まれまれる、よき一日です。

この日を迎える度、皆様がご先祖様から続くご縁を大切になさっていることが感じられ大変嬉しく、また自元寺も良い菩提寺でありたいと気持ちが引き締まります。

お参りにお越しの皆さま、8月1日に自元寺でお待ちしております。

お盆の月の1日は、「釜蓋朔日(かまぶたついたち)」と呼び、「地獄の釜のふたが開く日」といわれています。この日を境にお盆入りと考え、準備をしていきます。

峡北地方では8月1日がお盆の入りといわれており、お墓参りはその名のごとく掃除をして墓参をする、お盆本来の形が残っています。ですが、この日に墓参を行うのは県内でも珍しいことのようです。他の多くの地域では、お盆の入り13日に墓掃除とお迎えを併せてするそうです。地域によって大きな差があるのですね。

お墓参りの作法についても簡単にご説明いたします。

1)本堂正面でご本尊様にお参りをします。
2)まずはお墓周りの草取りや、落ち葉などの掃除を行います。
3)墓石に水をかけ、たわしなどでこすり汚れを落とした後、布で拭きとります。
4)花やお供物を備えます。(食べ物のお供えはお持ち帰り下さい)
5)墓石にお清めの水をかけ、線香·ろうそくをたて手を合わせます。

手順に難しいことはありませんが、自分のルーツに思いを馳せご先祖様に「あなたのおかげで私が今ここにあります」と感謝の心で手を合わせることが大切です。ご参考になれば幸いです。

参考 曹洞宗近畿管区教化センターhttps://www.soto-kinki.net/sp/butsuji/chishiki_ohakamairi.php

450周年式典を6月27日に開催いたしました。

自元寺開創450周年記念式典は、過日6月27日に規模を大幅に縮小し開催いたしました。
当日は天候にも恵まれ、お祝いの式典にふさわしい日となりました。

午後より法要を行いました。社会情勢を鑑み、感染予防に努めながら少人数の僧侶と総代・実行委員会等代表のみの参列とさせていただきました。
厳かな雰囲気の中法要が執り行われ、つつがなく終了いたしました。

自元寺でつながったご縁をより一層深く感じていただけるよう、『美濃守』も心を込めてご祈祷いたしました。お手元に届きましたら、ぜひ身近に置いていただきたく思います。

規模は縮小させていただきましたが、自元寺を450年もの長きにわたり皆様に支えていただいたことへの感謝、これから未来に向けての新たな気持ちを改めて感じられる、素晴らしい機会となりました。

ご参加いただいた皆様、式典の準備に尽力くださった皆様、檀家の皆様、地域の皆様に心よりお礼申し上げます。
どうぞ、これからも自元寺をよろしくお願いいたします。

<住職からのご挨拶>

新型ウイルス感染症、熊本南部豪雨災害物故者のご冥福をお祈り申し上げます。
6月27日、梅雨の晴れ間のなか、当初の予定よりはかなり小規模での開催となりましたが、ご本寺・清泰寺さまはじめ、法縁・法類のご寺院さま、総代・実行委員さまのご参列を賜り、厳粛に儀式をお勤めすることができました。心より感謝いたします。

法要は2座お勤めされ、1座目は自元寺をお開きになった開山さま、ならびに歴代27名の住職方へのご供養、2座目は開基である馬場美濃守信房公への報恩法要でした。

開基さまの供養は住職・寺族のみで行ってきましたが、初めてご寺院さま・檀信徒のみなさまといっしょにお勤めができましたことはとてもありがたく、導師を勤めながら改めて自元寺の存在意義を感じた次第です。(美濃守さまもとても喜ばれた気がします!)

