自元寺の裏手の森で開催するイベントをご紹介します。一緒に八ヶ岳の森を守ってみませんか?近隣の森数カ所で開催され、ここ「自元寺の森」でも継続開催予定です。
「やつ森 inみんなのテラコヤ ~月1回からの森林浴。見て・触って・手伝いながら、カラダで動いて学び合う。 倒木の森から生態系の回復を目指す森づくり活動 ~
イベントの詳細・持ち物はFBイベントページからご覧ください。
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参加申し込みもこちらから。
https://fb.me/e/1DXnf1U4N
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7/19(火)
自元寺裏手の森にて
【タイムテーブル】
9時~11時 一部
11時~12時 ランチ(各自で弁当持参)&勉強会(座学)
12時~14時 二部
15時~12時 おやつ(各自で持参)&勉強会(座学)
15時~17時 三部
<一部・二部・三部で自由参加>
・生態系の回復を解説(明治神宮の森づくりの事例から、常緑広葉樹の森づくりを目指します。)
・作業の方向性と全体像の解説
①倒木処理と薪づくり
②森の土壌改良(通水生・通気性を高める穴掘り&溝掘り)
③森の中の路作り(森の土を踏み固めないように)
④木の植え替え・密植
・実際に作業を手伝って体験
<座学>
・森の倒木処理と薪を買わない集め方
・森の土中改善
感染症予防のため、八ヶ岳周辺在住の皆様を対象にしています。域外からご参加希望の方は必ず「参加条件」をFBイベントページでご確認下さい。
山暮らしに興味のある方、新しく山林を管理することになった方、こちらのイベントに参加していただくと、実際の山の手入れについても学べます。山が好きな人たちとも出会うことができるかもしれません。仲間がいると山のくらしはもっともっと楽しくなります。
薪ストーブをお使いで、薪が欲しい方もぜひご参加を。薪づくりから参加できる機会はなかなかありません。冬に「この薪は私が割ってつくったんだ。」と誇らしい気持ちになれるかもしれません。ただし、春~夏の時期は木が水分をたっぷり含んでいるので、できれば乾燥期間を長めにとって来年以降に使うと良いかもしれません。
余談ですが、林と森の違いを知っていますか?
農林水産省の定義によると、「森」は自然に茂ったもので、「林」は人工的に植えられたものだそうです。「自然に茂った」といわれていますが、ほったらかしで自然に美しい森になるわけではありません。
森を健康に保つには、人の手が適度に入ることが必要だといわれています。木を建築材料や燃料として多く使っていた時代は、人が森に入り手を入れていました。燃料として木を持ち帰ったり、建築材料として適度に伐採されていたので、「森の手入れ」を意識をする機会が少なかったのです。
現在では木が以前ほど使われなくなり、人の手も入らなくなったことで森が荒れてきているといわれています。林道を走っていると枯れた木が何本もそのままになっている森を見かけることもあるでしょう。
八ヶ岳周辺は植生の単一な森が多いので、例えば虫害などが起こると森全体が一気にダメージを負ってしまうのです。
「やつ森」ではたくさんの種類の木が生える「雑木林」を目指しているそうです。たくさんの種類の植物と、そこに住む生き物。「多様性」は森も強くします。人間たちはそのお手伝いで、倒木を片付けたり、水はけをよくするための溝を掘ったり、ふかふかな土で木が育つよう手を入れます。
学べて、体も動かせて、仲間づくりができて、薪のお土産までついてくる。
とてもお得で楽しいイベントです。八ヶ岳の自然を愛する皆様に、ぜひご参加いただきたく思います。