本来ならばお越しいただく予定だった馬場家血縁のみなさまにもお心をよせていただきながら法要を行いました。
来年は庫裡の耐震改修工事があるため、同様に小規模開催となってしまいますが、2年後には落慶法要と合わせて皆さまをお招きして、ご供養と開基さまのご遺徳をお讃えするになりますよう、諸準備整えて参ります。その際はぜひ足をお運びください。

20日には総代・実行委員さま中心に清掃作業もしていただきました。重ねてお礼申し上げます。
ウイルス・自然災害と続き、大変な環境ではありますが、皆さまのご多幸を心より祈念いたします。

7月【東京方面】お盆の棚経のお知らせ

東京方面の檀家の皆様へお知らせです。

今年のお盆も東京方面へ棚経にお伺い致します。

既に連絡差し上げた方もいらっしゃいますが、中止・延期にされる場合はお早めにご連絡いただけますと幸いです。

おおまかな日程をお知らせします。基本的には例年通りとなります。


12日に上京、13日は多摩方面から埼玉、都内西側を下るルート、14日は都内で新宿から池袋、上野、浅草方面から千葉へ、15日は品川~大田区、神奈川県というルートで車で回っております。16日まで上京しております。

毎年お伺いしております檀家の皆様をはじめ、東京方面にお住まいで今までご縁がなかったけれども棚経をご希望される方も、どうぞお問い合わせください。時間の許す限りお伺いいたします。

新型コロナウイルス感染症の懸念もまだございますので、皆様のご意向に添わせていただきます。
どうぞお気軽にお声掛けください。

東京方面にお盆の棚経に伺うのは、住職の曾祖父・自元寺26世秀雄和尚から始まっており、80年近くの歴史があります。長い年月、自元寺とのご縁をいただき今年もこうして東京方面の皆様のお宅にお伺いできることを幸せに思います。どうぞよろしくお願いいたします。

ここで、山梨にお住いの方は「お盆は8月では?」と思われたのではないでしょうか。

もともと旧暦7月にお盆を行なっていたのですが、明治時代に改暦が行われ日本の各行事は30日遅れとなりました。
現在は東京を中心とした一部の地域のみで7月のお盆を行っております。
また、7月はちょうど農繁期にあたるので、農業の盛んな地域では8月のお盆のほうが都合がよかったという事情もあるようです。

いずれにせよ、お盆は正月と並び、家族や親族が集まりご先祖様をお迎えすることで、つながりを感じることのできる良い機会です。今年は帰省を自粛なさる方も多いかもしれませんが、オンライン帰省や少人数での集まりでも、皆様でご先祖様をお迎えできると良いですね。

また、現在自元寺でのイベントはオンラインで開催しており、東京方面の檀家の皆様もご参加いただきやすくなっております。
そして、県をまたいでの移動ができるようになりましたら、ぜひ自元寺にもお立ち寄りください。白州は清流と緑が美しく、真夏でも風が涼しい良い場所です。

【5月23日の坐禅会について】

明日の坐禅会は開催致しますが、出入り口での消毒、窓を開け、間隔をあけての坐禅、お茶・お粥など飲食は中止して行いたいと思います。

直前のご案内ですが、お許しください。

6月以降の坐禅会・ヨーガなど諸行事予定は講師の方々と話し合い、開催準備が整い次第、お知らせいたします。

30分ほどの坐禅、朝のお勤め(読経)、7時半頃終了予定、途中参加、退出も可能です。
参加費無料、持ち物不要です。動きやすい服装でお越しください。
初めての方は事前に連絡を頂きますとスムーズです。

ご意見、お問い合わせもお気軽に。
お待ちしております。

馬場美濃守信房公菩提所
白砂山自元寺
山梨県北杜市白州町白須1364
0551-35-2245(Fax兼)

【6月27日】450周年式典規模縮小のお知らせ

このような折、皆様いかがお過ごしでしょうか。
当寺におきましては、全ての方々の健康を守るため、令和2年(2020年)6月27日(土)に予定しておりました自元寺450周年式典の規模を大幅に縮小することといたしました。

(1)開創450年記念法要は、関係者のみで執り行います

(2)小和田哲男先生の講演会は、2022年春以降に延期いたします

これまで、どのような形で法要を行うのが最善か、検討を重ねて参りました。
そして、この度は皆様のご健康を優先したく、規模縮小という決断をさせていただきました。

法要については、少人数の僧侶と総代・実行委員会等代表のみの参列とし、密集密接を避けて執り行います。

檀家の皆様、近隣の皆様、自元寺とご縁のある皆様のために、参加者全員で心を込めて御祈祷いたします。

また『小和田哲男先生講演会』は、2022年春以降に延期して開催いたします。先生にもご快諾いただけましたため、その折には安心してご聴講いただける環境を整えて参ります。

講演会の具体的な日程は未定ですが、今年末から始まる、庫裡(くり)の耐震補強工事終了後の落慶式に合わせての開催を予定しております。工期は1年程度のため、2022年春~初夏にかけての時期になるかと存じます。
どうぞ、楽しみにお待ちください。

◇改めまして、延期についてのご挨拶

当寺といたしましても、今回の式典がこのような形での開催になることを、とても残念に思います。開創より450年を迎えられたことを皆様とお祝いし、これからの寺院の在り方にむけて考えるよき節目となるよう、これまで関係各位と準備を進めて参りました。今まで自元寺を支えてくださった皆様はもちろん、馬場信房公と所縁のある方々との新しい出会いにも期待し、その日を迎えることを楽しみにしておりました。

結果として規模縮小という判断をさせていただきましたが、山梨県の緊急事態宣言が解除となったことは、光明と感じております。

人と人とが直接出会うのが難しい状況は、まだしばらく続くかもしれません。自元寺はこれからも ”一人ひとりがつながることのできる「おらが寺」” を目指し、皆様とのご縁を大切にしていきたいと考えております。

自元寺は、個人でのお立ち寄りも歓迎いたしております。
また、このような折ですので、お心の内に一人で抱え込むのではなく、当寺までお気軽にご相談いただきたく思います。
このような時期こそ、皆様の身近な寺として、地域、社会、そして個人を支えて参ります。
どうぞ、これからも自元寺をよろしくお願いいたします。

【6月27日】自元寺開創450年記念式典のお知らせ

自元寺は、令和2年(2020年)に開創450年の節目を迎え、同年6月27日(土)に記念式典を挙行予定です。

大変大きな節目であり、皆様にも喜んでいただける良い式典にしようと檀家の皆様にもお力沿えいただき、私どもも準備を進めておりました。

しかし新型コロナウイルスの状況によっては、式典の延期や縮小も視野に入れております。

最終的な開催の可否は5月中旬以降の総代会にて決定し、改めてお知らせいたします。ホームページ・SNS等のお知らせをご参照いただくか、又はお電話等にてお問い合わせください。

会場 白砂山自元寺(北杜市白州町白須 1364)

<日程>

午前10時30分 開場

午前11時~   小和田哲男先生講演会(90分)

― 昼食 ―

午後1時30分~ 開創450年記念法要

午後3時      終了予定

昼食のお弁当、ご祈祷お守り(美濃守-みののまもり-)は事前にお申し込みをお願いいたします。詳細はメール、FAX、電話にてお問い合わせください。

お問合せ先:自元寺

【電話】0551-35-2245(FAX兼用)  

【携帯】090-8846-3033(山﨑) 

【e-mail】jigenji1570@outlook.jp

前回お知らせいたしました小和田哲男先生講演会に引き続き、開創450年記念法要、馬場信房公の報恩供養もお勤めいたします。

国内外問いません。馬場美濃守公と縁ある方からのご連絡をお待ちいたしております。血縁・所縁有る方と縁を一層深め、記念式典にもご参列いただきたいと住職・総代・檀信徒一同、切に願っております。

また、今回の記念式典に際し、特別なお守り「美濃守ーみののまもりー」を作成いたしました。

信房公は戦上手の武将で、70回近い戦いでも一度も傷を負うことがなかったといわれております。敵方信長の記録である『信長公記』においても「馬場美濃守手前の働き、比類なし(比べるものがいないほど素晴らしい働きだった)」と書かれるほどでした。
また、城づくりにも携わった智勇兼備の武将であり、武田三代に一途に仕えた忠義の人でもあります。
そんな馬場信房公にご縁の深いお守りですので、文武両道や一途にものごとに打ち込む功徳があります。
大事な仕事の時、試験の時、試合の時など、ぐっと踏ん張りたい時に、そっと懐に忍ばせると信房公が力を貸してくれるのではないでしょうか。もちろん住職も心を込めご祈祷いたします。

最後に、この度の新型肺炎にてお亡くなりになられた皆様に対しご冥福をお祈り申し上げます。また罹患された皆様、苦しまれていらっしゃる皆様にお見舞い申し上げます。そして、医療現場で働く方、日常生活を支える全ての方に感謝申し上げます。

一刻も早くこの状況が収束し、皆様が安心して過ごせる日が一日も早くやってまいりますよう、心よりお祈りいたします。

4月4日「釈尊降誕会(お花祭り)・大般若会」は規模を大幅に縮小します

コロナウイルスの感染拡大を受け、4月4日に予定しておりました「釈尊降誕会(お花祭り)、大般若会」は規模を大幅に縮小し、関係者のみで執り行います。

(1)法話・昼食会・梅花講・御詠歌は中止いたします。
(2)大般若会ご祈祷は、総代のみご参加いただき実施致します。

先だって町内の檀信徒の皆様には書面にて、町外かお申し込みの方には直接、規模縮小のご連絡をいたしました。

御祈祷致しましたお札は、白州町内は総代・役員さまにご配布いただく予定です。町外の檀信徒の皆さまには郵送にてお送り致します。

webをご覧になりご参加を検討なさっていた方は、ぜひ来年ご参加下さい。

今年の釈尊降誕会(お花祭り)と大般若会も、皆様に大変楽しみにしていただき、100名を超える参加申し込みをいただいておりました。しかし、新型コロナウイルスが感染拡大をしている今、ご参加いただく僧侶・檀信徒のみなさまの健康を考えますと、イベントの中止を決断せざるを得ませんでした。大変残念です。

ですが、例年のごとく皆さまにとってこの1年がより良きものでありますよう、心を込めてお祈りいたします。

皆さまコロナウイルスに関して様々な噂を耳にすることと思います。不安が高まる時期にはデマも多く飛び交います。気になる情報が出たときは「情報の出どころはどこか」を立ち止まって考えてみてください。自分自身をデマから守れ、デマの拡散元になる事も防げます。ぜひ下記のリンクもご利用下さい。

【厚生労働省ホームページ】https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

【山梨県ホームページ】
https://www.pref.yamanashi.jp/koucho/coronavirus/info_coronavirus.html

【北杜市ホームページ】
https://www.city.hokuto.yamanashi.jp/docs/11498.html

【首相官邸ホームページ:新型コロナウイルスお役立ち情報】https://www.kantei.go.jp/jp/pages/coronavirus_info.html

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お時間のある方のためのコラム
「大般若会(だいはんにゃえ)」について少しご説明させていただきます。
大般若会とは、大般若経というお経の本、600巻を転読しお札をご祈祷し、皆さんの安寧を祈る法要です。転読とは、お経本をパラパラと縦横に振ることにより、そのお経を読んだと同じ功徳があるとされている作法です。

(岐阜県恵那市 林昌寺。転読の様子がよくわかるので動画をお借りしました)

この大般若経には、ある有名な僧侶が関わっています。西遊記で有名な「玄奘三蔵」です。この大般若経は、玄奘三蔵が4年余りの歳月をかけ翻訳を行った経典で、数ある経典の中でも最大規模と言われています。

法要というと、亡くなった方の安寧を祈るものというイメージがあると思いますが、この「大般若経」は、世界平和と、今生きている皆様が1年息災に過ごせるように行うご祈祷です。ご祈祷札を受け取られた方が一年息災に過ごせ、来年は自元寺にてご参加いただけることを心より願っております。
参考 曹洞禅ネット https://www.sotozen-net.or.jp/